大和市鶴間の銭湯つるま湯は壮大かつ芸術的な昭和レトロ公衆浴場だった!

大和なでしこスタジアムでのトラック練習の汗を流しに、大和市鶴間の銭湯「つるま湯」へ行ったレビュー。

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小田急線鶴間駅から徒歩4分!

つるま湯の最寄駅は、小田急線鶴間駅

鶴間駅東口を出たら線路沿いに約300m徒歩約4分のところにある駅から近い銭湯だ。

鶴間氏大和の銭湯「つるま湯」の外観
住宅街の中にある要塞の如く大きな建物が銭湯「つるま湯」だ。
(2022年6月撮影)

鶴間駅は各駅停車しか停まらないが、一駅隣で急行が停まる、かつ相鉄線も通る大和駅からだと徒歩約27分(距離約2.2km)だ。

(意外と駅間があり、遠かった。)

15時から営業開始!

つるま湯の営業時間は、

15時~23時。

定休日は毎週月曜日だ。

鶴間氏大和の銭湯「つるま湯」の玄関
いざ入店!(2022年6月撮影)

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下駄箱から男女が分かれる昔ながらの番台式!

玄関に入ると、傘用ロッカーが目の前にある。傘を寝かせて突っ込むタイプの傘ロッカーだ。

鍵がないロッカーがちらほら見受けられるので、鍵を持って帰る輩がいるようだ。(けしからん#)

で、その傘ロッカーに貼り紙があり、

「老人の入浴は入店後1時間以内に入浴を済ませて帰るように」

といった内容が書かれていた。

老人に冷たくないか?(?_?)

と、読んだ時に一瞬感じたが、きっと

コロナに感染しないよう、速やかに入浴して帰ってね。

という心遣いであろう。ちょっと言葉が足りないかもしれない。(^^;


で、下駄箱から男女が分かれるので、昔ながらの番台式と窺い知れる。

左が女湯で下駄箱の数字は、右が男湯で下駄箱の数字はだ。

下駄箱は大きめで、小生のNIKE厚底ランニングシューズ28センチ(US10)は余裕で収まった。

こんな下駄箱、なかなかないw。

(いつも扉が閉まるかドキドキしてる)


下駄箱の鍵はレトロな木札。引き戸を開けて店内へ。

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東京銭湯のように坪庭に縁側があるが、トイレは洋式にリフォーム済み!

番台に座っているおじいさんに「いらっしゃませ」と声をかけられ、

入浴料金490円現金で支払う。

風呂に入る前にトイレに行っとこう。

掃き出し窓を開けると縁側があり、坪庭がある。

東京銭湯の十八番とも思われる坪庭が、神奈川県のつるま湯にもあったのは驚きだが、少々殺風景な感じ。

(あまり庭園に力を入れてないみたい)

で、トイレは縁側の端にあったが、和式でなく、洋式

しかも、新しくて綺麗。(*´▽`*)

トイレの個室ごとリフォームしたみたいで、新築の匂いがするw。

脱衣所はレトロ。鍵がないロッカーが散見される。

でも、脱衣所の方は時が止まったかのように昭和レトロなままの脱衣所

外壁側に14列3段の壁面ロッカーと、7列2段の中置きロッカーがある。

また、四角いテーブルとそれを囲むように椅子が4つ(麻雀を囲んでるみたいw)

そして、大きな扇風機「必らず付けたら消すように」と書いてあるが、送り仮名間違えてるw)茶色の革張りマッサージチェアがある。

マッサージチェアは、背もたれからハンバーガーみたいな手が4つ出てるけど、平井堅の大きなノッポの古時計状態のようだww。

その他、洗面所は1つあり、小型ドライヤーが1機備え付けてある。(料金は20円と標準的)

以上、昭和レトロな家具調度品だが、体重計はレトロな秤式でなく、デジタルになっていたw。

あと飲料の販売もあり、アルコールも取り扱っている(ビール270円)。

さて、どのロッカーにしようかな。( ˘•ω•˘ )壁面の3段ロッカーは、その上が常連客の浴用品置き場になっていた。(つるま湯には貸しロッカーなし。)

中置きの2段ロッカーの天板上は、団扇が置いてあるだけ。着替えなどの荷物が多い銭湯ランナーとしては、天板も使える中置きロッカーの方が使いやすいので、こっちのロッカーにしよう。

が、

ロッカーの鍵に付いてるのはゴム紐⤵︎。

前の客が使って湿っているのが、プチ潔癖としてはイヤ(||゚Д゚)

なので、乾いてるゴム紐が付いてるロッカーを探して使った。

ロッカーも玄関の傘ロッカー同様、鍵を持ち帰る輩がいるようで、鍵のないロッカーが散見される。

ランニングウエアを脱ぎ捨てたら風呂へ!

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シャワー付きカランは6席だけの公衆浴場!

浴場への扉は半自動ではなく手動なので、隙間がないよう注意深く閉めるw。

つるま湯の洗い場は、女湯側の壁に6席・外壁側に5席・島カランが5席×2列で、トータル21席ある。

で、シャワーがあるのが、

女湯側の壁の6席だけ

他はカランのみだ。

島カランに至っては鏡すらない。

まさに衛生を維持する公衆浴場といった感じを受けた。


幸いにも訪れた時は混んでなかったので、シャワーのある女湯側のカランにシットダウンできた。

シャンプー・ボディーソープの備え付けはなし!

シャワーの水圧・温度ともに申し分ない。

つるま湯はシャンプー・ボディーソープの備え付けはないから持参が必要だ。

カラダを洗いながら浴場内を見渡す。

鏡やカランは年季が入ってるが比較的綺麗。タイルの目地の黒いカビは、営業年数からして致し方ないか。(昭和41年創業😳)

そして、東京銭湯みたいに高い天井は、白い板にブルーの柱・梁や窓枠。

これら、最近塗り替えたのか?剥がれやカビもなく、とても綺麗だ。


一方、背景にある富士山のペンキ絵は、男湯女湯にまたがる壮大さはあるが、所々剥げて老朽している。(-_-;)

しかし、ペンキ絵の下には、庭園の池に泳ぐ錦鯉が描かれて焼かれたタイル絵がある。これはペンキ絵と違って、色褪せずに健在だ。

加えて女湯側の壁には、アルプスの湖畔みたいなモザイクタイル画もある。これも劣化せずに健在だった。

これら3様の絵は統一感はないけれども、つるま湯をアーティスティックに彩っていたw。

カラダを清めたら風呂だ!

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ガリウム石浴槽でラジウム温泉同様の効能!

つるま湯の内湯は2種類の浴槽に分かれる。まずは大きい方の浴槽へ。

こちらは、ガリウム石なるものを浴槽に用いている風呂だ。

これにより、ラジウム温泉と同様の効能になるという優れもの。(◎_◎)

(こりゃすげぇ。けど体感してもよく分からねぇ・・・)

お湯の温度は?というと、壁の水温計は42度を示すものの、体感的にはぬるく、40度ほどではなかろうか。

けど、熱湯コマーシャルが苦手wな小生には心地よい。好きな温度だった。(^^)


さらに床からは、バイブラ気泡がブクブク沸き立っている

ガリウム石&バイブラ気泡の効能か、ぬるい湯温でも結構カラダが温まった。(*´∀`*)


ちなみに、このガリウム石浴槽は大人4人が横並びで入れる幅で、体育座りでちょうどいい深さだった。

威力を収束させた超音波ジェット砲座風呂!

さて、ガリウム石浴槽の隣は、

超音波ジェット座風呂が2席分。

足裏・ふくらはぎ・腰・背中に左右2条のジェット水流が、わがままボディーにぶち当たる!のだが、

水圧が強い!

(たまに痛みを感じるほど!)


大分水流が収束して圧力高めだけど、先日行った丸子温泉にあった、撫でられてるかのような弱い水圧のジェット座風呂より全然いい♪。

水温計は46度を示していたけど、全然熱くない。やっぱり40度くらいでぬるいけど、強力ジェット水流により血行が促進され、ポカポカだ。(*´∀`*)


ちなみに、壁に超音波座風呂を紹介(解説)したイラストがある。婦人が座風呂に座ってる絵は、そこそこリアルな画風で乳頭付き❤。こりゃぁ、純な青少年は要注意だ。

また、この座風呂エリアは水深が90センチくらいで深いってことも、ピュアな青少年には注意いただきたい。

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サウナ・水風呂・露天風呂はない!

つるま湯には昭和レトロ銭湯らしく、

サウナ・水風呂・露天風呂はない。

立ちシャワーすらない。

なので、カランから風呂桶に水を溜めて浴びる、という温冷交代浴をかます。

カランの水はそんなに冷たくないけど、ないよりマシという感じ。浴びた後はカラン前で休憩。

ちなみに、タオルを湯舟に入れないのは銭湯マナーとして当然だが、「タオルを浴槽の縁にも置くな」という趣旨の注意書きがあった。


というわけで、お湯の温度はぬるいながらも、強力ジェット水圧やガリウム鉱石などで温まることができた。そして温冷交代浴も行い、風呂を出た。

いやー、気持ちよかった!(*´▽`*)

トイレや浴場の壁板や梁など修繕されてるので、末永く営業いただきたい。

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