北砂の亀の湯(江東区・南砂町駅)は昭和レトロだけどモザイクタイルが壮観だった
江東区には「亀の湯」という銭湯が2軒ある。一つは住吉駅近くの猿江1丁目にある「猿江 亀の湯」。もう一軒は南砂町駅の方の北砂4丁目にある「亀の湯」。仙台堀川ランの汗を流しに北砂の亀の湯へ行ってみた。
南砂町駅から約1kmと少し距離がある
北砂亀の湯は東京メトロ東西線の南砂町駅から約1km。徒歩約14分で少し歩く。
仙台堀川公園からは近いけどな。公園ランニングで寄るには最適。
営業時間は短めの16~22時
北砂亀の湯の営業時間は、
16時~22時。
夕方遅めの開店で、夜早めの閉店。ハードル高し。
定休日は毎週月曜日。
2024年1月8日は月曜祝日だが営業して、翌火曜平日が振替で休みだった。
月曜が祝日の場合は営業して翌日休むスタイルかもしれない。
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番台のおかみさんに520円の入浴料金を支払う
左側が女湯の下駄箱と入り口。右側に男湯の下駄箱と入り口。
昔ながらの番台式だ。
下駄箱の番号は98くらいあった。鍵もそこそこ残っており、持ち去りは少ない印象。
銭湯らしい木札の鍵。
店内に入ると、左側から「いらっしゃいませ」。
番台のおかみさんに入浴料金520円(2024年1月時点東京都銭湯料金)を現金で支払い。
タオルは貸しでなく販売タオルが250円であった。
脱衣所内の様子だが、昔ながらの東京銭湯みたいな感じ。縁側と坪庭がある。
雪隠は縁側の端にある。
縁側前にはベンチ1台と四角いミニテーブルが1卓あり。
天井からは洋風シーリングファンがぶら下がってるが、回転が止まってるw。
女湯とを隔てる壁の上にはTVがあり、夜のニュースを映し出していた。
ごちゃごちゃしておらず割とこざっぱりとした雰囲気の脱衣所だけど、床板は剥げなどあり、歴史を感じる。
ロッカーは壁に二面と中置きが1台。
壁面ロッカーは4列2段と3段13列。貸しロッカーはなく、ロッカーの天板の上に常連達が浴用品を置きっぱにしてる。
ロッカーの鍵はゴム紐⤵。
ロッカーの鍵も割と残っていて、持ち去りは少ない印象だ。
体重計はレトロな秤式でなくデジタル。隣には血圧測定器もある。
壮観な富士山と天草五橋のモザイクタイル画
浴場の扉は手動の両開き。
ゆえに隙間がないよう、「ピシッとしっかり戸を閉める」旨、達筆wの注意書きが貼ってあった。
浴場はややワイドな東京銭湯銭湯のそれ。高い凸型の二段天井だ。
ブルーの梁・壁板は所々剥げかかっていて歴史を感じる。
女湯とを隔てる壁にある富士山の緻密なモザイクタイル画はキレイ。
そして背景画の天草五橋のモザイクタイルも壮観。
海に数々の小島が浮かび橋がかけられている。天草五橋の背景画は初めて見るな。
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シャンプー・ボディソープの備え付けアリ。
洗い場は女湯側に6席、5席両面の島カランが2列もあり、外壁側に4席でトータル30席と多め。
だが、シャワーがあるのは女湯側にある6席だけ。
外壁側の洗い場はシャワーヘッドを外したかのような跡がある。
島カランはシャワーのないステンレス枠の鏡で、昔の公衆浴場そのままだ。
北砂亀の湯には、リンスinシャンプー・ボディーソープの備え付けがあり、無料で使える。
島カランの端々に、リンスinシャンプーとボディーソープのボトルが各1本入ったカゴが置いてる。
カゴは3つ。つまり3セットある。
カゴなので持ち運び移動可能。ゆえに混んでたらカゴごと洗い場に持ってかれてるかもしれないので持参が無難かもしれない。
シャワーの水圧は問題ないけど、温度はややぬるめ。
カラダを清めたら風呂だ。
浅風呂・深風呂の熱すぎない白湯2浴槽
背景画下には2つの浴槽のみとシンプル。
浅風呂と深風呂の白湯風呂だ。
バイブラとジェットがある浅風呂
浅風呂は長方形。
エリアの半分はバイブラ気泡がブクブク勢いよく湧き上がる。
もう半分は壁の3箇所からジェットが噴き出している。
ジェットは背中へ左右2条、腰へはセンター1条へ噴出。
が、3条揃ってジェットが万全に出てるのは1人分のみ。
残る2つは、腰へのジェットが死んで左右の背中のみのものが1人分と、腰は死んで左右の片方も死んで生き残りが1条だけが1人分。
よって、まともに噴射してるのは1人分だけ。このまともなやつはジェットの圧もあり、気持ちいい。
正方形の深風呂
深風呂はほぼ正方形の四角い浴槽。
段差を降りると水深80〜90センチくらいかな。申し訳程度にコポコポと気泡が湧いているw。
浅風呂・深風呂を隔てる壁には穴が空いているので両浴槽の水質は同じ。
壁の水温計は42度を示すが、体感的には42度よりぬるく感じる。40度くらい?熱過ぎないからいいんだけど。
サウナ・露天風呂・水風呂・立ちシャワーなし
北砂亀の湯には、サウナや露天風呂、水風呂なんてもんはない。立ちシャワーすらもない。
外壁側の脱衣所寄りのスペースがおそらく「昔に立ちシャワーが2ブースくらいあったんだろう」というスペースだが、シャワーは取り除かれて植木鉢が飾られている。
玄関にあった床の間の盆栽に始まり、脱衣所内にも盆栽がロッカー上などに置いてあり、果ては浴場にも植木鉢があったりと、緑があって目に優しい北砂亀の湯。
カランから風呂桶に水を汲んで、水ごりのごとくw水を浴びる温冷交互浴をキメて風呂を出た。
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男湯はドライヤーを無料で使えた
男湯にはPanasonic製ドライヤーが1機あり。
で、コイン投入口がテープで塞がれてる?
恐る恐るドライヤーのスイッチを入れたら、風が出た。
無料でドライヤー使えるぜ。
(乾かすほどの毛量はないが)
ブラックウルフ・スカルプエッセンスのテスターも置いてあるが、「ご希望の人は持って行ってくれ」と箱ごと置いてあるw。配っとるやんw。
(毛量ないから要らんが。)
冷蔵ショーケースの白牛乳・オロナミンCは130円。アイスも販売してて、ピノや雪見だいふく、バニラモナカが160円。(2024年1月時点)
そういや店名の「亀」要素は何もなかったな。
男は「亀」をぶら下げてるけど(ニヤリ
おしまい