府中の銭湯「旭湯」は甘酸っぱい青春の記憶を思い出させてくれた!
多摩川ランの汗を流そうと立ち寄った府中の「旭湯」。そこのお風呂で、若かりし頃の記憶を呼び起こすものがあった。多摩エリアで青春を過ごした輩は行ってみてほしい。
府中駅から宮西国際通りを抜けて、徒歩約8分のアクセス
京王線「府中」駅下車、居酒屋や飲食店の立ち並ぶ宮西国際通り商店街を抜ける。「国際」と名が付くとおり、フィリピンパブやフィリピーナが立っていたりする、ちょっと怪しげで艶めかしい雰囲気の通りだ。これが旭湯での体験の序章となっていたのかもしれない。
距離にして約800m、徒歩約8分だから多摩川ランナーとしては「近い」部類に入る。


シャンプー・ボディーソープが無料備え付けあり

営業時間は16時から23時まで。日曜日は14時から営業。月曜が定休日だ。
しかし、店内の掲示では「15:30から営業開始に変更」と書いてあった。
下足箱の鍵は自己保管制。
入店後、20畳?くらいの広さのフローリングのロビーの左奥にフロントがある。
フロントには、ぱっと見の感じが若め?(マスクしてるけど40くらい?)の男性が座っていた。接客はハキハキしており、客の目を見て挨拶してくれる。好印象な接客。
入浴料470円を現金で支払う。
フロント向かって左側が男湯だ。
脱衣所も広めに感じるなぁ。壁面2面がロッカー。貸しロッカー15個、貸しでない通常?一般?のロッカーが45個。貸し出し料金は掲示がなく不明だ。
もう一面には洗面所とマッサージチェアが1台。洗面所にはドライヤーが1機あり。3分20円と標準的な価格設定。
脱衣所中央には、年季が入って所々木目が剥げているテーブルとベンチが 1セット 。
その他、デジタルの体重計、自販機が1台ずつ置いてある。トイレは当然ながら和式だ。
年季を感じるというか、質素というか、ミニマムな脱衣所だ。
ロッカーは縦長のタイプ。リュックは入りそうだ。しかしロッカーの鍵に付いている紛失防止の輪っかがゴム紐だ(腕に通すやつね)
ゴム紐だと、前の人が使ってたら濡れて湿ってるよね。
プチ潔癖なわいには不満。衛生感に欠ける。
だから濡れてないやつを探した。
ランニングウエアを脱ぎながら風呂場を見やる。川崎の富士見湯同様、浴室との壁はガラス貼りだから浴室の様子が見える。お、洗い場にシャンプーとボディーソープが置いてあるぞ。
ラッキー!シャンプー・ボディーソープ無料か!
したがって、ランニングウエアを全部脱ぎ去った後は、タオルだけ手に持った。そしてロッカーの鍵をかけようとするが・・、
か、鍵が、かからない!?
鍵を右に(時計回り)回すも動かない。
マジか!?焦った。
せっかく鍵のゴム紐が濡れていないロッカーを探して、荷物を入れたっていうのに・・・。
また、ロッカーを探して、荷物を移さなあかんのか?
と思ったら、
左回し(半時計)だった。
普通と逆だった。トラップだ。(大体、鍵って右に回すよね?w)
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浴室にまさか、あの広告が!
浴室も脱衣所同様、質素(ミニマム)。カランの数は22席。シャワーはぬるめで水圧弱い。
しかし、無料のリンスインシャンプー、ボディーソープは備え付けだ。
昔ながらの銭湯という雰囲気は、五反田の松の湯などと同様に、天井は2階部分打ち抜きで高く、白い板にブルーの柱・梁だが・・・
色が剥げてるのか?黒カビか?清潔感はイマイチ。
また住宅街の中にあり、建物が隣接してるからか、窓に目隠しを施している分、開放感や採光性もイマイチ。
身体を洗い終えたので、いざ内湯へ。ちなみに洗い場には高齢者用に手すりが付いており、捕まって立ち上がりやすくてGood。
壁には西伊豆からの富士山のペンキ絵が壮大に書いてあった。
内湯は3種類。富士山に向かって左側からミクロバイブラ、座風呂、あつ湯だ。
青いタイルのミクロバイブラ風呂は、湯温計が42度を示していたが、体感的には40度くらいでぬるめ。
「ミクロ」って言うから微細な気泡がポツポツというイメージを読者は持つかもしれないが、違う。
大きな気泡がボッコボコだ。
勢いよくお湯が吹き出すかのごとく、水面が激しく波打っている。
ま、ぬるいのでじっくりとお湯に漬かってお風呂を見回す。
富士山のペンキ絵の下には、日本の名峰と並ぶには似つかわしくない、ローマの休日に出てくるような車と女性が描かれたタイルが所々貼ってある。和と洋のミスマッチが少し気になった。
いや、そんなことよりもペンキ絵が描かれていない方の壁には広告4つが貼ってあった。
のだが!その中の一つが・・・
ファッションヘルス多摩クリスタル!!
営業時間と地図が書いてある(店舗型だ)!
おい、公衆浴場に何を掲出しとんねん!
息子が反応してまうやろ!!
小生は多摩エリアの大学に通っていたから分かるのだ。原チャでキャンパスへ通っていたのだが、多摩クリスタルの看板が至るところの路上で目にしたのだ。ポスティングやポケットティッシュなんかもあったかな。
純朴なわいwは、多摩クリの妄想に胸を膨らませ、(あと股間もニヤリ)
だがしかし、電話や店に訪れる勇気もなく、(あと金もなく)、憧れというか甘美な存在だった多摩クリスタルによもや府中の銭湯で出会おうとは!
しかも、多摩クリの広告は女性の写真付きでなく、テキストのみの二色刷り。フォントやデザインも11pmやトゥナイトを感じさせる90年前後のノスタルジックなものだった。
くぅー(懐
そして、その隣には「18歳未満立ち入り禁止」「?」「多摩クリスタル」と書かれた広告もある。
「?」だと!?
わかっとる!わかってるよー!そういう店だって、バレバレだよー!!
もう、純粋で童貞喪失を夢見ていた二十歳前後を思い出してまうやないかい、まさか銭湯で。
ミクロバイブラバスの隣のジェットの座風呂も青いタイル。つまり繋がっていて、お湯の温度も同じ。座席は2人分。
足裏、ふくらはぎ、腰、背中に強めの水流が当たるジェット座風呂。ふくらはぎは、小生の足が長いのか?足首に水流が当たり、自分のマッサージしてほしいポイントとずれる。これは座る体勢を変えてもどうしようもない。
背中は座る体勢をずらして、自分好みの肩に水流を当てるのが可能だ。ジェット水流が強めなので心地よい。
さらにその隣はあつ湯だ。タイルは赤色。赤のイメージ通り熱そうだ。恐る恐る入ってみる
。
あっつ
いけどそれほどでもない(拍子抜け
湯温は44度を示していたが、難なく肩まで身を沈めることができた.
100まで数えて、立ちシャワーへ。2つある立ちシャワーの一方で、水を浴びアイシング。
しかし、水がぬるくてイマイチだったので、サウナ用の水風呂に入る。
キンキン
でもない・・・。
水温計は28度を示していた。まぁ先ほどの立ちシャワーの水よりは冷たい。アイシング兼整う。
サウナも300円を先払いで入ることができる。小さいサウナ。2人か3人で満員な感じ。ちなみに「サウナは有料、先払い」の旨の掲示がきちんとしてある。
ロビーにはマリリンがたくさん
着替えたあとは靴下だけ持ってロビーへ。靴下を履きながらロビーを見渡す。
ガラスショーケースがいくつか置いてある。そのうちの一つ浴用品やタオルを陳列し販売をしている。しかし、その他のショーケースはすっからかん。かつ、その前にダンボールや荷物を積んでいて、近々引っ越すんか?という雰囲気だった。
他にロビーに置いてあったのは、テーブルと椅子4脚の 1セット 。熱帯魚の水槽も2つある。
TVも1台。
で気づいたのだが、マリリンモンローのカレンダーやポスターがいっぱい貼ってある。
店主、ファンなんか?風呂場のタイルもそういうこと?
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個人的銭湯評価 星2つ★★
シャンプー、ボディーソープ無料!がポイント高し。あとは府中駅からのアクセスもよく距離も近い。
年季のある、昔ながらの銭湯だけど接客の感じもよかったので、星2つですっ(巨匠風)。
おしまい