横浜・戸部の萬歳湯は熱湯風呂の超絶ディープな昭和レトロ銭湯だった!
三ツ沢公園陸上競技場でのランニング練習の汗を流しに、横浜市西区中央1丁目にある銭湯「萬歳湯」へ行った時の記録。
戸部駅から徒歩6分!
萬歳湯の最寄り駅は京急本線の戸部駅。戸部駅から徒歩約6分(距離約450m)と近い。
立地的には他の路線からのアクセスも可能。
次いで近いのは相鉄線の平沼橋駅。徒歩で約9分(距離約650m)だ。
そして横浜市営地下鉄ブルーラインの高島町駅からも萬歳湯は行ける。少し遠くなるが、徒歩約13分。距離にして約1kmだ。
となると、「JRはないの?」となるので一応ご紹介。JR京浜東北線・根岸線の桜木町から萬歳湯は距離で約1.7km離れてる。徒歩だと約22分だ。ご参考まで。
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外観からして昭和レトロ銭湯!
萬歳湯の営業時間は、14時30分から22時。
また定休日が土曜なので、注意が必要だ。
玄関から男湯・女湯が分かれる番台式であることを容易に創造させる入り口。
やはり萬歳湯も右側が男湯だ。
(右が男湯のパターン多し。なんでやろ?)
玄関に入るとコンビニみたいに、
ピンポン♪ピンポン♪
とチャイムが鳴る。
客が入店したお知らせだ。
こんな銭湯、何気に初。
下駄箱は「おしどり」と書かれた木札の鍵(「おしどり」なんて初めて見る)。
なんにせよ、昭和レトロだ。
小生のNIKE謹製厚底ランニングシューズ28センチはギリギリ収まった。萬歳湯の下駄箱は、高さと幅は余裕があるのだが、奥行きが少ない。
手動の引き戸を開けて、店内へ!
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○○屋敷みたいなorビレバンみたいな脱衣所!
店内に入ると、
(◎-◎;)!!
番台にいるはずの人がいない!
番台には簾がかかってる。。。
これはもしや三軒茶屋の弘善湯みたいに、番頭が晩飯食いに行ってるパターン?と思いきや、
ソファに座ってTV見てた芦屋雁之助みたいなおやっさんが「いらっしゃい」と。
その人が座ってる前には、お釣り用のコインケースがある。
どうやらこの人が店主。
番台でなく男湯の脱衣所に居座ってるようだ。
入浴料金490円を現金支払い。
ちなみに来る途中、まいばすで5千円札を買い物で崩しておいてよかった。きっと五千円札で払ってもお釣りは出てくるはず。
番台形式だと、「見られて嫌だった」いう女性クレームがあったのかどうかは知らないが、
店主の座っている空間を見ると、大分長い年月男湯で店番していて、根城が出来上がっているw。
ていうか、言葉悪いが・・・
五味屋敷みたいにいろんなものが堆く置いてある。
店主が座ってる4シーターくらいの長ソファは店主が独占してる。
ソファ前のローテーブルもモノで敷き詰められている。なおかつ、堆く積まれて山の天辺にはマスクの箱。常連客が「くれ」と言ってた。
で、テーブル向こうに店主と向かい合うように、もう1台ソファがある。昭和風のカバーかけられている。座って店主と談笑できそうな雰囲気だ。
萬歳湯は飲料水の販売あり。アルコールも冷やしてある。風呂上がりに店主と飲みながら談笑できそうだ。
てか、番台脇に冷蔵庫に入りきらなかったビールの箱も置いてあったw。
男湯の脱衣所の半分くらいが、この店主スペース('A`)。
ロッカーは外壁側のみ。女湯側にはロッカーなく、中置きロッカーもない。
で、脱衣所の半分くらいが店主スペースだから、
使えるロッカーは8列くらい。
4段ロッカーだが1番下は鍵なし。鍵付きは上3段だけ。まー、そんなに混まないと思うが。
昭和レトロだから脱衣籠もある。ロッカーでなく、脱衣籠を使っている客もいた。
ところで萬歳湯にはトイレは見当たらないなぁ?
尿意も便意もなかったのが幸い。期待してはいけない。
ランニングウエアを脱ぎながら、周囲を見回す。
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発見が絶えない脱衣所!
さすが昔ながらの昭和レトロ銭湯らしく、格天井。
柱の掛け時計は、大きなのっぽの古時計みたいに振り子は止まっていた。
ザ・ワールド!
by di〇
ロッカーの上には、観葉植物の鉢がずらりと並ぶ。ランとかあった。
あと、ヨドバシのネット通販で買った家電の段ボールも置いてある(なんの家電だろ?これ?)。
TV下にルンバがあった(ここは昭和レトロじゃない)。
TV台のラックには、蚊取り線香のほか、G用殺虫剤スプレーが置いてある。
出るよねー、絶対出る出る!こんな感じなら。
萬歳湯でGに遭遇したくなければ、冬に訪れることをおススメする。
※「G」とはジャイアンツのことではない。
洗面所が女湯側の浴場前に1台。そばにドライヤーが1機あり(価格は3分20円と標準的)。
さて、ランニング後だから体重を測ろうかな。
ロッカー脇のデッドスペースに昔ながらの秤タイプの体重計がある。
が、針が曲がってる!
これじゃ体重が分からん!
てか、高身長なんで針が曲がってなくても正確に体重読めないんだが。
しかし!ロッカーのない女湯側の壁は姿見になっているが、床に別の体重計が2つある!
デジタルで体重表示されるやつと,料理の計量器みたいな針がメーターみたいに振れるやつ。
代わりの新しい体重計あるなら、
捨てればいいぢゃん!
デジタルの方に乗ってみたが、操作方法がよく分からない(;´Д`)。
ピコピコ押してたら、店主が使い方を教えてくれた!
ちゃんと店内は見てくれてるようだ。
おかげさまで無事体重を測れた。
そばにはシングルラックがあり、ハンガーもかかってる。タオルもぶら下がってるが、コートや上着をかける用のハンガーにもなりそうだ。
ロッカーは標準的な大きさ。仕事帰りのスーツ&ブリーフケースは多分入らない。
ロッカーの扉には、「月水金土 消毒」と、「火木日土 消毒」と書かれたパウチが貼ってある。
要は消毒をする曜日が2種類に分かれてるようだ。
潔癖の方なら土曜日がオススメ。土曜なら全ロッカー消毒される!と解釈した。
てか、潔癖だったら来ちゃいけない。
いや、無理だよwww。
ウエアを脱ぎ捨て、鍵をかける。鍵はもちろんカールコードでなくゴム紐。
プチ潔癖としては、湿ってないゴム紐が付いているロッカーを探してチョイスした。
ただ、ゴム紐の輪が大きい。腕に通してもゆるくて落ちてくる、ていうくらいの輪っかの大きさだった(これはこれで紛失そうで怖い)。
さぁ風呂だ!
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シャンプー・ボディーソープは要持参!
浴場への引き戸を開ける。
正面の島カランはなんと!?
半分がタライやブルーシート、風呂や椅子や桶が重なって、カランが使えない状態!
島カランで使えるカランは5つくらい。
しかもシャワーなし。
島カランはもはや望み薄だ。
女湯側はカランが6つ、反対の外壁側はカランが5つでシャワー付き。
さらに両端はホースタイプだ。だから壁側のカランに座った。
萬歳湯にはシャワーやボディーソープの備え付けなし。
持参が必要だ。
鏡は水垢とかなく、まだ使える。シャワーの温度や勢いは問題なしだった。
萬歳湯で「いいな」と思ったのが、シャワーの上に物干し竿を左右に吊っているから、そこに浴用タオルをかけることができること。
手作りだけどこれGOOD!(・∀・)イイネ!!
カラダを清めたら風呂へ!
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お風呂のお湯は熱い!
背景画下の内湯浴槽は一つ!
そして白湯だ。
シンプル!
浴槽に足を入れると、
熱い!!
壁に水温計を見ると、46度!?だった。
ホントに「46度」だったらお湯に入れないない。足の爪が浮く感じもあるけど、体感的には43〜44度ではなかろうか。
や、それでも熱い!!
一応、浴槽内に蛇口が2箇所あるから、水で薄めても良さそうだ。
浴槽内は段差があるけど、浅くて体育座りでちょうどいい深さ。
熱さに我慢して浸かりながら、浴場内を見回す。
突き当たりの壁には、富士山のペンキ画。
「2021年5月」の日付けが記してあるから、割と最近塗り直しされたものだ。
そしてペンキ絵の下には、アルプス湖畔のモザイクタイル画。
この2つの取り合わせのコンセプトとかは、気にしないことにしたw。
天井は都内の宮造銭湯と同じく高い。また白壁なのは同じだが、違うのは梁や窓枠が緑色だった。
梁や窓枠も背景画同様に、最近塗り直されたのか?剥げやカビは見受けられず、綺麗だった。
女湯側の壁にある鏡の上部には、金魚のモザイクタイル画。
床のタイルは虹色のタイル。
カランなどは割と年式が古そうだが、内装自体は割と綺麗で、清潔感ある感じ(島カランの物置と化しているところを除けば)。
シンプルな白湯浴槽だが、実は外壁側からはジェット水流が3席分、噴出している。
(浴槽自体は大人5人が横並び、向かい合えば10人くらい入れそうな広さ)
ジェット水流は、背中の左右2条と腰1条にヒットする。
水圧は弱くなく、程よい強さで心地よい。
ちなみに浴槽の縁に頭を預けると、丁度ジェットが菱形筋に当たり、気持ちよかった。ε-(´∀`*)
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サウナや露天風呂はないザ・公衆浴場!
萬歳湯には巷でブームのサウナはない!
よって、水風呂もない!
そして、露天風呂なんかもあるはずない!
ただ、外壁側の脱衣所側に立ちシャワーが一つある。
ブースのように壁で仕切られてないがホースタイプ。水も出るから、ここで熱湯風呂との温冷交代浴をかまして、風呂を出た。
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店主がまさか!?の行動
風呂を出て着替えていると、
女湯とを隔てる壁は割と低くて、壁の上から女湯に置いてあるだろう観葉植物やススキが見えた。
もし、185センチくらいの身長だったら・・・
と考えたが、馬鹿らしくてやめたw。
若い女子が来るなんて望むべくもない。。
お、綿棒が置いてある!
お耳の垢がウエット派の小生としては、ポイント高し。ありがたく拝借。
そんなこんなで着替えてたら、
なんと!?
店主が紙巻きタバコに火をつけて、吸い始めた!
マジか!!
萬歳湯は、嫌煙家にはお勧めできない銭湯になったが、愛煙家だったら店主と脱衣所内で一緒に一服できそうだ。
あと、店主はマスクしてなかった。
もはや、店でなく自分の家と化してるな。
この横浜市西区エリア、近くには記念湯や旭湯など3軒銭湯があるが、入浴料金が同じなので、この万歳湯を選ぶ理由はなんだろうな?
とはいえ、背景画も塗り直しているので末永く営業していただきたい。
完