成増の初音湯は設置のシャンプー・ソープが無料で使える80年代ロマン感じるビル銭湯だ
各成増駅からのアクセス
初音湯は、東武東上線成増駅から徒歩約8分、距離約750mと近い
東京メトロ副都心線・有楽町線の地下鉄成増駅から徒歩約9分。両駅の距離が近い分、いずれからも初音湯へのアクセスは良好だ。
営業時間は15~23時、不定休だ。
2階が初音湯に成増。もとい、なります。
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ネオンとペンション風なたたずまいに懐かしさを覚える初音湯
下駄箱は木札風のプラスティック錠。99個ほど?ある下駄箱の大きさは均一。比較的大きいが、ブーツが収まるほどの高さではない。
玄関にはベンチや椅子が置いてあり、バリアフリーを感じる。初音湯は階段を上り下りするけどな。
靴を入れて店内へ。鍵は自己保管制。
店内に入ると、左手がフロント。右手に大きな機械があるから「券売機?」と思いきや、飲料の販売機だったw。アルコールも売ってんじゃん(ヤター。
というわけでフロントで、現金で入浴料金480円を支払い。サウナは別料金で+300円だ。
フロント向かって左が女湯、右が男湯。
男湯に入ると、浴室入り口に向かってロッカーがコの字型(3面)に設置されている。そして脱衣所中央にベンチが2台も置いてある。だから割と広い。
女湯側の壁は下半分が上下2段のロッカー。上半分は鏡になっている。
外壁とロビー側壁のロッカーは5段構成。上下1段が貸しロッカー(風呂桶が入る大きさ)だ。ゆえに真ん中3段が一般用。縦横比4:3くらいで、奥行考えると仕事帰りにはちときついかな。ブリーフバッグは入らなそう。
一般ロッカーの数は50個くらいだから、玄関の下駄箱数の半分だ(男女で折半ね)。
ロビー側の壁にはドレッサー仕様で、鏡と椅子2脚。年季の入った小型ドライヤーが1機あり。料金は20円と標準的だ。
その他、秤式の体重計と洗面所、和式トイレの付いた比較的シンプルな脱衣所。床はフローリングでなくザラザラしたドライタッチなカーペット。全体的には清潔感のある脱衣所でよかった(プチ潔癖)。
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ボディーソープ・シャンプーの備え付けあり
浴室へ行くと、一転すると小ぢんまり感じる。空いていたからよかったけど。
銭湯にお決まりの背景画はない。背景画があるはずの壁から右の外壁にかけてL字型にカランが配置されている。島カランもあり、トータル19個のカラン数。
各1列にシャンプーとボディーソープが備え付けられている。もちろん利用は無料なのでありがたい。ちなみに業務用のやつだ。
シャワーの水温水圧は申し分なし。カラダを清めて内湯へ。
カスケードバス?ローリングバス?サウナバス?ジュビナバス?ヘルツバス?リラックスバス?
↑これらは屋外の看板に書いてあった風呂の種類。名前からは想像できないものもある。さてどんな風呂だろうか?
女湯とを隔てる壁部分に内湯は集中している。向かって一番左に「ジュビナバス」なる立ちシャワー。壁のボタンを押すと、ブースの四隅の上中下段から、ワガママボディーに向けてシャワーが噴出される。約30秒くらいシャワーが噴出されるが、
お湯でなく水だ。
温度調節不可のため、水のみだ。なんも知らないで浴びたら
冷たい!
てなること間違いない。
その隣がサウナ。これは「サウナバス」だな。ドアには鍵付き。訪れた日は時間がなく、サウナに入らなかったが、ドアの外から中を見ると、L字の2段式でそんなに広くない。6人でMAXな気がする。
サウナスペースが脱衣所へ迫り出していないので、脱衣所は広く感じ、内湯は狭く感じるのかな?。
サウナの隣は電気風呂&ラドン風呂。たぶん電気風呂がヘルツバスだな。
浴槽の青いタイルから受ける印象に反して、浴槽を足を入れると熱め。壁の水温計は42度。熱いが慣れる熱さだ。
コの字型に段差がある浴槽内のお湯は白湯だが、ラドン風呂もかねてらしい。無色無臭なので言われないと気づけないが、プラスの効能が得られていいね。
加えて、浴槽内には電極が2つ。揉みパターンがない昔ながらのビリビリタイプの電気風呂だ。段差に座れば腰をビリビリまっさーじだが、段差を降りたところにあるもう一つの電極はどこの部位になんだろ?
好きな部位を電気マッサージできると思い、試しに肩をマッサージしようとしたら、胃や心臓がビリビリして、
こら、あかーん!
て感じた。よって、立ってハムストリングスをビリビリマッサージ。
ということは、肩まで浸かって温まれるのは電極のない一人分のスペースのみだ。混んでたらやばいな。
その隣はジェット系バスの浴槽。ジェット座風呂が一人分。足裏・ふくらはぎ・腰にジェット水流によるマッサージ。ジェットが噴出されているのは、足裏は左足のみで、他は左右の2条だ。壊れてんのか?ふくらはぎのジェットは足首寄りなんでイマイチだ。
その隣は寝風呂が2人分。水枕付きで膝・腿・腰を左右からのジェット水流によるマッサージ。横より裏側をほぐしてもらいたいんだけど、腸脛靭帯炎(ランナー膝)の人にはいいかもしれない。ともあれ、水枕に頭を預けて寝そべると気持ちいい。
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ここで浴室を見回す。女湯側から迫り出した壁は赤いハロゲンのダウンライトが艶かしく灯っている。バブリーな感じだ。全体的には昭和レトロな銭湯でなく、洋風のタイル風呂。とはいえ、今風かと言えばそうでなく、80年台〜90年前後のなつかしさを感じる。入り口側の天井には、青空のステンドグラスが嵌まっているのが洒落ている。
当時は、成増の初音湯でひとっ風呂浴びてからディスコへ繰り出していたかどうかは定かではない。
で、ジェット系バスの隣り、一番左奥の浴槽がシルクバスだ。白濁したお湯はぬるめで40度を示していた。
濁って底が見えないうえに段差があるので注意が必要。段差を降りるとそんなに深くない浴槽は、体育座りでちょうどいい深さ。
で、広さは2人分くらいかなぁ。ということは初音湯で肩まで浸かって温まれるのは、3人分くらいのスペースしかない。この点、空いている時はいいが、混雑時は困るかなと感じる。もちろん半身浴でじっくり温まる分には申し分ない。
で、サウナがあるからには水風呂もある。水風呂も段差があるが、最大3人は入れるだろうという広さ。けど段差があるので肩まで浸かって冷やしたいなら2名が限度かな。
水温計はないけど18〜20度くらい?蛇口から水が注ぐ常時開放型。サウナなしだから温冷交代浴かます。「プールじゃないから頭まで潜るな」と注意書きがある。サウナから出たら、潜りたくなる気持ちはわからないでもない。
露天風呂はないので外気浴はできない。また浴室内にベンチない。脱衣所に大きなベンチがあるからカラダを拭いてそこで休憩か、カラン前に座って休憩かな。
風呂を出た後はロビーでちょい休憩。フロント前から奥にかけて細長いロビーがある。男湯側の壁にフットマッサージ付きのマッサージチェアが1台。奥の壁には大型のTVが映し出されている。細長いロビーなので、ソファーはローテーブルを挟んで向かい合う形でなく、全て一様にフロント・お風呂側に向けて置かれている。つまり、店の入り口や通り側が背だ。出窓もあり90年前後のペンション彷彿させる感じ。昭和レトロというより80年代ロマン感じる銭湯だった。
で結局、カスケードバス・ローリングバス・リラックスバスがどれかは分からんかった。
終わり。