江東区・南砂町駅の不二の湯はサウナはないけど看板犬がいる、革新と伝統が共存する銭湯だった!

江東区夢の島競技場での陸上トラック練習の汗を流しに江東区東砂にある銭湯「不二の湯」へ行ったレビュー。

スポンサーリンク

荒川河川敷に近いが南砂町駅から徒歩15分

不二の湯の最寄駅は、東京メトロ東西線の南砂町駅。

南砂町駅からは少し歩くが、徒歩約15分、距離にして約1.1kmだ。

地図を見てわかる通り、荒川河川敷から近いので、荒川ランの汗を流しに不二の湯へ行くのもよさそうだ。

マンションの合間に下町雰囲気の二階建て家屋が立ち並ぶ住宅街に、違和感なく銭湯「不二の湯」がある。

江東区の銭湯「不二の湯」の外観
昭和レトロな宮造り銭湯。昔ながらの佇まいにこの辺りだけ時が止まっているかのようだ。(2022年6月撮影)

15時営業開始!

不二の湯の営業時間は、

15:00~22:30。

定休日は月曜・水曜日の週休2日製なので注意されたし。

江東区の銭湯「不二の湯」の看板
壁に貼ってあった不二の湯の営業案内。(2022年6月撮影)

営業案内を見ると、不二の湯は「創業90年の風情あふれる下町銭湯」とある。外観も含めてみると、昭和レトロ銭湯と窺い知れる。

スポンサーリンク

レトロ&伝統 VS 進化&革新!

いざ、入店!

ウィーン

前言撤回。

時は確実に進んでいた。

入口は自動ドアに進化しているw。

入ると、猫の額ほどの手狭な玄関。いきなり目の前に傘用のロッカーがある。

で、左右に下駄箱がある。これは昔ながらの番台式だな。

さて、

どっちが男湯だ?

経験上、右側が男湯の場合が多い。だけど、右側の下駄箱は

数字が赤い。

一方、反対の左側が数字が黒い。てことは、直感的に左側が男湯だな。

合ってた。ε-(´∀`*)ホッ

よかった、変質者で逮捕されずに済んだ。

 
下駄箱はNo.58まである。横幅はあるものの奥行が少ない下駄箱。小生のNIKE製厚底ランニングシューズ28cm(US10)は、何とか収まった。(^-^;


さて、番台に入浴料金を現金で支払おうかと思ったら、昔ながらの番台式でなく、

フロント式に変わっとる!

前言撤回。

アップデートされとる。

入浴料金480円を支払おうとしたら看板犬がいた!

そして、フロントにいるおかみさんに、

入浴料金480円を現金で支払った。

不二の湯は現金以外に、

電子マネー決済にも対応してるらしい。

時代の波に乗っておる。


で、おかみさんの後ろに、

トイプードル🐩が2匹いる❤。

カウンターに前足を乗せてこっちを見てる。
可愛いじゃん❤
と思って見つめたら、

キャンキャン!!

て吠えられた。ヽ(◎Д◎)ノビクッ!

いや、ガン飛ばしてないし、不審者でもないんだけど。

てか、むしろ客!

おかみさんは「すいません」と謝ってた。
いやいや、犬に好かれない小生が悪いんです。

てなわけで、犬の視線を背中に感じながら、脱衣所に入る。

スポンサーリンク

坪庭と高い天井の昔ながらの脱衣所

不二の湯の脱衣所は広い。そして天井が高い格天井

で、振り返ると坪庭がある。

池はないけど、手入れされた立派な坪庭だ。夜はライトアップされてて、見応えもある。

時は流れ、時流に則って電子マネー決済や自動ドアの導入や、フロント式に変えても、後世に遺したい・伝えたいものもある。それが格天井や坪庭ではなかろうか。

(お、なんかいいこと言った気分♪)


あ、トイレ行っとこう。トイレは外にある。掃き出し窓を開けて縁側に出た外にある。

で、世田谷区奥沢の松の湯で経験済みゆえ、電源トラップ(詳細は松の湯レポ参照)には引っかからない。

縁側に出る前の脱衣所内の壁に、トイレ照明のスイッチがあった。ポチッとな。

トイレは和式のまま。そして、水が流れない時があるらしく、その時は「番台まで言いに来て」って貼り紙が貼ってある。

えええ!?Σ(゚ω゚ノ)ノ

でかいう〇こして流れなかったら、う〇こ見られんの?

やだなー。(〃ノдノ)

トイレットペーパー・ホルダーも壊れてて、トイレットペーパーだけ床に置いてあるし。

トイレに関しては現代化されてなかったw。


さて、ランニングウエアを脱ごう。

トレッドミル・フットマッサージ機が無料で使える!?

不二の湯のロッカーは、外壁側にずらりと並ぶ。その他、目隠しの役目を果たしてる中置きロッカーも1台ある。

ロッカーは4段構成で、一番下が貸しロッカー、上3段が一般用だ。

女湯側に洗面所が2つあり、洗面所の横には扇風機と、

なんとトレッドミル(ルームランナー)がある。

コイン投入口は見当たらないから無料で使えるのかな?けど、もう走ってきた後だからトレッドミルには乗らないけどねw。

あと、ウォータークーラーもあるが、直飲みでなく紙コップが置いてある。衛生的でいい。

そして洗面所の前には、昭和レトロ銭湯でよく見る茶色の革張りマッサージチェアが1台。

背もたれからドラえもんの手みたいなものが出てるやつだ。

コイン投入口が塞がれてた。年季が入ってるから多分、もう動かない大きなノッポの古時計状態かもしれない。

しかし、さすが不二の湯は違う。古びたマッサージチェアの前には、

年式が新しいフットマッサージ機が置いてある。

「濡れた足でマッサージしないで」と注意書きが貼ってあるが、「いくらだろう?」と探すもコインの投入口がない。(;゚Д゚)

試しに電源を入れてみたら点灯した。おそらく無料でマッサージできるかもしれないw。

マッサージチェアの横にある体重計はデジタル

さすが不二の湯、アップデートしてるわぁ。

トイレは和式で色々ガタがきてるけど・・・。

また、ドライヤーは置いてなかった。


脱衣所中央には、1畳の畳ベンチ1台と藤製のガラス天板付きローテーブルと同じく籐製の椅子2脚の応接セットがある。それと藤製の丸椅子も4脚ほど置いてある。

加えて液晶TVもある。リモコンが置いてあるので、見たい時は電源を付けられるし消すこともできる。選局も可能だ。


ロッカーは縦長の長方形。割と容量がある方だと思うが、鍵に付いてるのがゴム紐⤵。

前の客が使って湿っているゴム紐がプチ潔癖としてはイヤ( 乂˙-˙ )。

なので、乾いてるゴム紐が付いてるロッカーを探して使用。

ロッカーの鍵はカールコード希望(切に)

ランニングウエアを脱ぎ捨てたら風呂だ!

スポンサーリンク

シャンプー・ボディーソープの備え付けあり!

不二の湯の浴場は、脱衣所同様に横幅はあるけど奥行が少ない。だからか、男湯と女湯にまたがって描かれた富士山のペンキ絵は迫力がある。剥げてもいないし、いい富士山♪。

洗い場は外壁側に6席、5席×2の島カランが1列、女湯側に4席と、トータル20席。

また立ちシャワーが2ブースあり、ペンキ絵下に丸い浴槽四角い浴槽の2種類がある。

不二の湯は、

リンスインシャンプーとボディーソープの備え付けがある!

島カランの表裏に 1セットずつ置いてある。
業務用だけど、なんかとても泡立ちが良いい♪。

シャワーはぬるめだけど水圧はGOOD。カランや鏡はそんなに年季を感じることなく(水垢や腐食など少なく)、割とキレイだ♪。

カラダを清めたら内湯へ。四角い浴槽から。

四角い浴槽は超音波ジェット&バイブラ風呂と電気風呂!

四角い浴槽はさらに2エリアに分かれる。超音波ジェット風呂電気風呂だ。

ジェット風呂は2席分ある。座風呂かと思ったら水深が浅い。チェアタイプでなくて、体育座りで入る座椅子タイプの超音波風呂だ。

腰・背中に左右2条のジェット水流の他、浅い段差の壁面から水平にジェット水流が出ている。これ、足裏への刺激になる。さらにお尻下の床からは、バイブラ気泡がブクブク沸き立ち、水枕も付いている。

だから超音波ジェット&バイブラ座風呂

水枕は水面からある程度高さがあり、グッドポジション👍。自然な体勢で頭を枕に預けられるが、

冷たくない。(T_T)

でも、水圧は結構あるので気持ちいいぃ。気持ちいいから、ふくらはぎへのジェットも欲しかったなぁと思ってしまうほど。

お湯の温度も熱すぎずぬる過ぎず、個人的にちょうどいい。

壁の水温計は45度(!?)を示してたけど。

(多分壊れてるなw)

2席とも座ってけど、いずれもジェットの水圧は十分だった。(年季入ってる銭湯だとジェットが弱くなってる場合があるからね)


その隣は電気風呂。一人分の幅で両脇に電極がある。壁のボタンを押すとビリビリスタートだ。

ポチッとな👇。(ボ〇ッキー風

あれ?

全然ビリビリしない。

掌を電極に近付けると、少しビリビリする程度。つまり電圧が弱い。

こりゃガッカリ案件だ。ま、揉みパターンなしのビリビリ電気風呂は好みじゃないから、別にいいけど。

ちなみに、壁に「薬用風呂」とある。この風呂薬湯なの?て思ったけど、微かに生薬っぽい匂いがする。そしてお湯も微かに濁ってるというか色が付いてるみたいな?

でも言われなきゃ気づかないかな。けど薬湯のジェットなんて贅沢🤤。血行が良くなりすぎるんちゃうかw?

スポンサーリンク

円形の浴槽はジャグジー!

次は隣の円形の浴槽へ。

浴槽内に段差が、時計の2時から6時を経て9時の位置まである。

そして、4時と7時の位置から左右2条のジェットが噴出され、時計回りの水流を作り出してる。

浴槽の縁に座ってジェット水流の前に足をつければ、先ほどは望めど叶わなかったふくらはぎのマッサージが可能だった(嬉。また、浴槽に入って段差に座れば、腰へのマッサージにもなる。

段差を降りると少し深い。高身長(高座高)の小生が体育座りで、水面が顎につくくらいの深さ。でもあったまるー。


見上げると、さすが宮造り銭湯で天井が高い。生成り色の天井・壁板にブルーの梁。昔ながらの銭湯だ。

サウナ・水風呂なし!立ちシャワーも使えない。

不二の湯には、

サウナ・水風呂・露天風呂はない。

けど、温冷交代浴をしようと、2ブースある立ちシャワーへ。

脚など自分の好きな部位にかけられるホースタイプに期待を持ちつつ、ハンドルを回すも、

水が出ない・・?。

いや、そもそもお湯ですら水圧が弱い

ハンドルを色々回してみるもあかん、ダメや。 ̄\(-_-)/ ̄


立ちシャワーはもうひとブースある。が、こっちを試すもダメ

あかん、立ちシャワーは両方とも使えんわ。( ノД`)シクシク…

てことで、カランから風呂桶に水を貯めて、カラダに浴びせるも

水がぬるい。(T_T)

てなわけで、クールダウンできない不二の湯だったw。

またしても看板犬にほ吠えられる!

風呂から上がり、

トイレや立ちシャワーは、今後修繕されることを期待して、これからも時代の波に乗り遅れないで営業したもらいたいものだ。

と思いながら着替え終わって脱衣所から出たら、

また犬🐩に吠えられた#。

だから、不審者じゃないし、客だってば!

犬のしつけにも乞うご期待ww。


小生の退店と入れ替わりに入店してきた男性客がいた。店を出て南砂町駅へ向かおうとしたら、

後ろの方から犬の吠える声がした。

俺が怪しいから吠えたんじゃないのねw。

ε-(´∀`*)ホッ

スポンサーリンク

ランナー歓迎!ランステ利用可能。

なお、前述した不二の湯の外壁に貼ってある営業案内の右下には

「ランナー歓迎」とあった。

老舗銭湯ながらも、昨今のランニングブームにも対応しているのはさすがだ。

荒川に近いから不二の湯をランナーズステーションにして、荒川河川敷ランもよさそうだ。


おしまい。

スポンサーリンク