白楽駅近くの横浜市の銭湯「親松の湯」には立派な鯉が泳いでいる
東横線「白楽」駅下車、六角橋商店街を抜け、徒歩約7分のアクセス
東急東横線の各駅停車しか停まらないマイナー「白楽」駅で降り、素敵な六角橋商店街を通り抜ける。

その後現れる広い幹線道路「横浜上麻生道路」を新横浜方面に少し歩けば・・・
距離は約550m、徒歩にして約7分で「親松の湯」に到着。

洋食レストランというか喫茶店みたいな外観だな、と思って親松の湯の玄関へ近づくと・・・


中華?洋食?喫茶店?どっちやねん?
いや
銭湯だし!!
さ、親松の湯へ入店しよ。
広い脱衣所にはあんなものやこんなものが!?
親松の湯の下駄箱にランニングシューズを入れ、鍵をかける。下足箱の鍵は自己保管制だ。
店内の自動ドアを開けると、いきなり目の前に白い煙が漂ってきてびびる!
左側を見ると加湿器があって、その煙(水蒸気)だった。
フロントは目前だったのに、とんだトラップだ。
平静を装い、フロントのおばちゃんに入浴料を現金払い490円。
フロント周りには貸しタオルの案内も掲示されてた。あとタオルの返却はこちらとか。右手を見るとロビーだった。
そして、男風呂どっちかなー?と素振りしたら、男風呂は左、とそっけない態度。
ちゃんと暖簾の文字くらい読めるわ(怒
で、脱衣所が広い!
貸しロッカー70.一般ロッカー60くらい。ロッカーは壁面以外に中置きタイプがランダムに3つ配置され、ソーシャルディスタンスも万全だ。
2階相当部分の床をぶち抜きで、脱衣所の天井が高い!そして2階相当部分に窓あり。庭に面している側は、テラスのように1階部分張り出し、ガラス屋根に一面掃き出し窓。つまり採光性が高く、明るく開放的。実際広いし、開放的。
内装やロッカーなどは昭和以来のものだろう。雰囲気はノスタルジックだが、ところどころ現代にモディファイ。
まず銭湯に必須の体重計はデジタル。そして空気清浄機が稼働中(コロナ感染拡大防止対策)。
天井からは間接照明のランプとシーリングファンが回っている。
だから、ここ、カフェか?
そして、ぶら下がり健康器やワンダーコア、足つぼの板などの健康器具もたくさんある。
ジムか!?
いや
銭湯です。
柱には大きな扇風機が上の方に取り付けられている。大きいから風量「中」でもだいぶ涼しい。
掃き出し窓の外は庭だが、塀や植木が近いので、隣家からは見えなそう。しかし角度や立ち位置によっては、隣家の二階から見えるかもしれないなー。
My son が(ニヤリ
女湯と隔てる壁には洗面台が2つ。その左隣りがドライヤー台。ドライヤーは2機あり、20円と標準の価格設定だ。
その他の設備はベンチ1台に、テーブルとイスが2脚あり。ランニングウエアを脱ぎ去り、いざ浴場へ。
浴室にはあんなものやこんなものが!?
親松の湯の浴場はカランが33、うち5つはシャワーなし。
所々シャワーヘッドやカランがない。設備の老朽化を感じる(そして直す気がない)。
鏡も端っこから腐食して、曇ってよく見えない。でもヒゲ剃ってる人はいた(心眼か)。
シャワーは熱めだが、水圧に不足なし。ささっと汗を流して身体を洗う。
内湯は3種類。青いタイルの風呂は段差があり、深めの風呂。風呂の一角がボディージェットの座風呂になっている。一人分だけ。背中・腰・足首にジェット水流が放たれている。
・・・位置が低くて、ふくらはぎに当たらない・・・。
湯温は46度を示していた。46度もないと思うが、熱め。
で、壁に面している浴槽の縁には岩が積まれ、石の上に観葉植物も置いてある。
熱帯植物園か!?
隣は寝風呂が2人分。隣の青いタイルの風呂との敷居は、壁がくり抜かれてるからお湯は同じ。だから46度で熱め。
寝風呂は水圧ジェットでなく下半身あたりからのバイブラ(気泡)がぼこぼこ。これ、座風呂だから浅くて2人しか入れないけど、隣みたいに深ければもっと多くの人数が入れるんじゃないか?
そして、さらにその隣にはプールの採暖室みたいに、ガラス張りで引戸(コロナのため養生テープで固定され常時開放)で、屋根は緑のビニールシートの個室がある。ビニールハウスみたいな雰囲気。
だから、熱帯植物園か!?
いや
銭湯です。
そこは青紫色のお湯が揺蕩うお風呂。薬湯だ。今日は「紫根の湯」とある。紫根エキスの入ったお湯らしい。
ここは湯温が42度だったが、両方とも体感的には2度くらい低いと思う。こっちの薬湯はぬるめで好みだ。ぶくぶくとバイブラ(気泡)が立っていてリラックス。
上述したシャワーのない5つのカランはどこにあるのか?というと、女湯とを隔てる壁側にではなく、その反対側。つまり庭に面している壁側だ。
本来、鏡やシャワーがあるべきところの壁は窓になっている。腰高窓というより掃き出し窓に近い。採光性は十分だ。
そして窓の外は、中央に石灯籠の立つ立派な池だ。さらに池の中には、大きくキレイな立派な錦鯉がうようよ泳いでいる。池の周囲は石や岩で囲まれ、濾過機や酸素ポンプなどの大きな機材で囲まれている。
ここ、養鯉場!?
いや
銭湯です。
しかし、風呂に浸かりながら錦鯉見れないんだよなあ。
それに鯉様たちが泳いでいる池スペースは、露天風呂でよくない?言い方を変えると露天風呂スペースを鯉に与えているとも言える。
親松の湯のサウナは、なんと別料金100円で入れる。安い!水風呂もちゃんとある。
その他、立ちシャワーが2つ。シャワーカーテンも付いている。青空のデザインで爽やかなシャワーカーテンが。シャイボーイ向けだ。
石鹸置きもちゃんとある。シャワーをかけたい部位にシャワーを浴びせられるホース式シャワーヘッドもGOODだ。
浴室の壁面のタイルは、ラベンダー畑みたいな絵を書いたタイル。総じて昭和っぽいノスタルジーを感じる内装、そして老朽化を感じる浴室だ。採光性が高いので開放的な部分に助けられてるところはあるだろう。
私的銭湯評価 星1つ★
錦鯉はここ「親松の湯」ならではだけど、風呂に浸かりながら錦鯉を見れないし、露天風呂スペースを潰してるってのがどうかな。露天風呂だった方が客は喜ぶんじゃないか?
ちなみに、親松の湯に訪れたは日曜の16時過ぎだったけど、結構混んでた。貸しロッカーも豊富なあたり地元の固定客が多そうだ。お孫連れのファミリーなどもいた。
ま、俺、近所じゃないから。
立地的には白楽駅からも近いし、六角橋商店街や、アーケードの六角橋ふれあい通りなど、風呂上がりの一杯を楽しめる店は多そうだ。

親松の湯の営業時間

定休日は毎週水曜日。営業時間は、午後2時30分~午後11時まで。
横浜月例マラソンの会場からは近いから、第3日曜日の営業開始時間が午前中からだといいんだけどな。
おしまい。