藤の湯(世田谷区用賀・二子玉川)はアンティークレトロでオシャンティだった。
砧公園ランニングの汗を流しに、瀬田交差点近くの東京都世田谷区玉川台にある銭湯「藤の湯」へ行ってきた。
アンティークな感じでオシャンティな銭湯だった。
用賀駅が最寄りだけど二子玉川も歩いていける!
藤の湯の最寄り駅は東急田園都市線の用賀駅。
距離約500m、徒歩で約6分と近い!
一方、同じ田園都市線だが東急大井町線も停まるし、高島屋やショッピングセンターのライズもある人気の街、『二子玉川』からも藤の湯は近い。
距離は約1.2kmで徒歩約16分だ!
多摩川河川敷でのスポーツアクティビティやバーベキューの後にも、藤の湯でひとっ風呂浴びることができるのだ!
(瀬田交差点までのエグい上り坂があるけどね)
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臆するな!突き進め!
で、246と環八が交わる瀬田交差点の近くに藤の湯がある!
ただ、通りからは看板もないし、建物も見えないから、
銭湯があるなんてわからない。
絶対みんな気づかずに藤の湯の前を通り過ぎてくだろう。
「用賀 銭湯」で調べなきゃ🔍藤の湯へ訪れないだろうし、近所の人しか知らんのではなかろうか。
なぜなら、
マンションの敷地の奥にあるんだもん。
マンションの敷地に入って大丈夫?居住者以外立ち入り禁止じゃない?不審者として通報されたりしない?
ってびくついちゃうけど、
臆するな!進め!!
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唐破風の宮造り銭湯!
すると、瓦屋根の立派な銭湯だ!
瓦屋根でお寺のような重厚感のある外観!
宮造りの銭湯は雰囲気があるなぁ。
藤の湯の左奥にはコインランドリーもあり、店前は駐輪場だ。
自転車で来る人がおるんや。遠くからくんのかな?
15時30分から営業開始!定休日は毎週木金。
藤の湯の営業時間は、
15:30~23:00。
定休日は毎週金曜日と毎月第2・第4木曜だ!毎週木曜・金曜日だ!(2023年12月時点)
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銭湯には珍しい土間のエントランス。
店内に入ると、石畳の土間。
右側にフロント、その両脇に男湯玄関と女湯玄関がある。
通常は店内に入ったら靴を脱ぐ→下駄箱に入れる→鍵をかけてから、フロントまたは番台で料金を払う。
だが、藤の湯は、店内に入ったら靴を履いたまま料金を払った後に、靴を脱いで下駄箱に靴をしまうのだ!
入浴料金480円500円520円(2024年3月時点)を女将に現金で支払う!
貸しタオルは以前無料だったと思うが、20円30円(2024年3月時点)になっていた。
では、靴を脱ぎ下駄箱にしまうとしよう。
フロントに向かって左側が男湯だ!
下駄箱は48個。
さくらの木札の鍵でレトロだ。(鍵は自己管理)
下駄箱の大きさは一様だが、小生のNIKE製厚底ランニングシューズ28cmは無事収まった!ε-(´∀`*)ホッ
ガラガラッと引き戸を開けて男湯へ!
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レトロでノスタルジックな内装!
男湯への戸を開けると、そこはなんともノスタルジー!
赤茶色の木目の生きたロッカーに、使い込まれて少し剥げた感のある柱や板、ベンチやイス!
懐かしさを感じさせる内装。
逆に今、新鮮でオシャレだ!
脱衣所中央にある中置きロッカーは裏表に1段8列ある背が低いもの。
荷物の多い銭湯ランナーとしては、什器の上も荷物を置いて荷造りなどできるから、低い中置きロッカーはありがたい。
壁面ロッカーは、脱衣所入り口側に5列3段、反対側の外壁側に7列3段のロッカーがある。
ちなみに、図にもある通り、背後に向かい合ったロッカーの間にレトロな木製ベンチがあるが、ベンチが置いてあると、それぞれのロッカーの壁側の1列がひどく使いづらい。2023年12月に訪れたらベンチの位置が中置ロッカー脇に移動され改善されてた。
混んでる時はなお殊更だ。
まぁいいや、トイレ行っとこう。
トイレはさも厠だと分かる板戸を開けると、洋式トイレ。w(゜o゜)w
レトロだから和式を覚悟していたが、意表をつかれた。
ロッカーの大きさだが、中置より壁面のロッカーの方が大きい。
いずれも小生のSalomonトレイルブレイザー20Lは無事収まったが、ブリーフケースを抱え、スーツを着たビジネスマンが仕事帰りに立ち寄るにはキツイかもしれない。(いや無理だな)
体重計はレトロな秤式。
けど黒いマッサージチェアはフットマッサージ付きで年式はそんなに古くないもの(10分100円)。
その他、設備的にはドライヤー1機(料金は10円2分)、ベンチ、イス×2、扇風機、洗面台、空調に大きな一枚鏡。
あと2022年4月に藤の湯へ訪れた時、
女湯との壁に小さな液晶テレビがあった。
これ前にもあったかな??
モチロン飾りでなく、TVプログラムを映し出してた。日々ブラッシュアップしてるのだろうか。
素晴らしい。(´꒳`ノノ゙パチパチ
と、木のぬくもりを感じながら壁を見やると、フクロウがモチーフの木版画や「世界の鯨」ポスターなどアーティステックな雰囲気も感じる。
ひとつだけジミヘンみたいな版画があって、
なにこれ?
ってなったw。
ランニングウエアを脱ぎ去り、いざ浴場へ!
ちなみに藤の湯のロッカーの鍵はカールコード付き。
プチ潔癖な小生はゴム紐が湿ってるとテンション下がるから、断然カールコード派。だから嬉しい♪(・∀・)
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シャンプー・ボディーソープの備え付けあり!
浴場内も小生の拙い絵を観賞してくれ!
藤の湯の浴場には、島カランが1列(6席×2)あり、外壁のカランは6つ、女湯側は4つ、合計22席分の洗い場がある。
藤の湯は、
リンスinシャンプーとボディーソープの備え付けがある!
もちろん無料で使用できる!
いずれもPHOENIXの業務用。
リンスインシャンプーのボトルにはゆっぽくんのラベルが貼ってあって、「非売品」とも書いてあった。
ボディソープ&リンスインシャンプーは浴場内に5,6セットあったから争奪戦の心配はないだろう!
シャワーヘッドはその年季からか?水垢等で散水穴が詰まってたりで水圧がバラバラ。
選定眼が必要だw。
選んだシャワーは水圧弱め・温度はぬるめ。(´・ω・`)
鏡はステンレス枠で大きな一枚鏡だけど、きれい。
そういや、脱衣所と浴場を隔てる戸やガラスも湯気で曇っておらずクリアだ。
曇り止めとかしてるのかな???
おかげで見通しがよくて、浴室が広く感じる♪。
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熱めのお風呂!
バイブラ気泡風呂!
カラダを清めたら風呂に入る!
突き当たりの浴槽は2つに分かれてる。
まず、ぶくぶく気泡が沸き立つバイブラ風呂から。
浴槽に足を入れると
熱い!
壁の水温計は40度を示していたが、体感的に42~43度くらいかな。
気泡は大きめの泡がポコッポコッと床から沸き立つ。
気泡のマッサージに体を預けて浴場を見上げると、都内の宮造り銭湯ばりに天井が高くて、ブルーの板にブルーの柱梁。
一方、下半分は自然木を感じる板や柱、タイルも瀬戸物っぽくなく御影石?みたいな石っぽい感じで、安っぽくなく情緒がある!
脱衣所、洗い場ともに明るい。
それは白色蛍光灯によるもので、十分な照度。
一方、普通富士山などの背景画があるところは、板壁でアンバーな間接照明が一つ。
雰囲気がいいので、白色蛍光灯のベース照明もアンバーに変えればもっと雰囲気良くなるかも。
というのは、白色蛍光灯なところが夜には若干もの物寂しげというかチープな雰囲気に感じるので。
ジェット座風呂!
隣はジェット座風呂が2席分。
ジェット風呂も熱い!
皮膚が赤くなる様から44度くらいあるかも。
ふくらはぎ・背中は左右2条、腰は1条のジェット水流が壁から出てる。
細めの水流だが、足裏へのマッサージがないのが残念だ。(T_T)
あと「腰」と書いたが、
噴出口の位置が低くて腰に当たらない。
ケツの割れ目の上くらいに当たる!
これはいかに小生が高身長とはいえ、他の大多数の人も尾てい骨付近に当たるんではなかろうか。
カキツバタが描かれた壁タイル
で、バイブラバスとジェットバスの壁には、群生しているカキツバタが壁タイルに描かれている。
キレイなもんで、タイルの白や木材の茶が多い空間に、カキツバタの青や紫などの色が入るといいね♪
藤の湯の浴場は天井が高く、窓もあって自然光が入ってくるので、カキツバタの色も分かりやすいだろう。
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東屋の下に檜風呂がある!
最後の浴槽へ。
実は浴場に入るとすぐ視界に飛び込んできたのだが、最後にメインイベントとしてとっておいたw。
天井の高い浴場の中に、もう一つ屋根がある!
女湯とを隔てる壁をまたがって、屋根がある!
つまり、4本の支柱の2本が男湯側で、残る2本が女湯側にあり、男湯・女湯をまたがって拵えてる感じ。
一本丸太の柱に屋根は瓦が乗っかっていて、天辺には鬼瓦が見える。
壁がなくて屋根と柱だけだから、
東屋か!
そして屋根の下には湯船がある!
檜風呂だ!
檜風呂に入ったら、お湯はぬるめだ。
そして檜のいい香りがする。
日曜日の夕方に訪れた時は、親子連れが多かった。
子どもにはバイブラ風呂とジェット座風呂は少し熱いかもしれないから、檜風呂なら子どもも入れると思う。
ただ、檜風呂はそんなに広くなく、大人2人が入ってたら3人目として入ろうとは思わない広さ。
また、コロナ感染拡大防止下においては、黙浴のお願いを銭湯側はしているが、
小さい子ども連れだと黙浴も厳しいなと感じた。
ま、なんにせよ、SHOP in SHOPみたいで異彩を放っている藤の湯の東屋!
檜のいい香りが漂い、ぬるめのお湯とともにリラックスできる。
屋内だけど、露天風呂みたいになんとも風情を感じる。
いや~気持ちいい♪。
サウナ・水風呂はなし!
藤の湯にはサウナと水風呂はない。
立ちシャワーもない。
なので、カランの水をケロリンの風呂桶に溜めてぶっかけるしかないだろう。
逆にサウナがあったら野暮かもしれないな。それだけ藤の湯の雰囲気がいい。
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女子にもおススメな銭湯!
さて帰り際、土間には丸太テーブル2つと木のベンチがフロントと向かい合うようにある。
近所の常連とおかみさんが談話してたりして、アットホームな銭湯だと感じた。
藤の湯は古いというか年季が入っているけど、清潔感を感じる。端的に言うと
アンティーク。
目黒通りのアンティーク家具屋で売ってるような家具調度品(言い過ぎ?)。
別の単語で表すと、「ノスタルジック」「伝統的」「昭和ロマン」「昭和レトロ」とか?
つまり、
オシャレでカッコイイ!
なので、女子にもおススメしやすく、砧公園でのグループランして、藤の湯で汗を流すコースもいいかも!
げへへ(๑ ิټ ิ)
あ、女性読者が減っちゃう(汗
とはいえ、
また来たい。
おしまい