大黒湯(中目黒・祐天寺)はオシャンティ目黒区にある昭和レトロ銭湯だった。

2023年11月18日東京都の銭湯, 銭湯ラン

目黒川ランの汗を流しに大黒湯へ行ってみた。

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ナカメから行く?祐天寺から行く?

まず、公共交通機関を使った場合の大黒湯のアクセスを紹介。

東京メトロ日比谷線・東急東横線中目黒駅(通称ナカメ)から大黒湯までは、距離約950m、徒歩約13分

でも大黒湯が位置するところは、ナカメと祐天寺駅の中間くらい。

東急東横線の祐天寺駅からの場合、大黒湯まで距離は約800m、徒歩約8分だから祐天寺駅からの方が近い。

が、各駅しか停まらず乗り入れ路線もない祐天寺よりは、ナカメの方が利便性が高いか。

東京都目黒区の銭湯「大黒湯」の外観
オシャンティな目黒区の住宅街において、異彩を放つ煙突付き瓦屋根の大きな建物。
(2023年11月撮影)
東京都目黒区の銭湯「大黒湯」の玄関
千鳥破風が覗くもエントランスはブロック使いの現代チックにモダナイズしてる。
軒先にベンチあり。
(2023年11月時点)

15時開店。22時45分には退出。

大黒湯の営業時間は、

15時~23時

東京都目黒区の銭湯「大黒湯」の営業案内
2023年11月時点の営業案内

でも、

22時45分には退店しろ、

と貼り紙が店内に入る自動ドアに貼ってあった。ロスタイムはなしだ。

定休日は毎週月曜と第3火曜。

東京都目黒区の銭湯「大黒湯」の定休日
月間の定休日は掲出されるから要チェック。(2023年11月時点)

大黒湯の玄関は小さい。下駄箱も少なく、番号は「58」まで。

下駄箱も小さく、オレのNIKE謹製厚底ランニングシューズUS10は扉が閉まらない💦
と焦ったが、扉をグッと押し込んだら鍵を掛けられた。

さすがNIKEのクッション。

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手ぶらセット200円

店内に入ると番台式でなく、フロント式へモダナイズ済み。

入浴料金520円(2023年11月時点東京都銭湯料金)

をフロントのおやっさんに現金支払い。

手ぶらセットが200円で取り扱いアリ。
手拭いタオルとシャンプー・リンス・ボディーソープの使い切りミニサイズがセット内容。

不愛想なおやっさんに別れを告げ、フロント向かって右の男湯へイン。(左は女湯)

男湯脱衣所に入ると、中置ロッカーないゆえか、広々感じる。
天井は高い格天井
脱衣所中央にはテーブルと椅子が数脚置いてある。

平日の夕方に大黒湯へ訪れたのだが、近所の常連と思しきじいちゃんばっかだった
風呂上りに椅子に腰かけて休憩しながら、テレビの大相撲を見ている。

ノスタルジーやで。
レトロ銭湯に合う番組は、大相撲か巨人戦か笑点やな。

脱衣ロッカーは外壁側の1箇所に4段8列の32個あるのみ。(貸しロッカーは別にある)
で、所々鍵がない。持ち去られたか・・・。

あと、「スマホ禁止」、「忘れ物ないか確認」の注意書きが、お札かのようにたくさん扉に貼ってあるw。

レトロながらもトイレは洋式にリフォーム済み。
坪庭はあるみたいだけどライトアップしてないし、あまり見せる気はないみたい。

ロッカーの鍵はゴム紐⤵。( ゚Д゚)

レトロな秤タイプの体重計でランニング後の体重をチェックしたら、風呂だ。

水回りはキレイ

カランは女湯側に7つ、島カランは両面5つシャワーは4席ずつしかない、外壁側は6つ。

で、外壁側のカランは混合水栓になってる!(他は昔ながらのお湯とうすめ水)

だから水温調節可能。シャワーはホースでなくて、ヘッド固定シャワー

でも、脱衣所側の2つだけ、シャワーヘッド位置が高くて立ちシャワーになってる。(◎_◎;)

けど、シャワーヘッドの位置だけ高くしたからか、シャワーの水圧が足りなくて

ジョボジョボ

と滴るくらいしか出ない。他のシャワーは勢いよく出るのに。

しかも衝立なしだから、周りに人がいたら飛沫がかかって迷惑極まりない。

木桶と木の風呂椅子がある。

浴場出入り口そばにプラスティックの風呂椅子とケロリンの風呂桶が重ねて積んであるのは銭湯でよく見る光景だけど、大黒湯には、

木桶と木の椅子がピラミッド型に積んである

どこぞの温泉地の風呂屋かと思ったぜ。

なお、「ボディーソープ使用の場合は木の風呂桶保護のためプラスティックのケロリン桶を使え」という貼り紙があった。

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シャンプー&ボディーソープの備え付けはない!

大黒湯には、ボディーソープやシャンプーの備え付けはないから持参が必要

※Amazonでミニシャンプー・ボディソープを探してみる。

ってか、カラン周りのオレンジ色のタイルやカラン・鏡など綺麗だな✨。
混合水栓に取り替えてたりしてるし、レトロなのに清潔感がある。

富士山の背景画は「27.7.13ナカジマ」と書かれている。数年経っているがペンキの剥がれなどなく綺麗。
富士山の背景画下には錦鯉が写実的に描かれたタイル。
背景画だけでも綺麗だな。

浴場内は天井が高く凸型で、まさしく東京宮造り銭湯。白の壁板・天井とブルーの柱・梁は、剥がれや黒ずみもなくキレイ。

白湯の浴槽が2つ。

大黒湯のお風呂はシンプルに無色透明の白湯が満ちた浴槽が大小2つ、背景画下にある。

大浴槽は長方形の浅い風呂で、横並び3〜4人くらいいける広さ。

うち壁の2箇所から左右2条のジェットが常時噴射されている。
水圧はそれなりに強くて、僧帽筋・菱形筋のマッサージに気持ちいい♪。

なお、壁の水温計ではお湯の温度は42度を示しており、熱すぎずぬる過ぎずちょうどいい。

隣の小浴槽は、水深が深い深風呂。段差を降りると水深90センチくらいかな。

大浴槽とを隔てる浴槽の壁には穴が空いているので、お湯は同じで温度も同じ。

・・・・。

まぁ、カラダを温めるには十分だ。

サウナ・水風呂なし。

大黒湯はサウナや水風呂なんてない。

でも、整い要素はあったのだ。

前述の外壁側の水温調節可能な混合水栓。水温を一番低くしたら、冷たいやんけ

で、立ちシャワーじゃ水圧乏しいので、その他のカランで前を向きながらしゃがんで水シャワーを浴びる。そして、後ろを向いてしゃがんで水シャワーを浴びるを繰り返すと、冷たくて気持ちいい。温冷交代浴が可能だ。

後ろ向きでしゃがんでシャワーを浴びる姿は間抜けだがな。

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ドライヤーは無料で使える。

さて、風呂上り。

男湯にはPanasonicの小型ドライヤーが1機、洗面所にぶら下がる。

なんと無料でドライヤーは使用可能だ。

(はげてるんでドライヤーはいつも使わない)

飲料販売の冷蔵ショーケースはロビーにはなく、脱衣所にある。
フロントへの小窓で現金授受する仕組みだ。

オシャンティな目黒区にあって超絶昭和レトロな大黒湯。末永く営業してもらいたい。
それか閉業しても、文化遺産的に有効利用してもらいたい。

おわり。

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