自分のルーツを辿り再確認するランニング旅(社会人1~2年目)
今回の記事は社会人1・2年目に住んでいた練馬までランニングで向かい、思い出に浸る私的回顧録です。加えて閉園するとしまえんと練馬の銭湯も紹介します。
練馬駅までランニング
246~世田谷の住宅地を潜り抜け下高井戸まで走る
今日も日帰りランニング旅。装備は前回とほぼ同じ。
家を出て走り出す。246で二子玉川へ向かう。
今日も気温35度の危険な陽気。最短ルートで練馬までたどり着きたいため、GoogleMap推奨ルートで走ることにした。
世田谷通りにぶつかったら、GoogleMapは細い路地を推奨してきた。従って進むと住宅街を潜り抜けるルートのようだった。
Googleさん、すげールート、推してくるな(不審者じゃありませんよー)
その後も世田谷区の住宅街を走り抜ける。経堂を過ぎると、赤堤を抜け、下高井戸に辿り着いた。入り組んだ道をスマフォを参照しながら走ったので、もう1回来ても道に迷うだろうな。
杉並区を走り抜け、環七へ
歩道橋を渡り、都道427号(瀬田貫井線)を永福町駅へと走る。
永福町北口駅前に大勝軒があったが、店前に行列ができていた。店内も密そうだった。うまいのかな、などと思いながら永福町北通りを北上する。
そして永福町駅から走り出して1kmちょっとで、なんと陸上競技場に辿り着いた!
トラックでは近くの中学生だろう。部活をしていた。近くにこんなタータンのトラックやフィールドがあったら最高だな、と思い、僕もトラックを走りたいという考えが浮かんだが、中学生に負けてしまうのと、練馬までまだ距離があるので先を急ぐことにした。
そういえば高校の近くにもタータンの陸上競技場があり、そこで練習していたので、あれはあれで恵まれた環境だったのだろうな。
選手としては大成しなかったけど。(環境だけじゃダメだ)
てか、三段跳びだけど(トラック関係ない)
和田堀公園第2競技場を抜けると、都道428号線(荒玉水道道路)を北上し、ついに環七に合流。下高井戸から環七まで杉並区を走り抜けたけど、お寺が多かったな。
環七を北上し、練馬駅へ
高円寺で走るのをやめて古着屋を回るのもいいかな、暑いし。という考えもよぎったが初志貫徹。練馬を目指して環七を北上する。
練馬区に入ったら都道442号線(北町豊玉線)に入る。練馬駅はもうすぐだ。
住んでいたアパートと閉園するとしまえんを見る
練馬駅から住んでいたアパートへ向かう。
練馬に来たのは十数年ぶりだろうか。駅南側は昔から繁華街であまり変わってないなと印象。北側はバスターミナルに病院が建っていてすごくきれいなんだけど、北側は全然覚えてないな。多分変わったんだろうな。
練馬に住んだのは、勤務地が北区西野川で、当時住んでいた大学の近くだと遠かったので引っ越しを決意。練馬に住みたいわけじゃなく、池袋の不動産屋に紹介された物件で決めたのが練馬だっただけ。
ちなみに引っ越し後数か月で、勤め先が調布市に移転したので、引っ越さない方がよかった。(悔)いや、移転話は聞いていたはずだけどな、引っ越す必要なかったのになんだでろ?
で、西武池袋線は殺人的に激混みだけど、池袋から5駅で近いから各駅停車で十分な練馬は、栄えていて八王子の山奥に住んでいた僕には魅力的だった。(これが引っ越しの決め手かな)
東京に来たからには23区、電話番号が03だぜ!
とはしゃいでいた気がするが、すんだのはすげー古いアパート。全然都会っぽくない。
築25年を超える1階に2部屋の2階建て木造アパート。畳みに砂壁、押し入れ(エアコンはあった)。バス・トイレ別だけど、トイレは和式。THE 昭和な設備・内装だ。
だけど1DKで広い。畳6畳、ダイニングキッチン4.5畳くらい。そして風呂・トイレ別、洗面所もある。面積的には広いのだ。そして駅から400mくらいで徒歩6,7分の近さ。しかも二駅(練馬駅・豊島園駅)利用可。
家賃も安くて予算内。そう、古さだけなのだ。
この古さについても、僕の生家も砂壁・畳だったし、大学時代にマージャンや飲み会で溜まり場になっていた友人の家も同様に、砂壁・畳の古いけど広い2kだったのでそれほど抵抗感はなかった。だから引っ越した。
でもね~
というのはのちほど。
住宅街の細い路地に入り、当時住んでいたアパートに辿り着いた。
奥の民家が大家さんで、毎月家賃を持って行ったな(銀行振り込みでない)。住んでいたのは老夫婦で、納めるついでに居間で少しおしゃべりして、帰りにビールくれたりした。そういうふれ合いはきらいじゃない。
アパート前の戸建てとアパートのわずかな隙間を入っていく。奥が僕が住んでいた102号室だ。改めてみると、引っ越しの時、よく家財が通ったな。洗濯機は家の外に置くタイプだったんだけど、ぐるっと回って玄関の反対側に洗濯機置き場だったから。まぁでも、洗濯機もこの隙間を持ち運んだからな。
てか雑草が繁殖していて玄関があるなんてわからんだろう。
覗き見ると僕が住んでいた奥の部屋は雨戸が閉まっていた。ポストに名前がないことをみると今はだれも住んでいないのだろう。
ともあれ、この隙間を入って部屋に出入りしていたのだ。ご覧の通り四方を住宅に隣接しているアパートの1階だ、日当たりなど望むべくもない。
この家に住んでいたことを思い出した順に書き連ねてみよう。
ゴキブリがすごい
初夏の引っ越し後、仕事から帰って家の玄関を開け電気を点けると・・・
サッ!!
と視界の隅をすばやく動く黒い物体。僕は嫌いなので遭遇の都度、駆除しています。
しかし!1匹2匹じゃない!
巣窟だ!!
勿論クスリなども置いていましたが、ダメでしたね。目が覚めると枕元にいたりもしましたね。上述大学の友人宅ではあまり遭遇しなかったのですが、1階だからですかね。(友人宅は2階建ての2階の角部屋だった)
ほかには砂壁なんでゲジゲジもいましたね、あれ、実家の記憶かな?とにかくゴキブリが多かったです。(冬は出ないのでいいんですが)
湿気がすごい
アパートの1階で下が土ってのもあると思いますが、湿気もひどかった。押し入れに物を入れていたらすぐカビが生える。
塀に囲まれ、住宅に隣接してるので風通しも悪かったですしね。
iMac DVのセージを買った
勤め先で仲良くなった元デザイナーみたいな人がいたんですが、僕がそういう方面に興味があることを知るとiMacを進めてきた。当時はすごく流行っていたのもあってボーナスでiMac DVを購入。MOドライブとともに。メモリーも増設したっけな。
昔のイラレやフォトショはフォルダコピーでアプリ使えたから、MOディスクで勤め先の人の持ってるイラレとフォトショをコピーしてもらって使ってた。OSX間近のOS9の時代。
今はもうMOディスクもドライブも廃れてしまったな。このiMacも途中修理して10年くらい使ったかな。
同僚とマージャン
勤め先の同僚とマージャンもやったな。男4人で卓を囲む(涙)
そう、練馬時代は彼女もできず(激しく涙)
でもこんな家に連れてきたら、ふられちゃってたかも。よかったんだよこれで。
あ、いや、2階に引っ越してきた女性が引っ越しのあいさつにクッキーを置いていったことがある。2階には女性が住んでいたのだ。
空き巣に入られた(未遂&逮捕)
玄関ピンポンされても基本出ません。居留守です。NHKや新聞勧誘などは出ない、相手にしないが一番です。夜の訪問で部屋に明かりが点いていたとしても、居留守バレバレでも、出ません!
ある休日の午前中、「ピンポン♪」がなりました。いつもどおり出ません。すると、玄関から窓の方に回ってきて「コン、コン」とするではありませんか(驚)
玄関ドアの左隣は居間の掃き出し窓があり、さらに建物に沿って角を曲がると腰高窓があり、その腰高窓を叩くのです。
僕(え、明かり点けてないけど、居留守ばれてるから出てこいってこと!?)
障子がしまっている、かつ屋外より家の中が暗いから、外から中は見えないはず。僕からは障子越しに人影が見えています。
するとドライバーのような突起物を出し、窓の鍵あたりにあて「ピシッ!」と窓にひびが。
僕(あ、これは家に入ろうとしているな(焦))
と思い、障子をガラッ!と開けました。
空き巣犯のおじいちゃんが
アワワワワッ
て腰を抜かしてました。
僕「なにやってんだ!」と叫ぶと、逃げ出したので、「まて!ゴルァ!」とはだしで追いかけ、
アパート前で組み敷いて確保
僕「どろぼうだー!!!」
と叫ぶと大家さんが出てきて、通報してもらい、逮捕。(この時、表に出てきたのが大家さんだけだったというのが、都会の闇)
その後現場検証、そして警察署で事情聴取。休日まるまる潰れてしまった。
空き巣犯のおじいちゃんは、南の杉並の方から家を荒らしながら、北上して練馬に入ったと思われる。杉並の方で被害が出ており探していたそうだ。
ということで事件協力の謝礼か分からないが、事情聴取からの帰り際、としまえんのチケットをもらった。
彼女いないのに、なに?この仕打ち
ということで契約更新まで1年くらいを残しながらも、僕は引っ越しを決意。早々に次の物件を決めました。引っ越しの日、最後に大家さんへ挨拶をしに行くと、少し寂しそうに
大家さん「引っ越しの理由は、やっぱりアレかい?」
僕「(空き巣のことと思い)そうです」
大家さん「そうか、残念だね」
僕「お世話になりました」
大家さんはいい人だったけど、この出来事があったんで次はオートロックの物件にしました。
引っ越しの手伝いに来てくれた母親が、
母「まぁすぐ引っ越すと思ったよ。あの部屋の押し入れの上の方、何か嫌な感じしなかった?」
僕(霊感なし)「!?(大家さんの『アレ』って空き巣のことじゃない?)」
と彼女ナシの僕に、実は同居人がいたのかいなかったのかは分かりませんが、その後「大島てる」で見てみたら何もありませんでした。
としまえんの最後を看取る
そんなアパートの思い出に浸りながら、2020年8月31日で95年の歴史を閉じるとしまえんへ行くことにした。
チケットをもらいながらも遊びに行くことができなかった、としまえんに。
遊びでなかったら行ったことはある。練馬に住んでいた時にとしまえんのフリマに出店した。家から近いから売り物の運搬が楽という理由で。
もちろん、ひとりで。
季節は冬。店番一人でトイレにも行けないから、めっちゃ接客して、ごり押しして、値下げして早々に売り切った。そしたら当日参加したいお姉ちゃんに(フリマは事前申し込み)声を掛けられ、場代を少しもらって僕のエリアを譲り、早々に引き上げた。
というくらいのとしまえんの思い出。友達や彼女でプールとか行きたかったなー。
北区滝野川に勤めているときは西武池袋線の練馬駅を使っていたけど、調布市に移転してからはこの大江戸線の豊島園駅を使っていた。大江戸線だと練馬駅より豊島園駅の方がちょっと近かったのだ。
この翌日にはとしまえんは閉園ということもあり、盛況だった。池袋線の豊島園駅はどうなるんだろう。
練馬区の銭湯「辰巳湯」で汗を流す
としまえんを見届けた後は、練馬駅周辺を少し走り銭湯へ向かうことにした。
練馬駅から近いところに区役所と警察署があるから、引っ越し時の各種手続きは楽だったな。
駅の東側のいかがわしい店を通り過ぎて銭湯を目指す。このいかがわしい店も結局行かなかったな。
僕が住んでいた時は駅の南側にも銭湯があって、入りに行ったことがあったんだけど、今や練馬駅近辺だと北側にある辰巳湯だけのようだ。
今日はトータル26kmくらいの走行距離だった。アパートやとしまえんでちょろちょろ走り回ったけど、練馬駅までだけなら22㎞くらいかな。
辰巳湯をレポート
支払は番台で・鍵は自己管理
券売機はないので、番台で入浴料金470円を支払い。下駄箱の鍵も自己管理だ。ロッカーの鍵も渡されない。
露天風呂・シルク風呂・薬湯がある
脱衣所でウエアを脱ぎ去り、いざ風呂場へ。シャンプー・ボディーソープの備え付けはないので、持参のもので体を洗って風呂へ。
まずはお湯が白いシルク風呂。超微細の泡によりお湯が白く見える。この気泡により身体があったまり、皮膚の毛穴に入り込んでの洗浄効果や、泡がはじける時のマイナスイオンなどが期待できるってやつ。
ついでボディージェットバスで、筋肉のこわばりをほぐす。
日替わりの薬湯というものがあり、この日はデボラ湖塩だった。
都内のお風呂らしく浴槽もこじんまりしていたけど、お風呂はまだほかにもあった。露天風呂があったのだ。石造りの雰囲気のある露天風呂。
コロナ下もあってかそれほど密ではなく、快適にお風呂に入れた。
辰巳湯の星評価2★★
都内23区のお風呂でこじんまりとはしているものの、露天風呂がある。脱衣所・お風呂場等は清潔感がありキレイ。
駅からも近く、練馬駅近辺では唯一の銭湯でもあるので頑張ってもらいたい。
練馬区の銭湯「辰巳湯」データ
営業時間
- 14時30分から24時30分まで(サウナ・露天風呂は24時まで)
定休日
- 水曜日
入浴料金
- 大人 470円
- 中学生 300円
- 小学生 180円
- 未就学児 80円(大人一人につき2人まで無料)
- サウナ料金 入浴料+300円(タオル別)
備品
- バスタオルセット(バスタオル・小タオル) 300円(レンタル)
- 小型シャンプー 30円
- ほか、ボディシャンプー、カミソリ、歯ブラシ、歯磨き粉、シェービングクリームなど。
お風呂の種類
- 露天風呂
- シルク風呂
- 日替わりの薬湯
- ジェットバス
- サウナ
- 水風呂
- 立ちシャワー×2
設備
- コインランドリー併設
アクセス
西武池袋線・都営大戸線「練馬」駅より約500m(徒歩約7分)
練馬の夜へ繰り出す
さぁ、辰巳湯でひとっ風呂浴びた後は、カロリー補給。
練馬は飲食店や飲み屋が多いけど、彼女ナシ・友達少ない・おひとり様レベルが高くない僕はほぼ自炊だった。アパートはガスコンロだったし。
というわけで食べ物系の思い出の店はほとんどない。一人で入ってたのはラーメン屋くらいかな。
まったく非リア充には練馬駅は楽しめない。住んでた時も休日は何してたんだろう。ダラダラ過ごしてたんじゃないかな。そういえば漫画喫茶にいったな。あとは通勤中は読書してたからブックオフとか行ってた。そんくらい。
何を食おうかと、さまよってたところ、「福しん」発見。深夜ここで食ったことあるな。あと福しんは池袋とか練馬エリアくらいにしかないから食べておこう。
生中と餃子6個の生ビールセットは500円でお得だな。飲みながら練馬に来たら、ニカタツブログで知った「山の」へ行こうと店を出る。
が、準備中の札がかかっており残念(看板点いているからやってた?)
と非リア充には厳しい練馬において、もはや一人で入りたい(入れそうな)店もなく。でも二郎系が食べたくて渋谷に行くことにした。
都営大江戸線に乗って青山一丁目で半蔵門に乗り換え渋谷へ。
そして結局、渋谷の凛でポン酢しょうゆ(野菜少な目・にんにくあり)で〆る。
おしまい