丸正浴場(世田谷区喜多見)は深海気分で浸かれる銭湯!サウナ後は天然軟水冷水浴ができる!

多摩川ランの汗を流しに多摩水道橋から少し足を伸ばして、東京都世田谷区喜多見4丁目にある銭湯「丸正浴場」へ行ったら、不思議な空間の銭湯だった。

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小田急線 喜多見駅 から徒歩9分の低層住宅街に佇む銭湯

丸正浴場の最寄駅は小田急線の喜多見駅

喜多見駅南口を出て徒歩約9分、距離にして750mほど。

世田谷区喜多見の銭湯「丸正浴場」の煙突
てくてく歩くと、低層住宅街に聳え立つ丸正浴場の煙突が現れる。(2022年7月撮影)
世田谷区喜多見の銭湯「丸正浴場」の外観
コミュニティセントウ丸正浴場に到着。店の前に自転車が停められていた。(2022年7月撮影)

煙突が見えたから東京らしい千鳥破風の銭湯と思いきや、平成初期の喫茶店みたいな店構え。昭和レトロ感は外観からはあまり感じない。

世田谷区喜多見の銭湯「丸正浴場」のコインランドリー
丸正浴場の向かいにはコインランドリーがある。風呂の他、洗濯をすることもできる。(2022年7月撮影)

当面の間15~22時営業。

丸正浴場の営業時間は15~23時だが、2022年7月時点、

15時~22時営業だ(閉店が1時間早い)

世田谷区喜多見の銭湯「丸正浴場」の入り口
貼り紙で「当面の間、午後3時~午後10時」と書いてあった。(2022年7月撮影)

ちなみに定休日は毎週水曜日

※第3火曜・水曜は連休。

玄関の右には、突っ込むタイプの傘ロッカー。建物の中に入るとレトロ感が増したなw。
下駄箱はL字型に置かれて数も多い。120くらい?ある。全部同じ大きさの下駄箱なので、長靴やブーツは入らないだろう。

小生が履いている厚底のNIKEランニングシューズUS10サイズは、無事下駄箱に入った。ε-(´∀`*)ホッ

鍵は松竹錠の木札でレトロ~。

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2022年7月15日から東京都の銭湯料金が500円に値上げ!サウナは+300円!

店内に入ろうとすると自動ドアに貼り紙が貼ってある?

世田谷区喜多見の銭湯「丸正浴場」に貼ってあった東京都銭湯料金値上げの告示
「入浴料金改定のお知らせとご理解を」だと?(2022年7月撮影)

社会経済情勢や原油価格の高騰などのため、2022年7月15日から入浴料金が20円値上げとのこと。

なので、

入浴料金が500円だ(大人)!

※子ども料金も20円値上げ。

ま、致し方なし。

てか、ここ、東京都の世田谷区だったんか!


丸正浴場店内に入ると赤い絨毯のロビー。なんともノスタルジー。昭和レトロの臭いが強くなった。

ロビーは結構広い。目の前に液晶テレビがあり、その前に向かい合うようにソファーと椅子が置かれている。座面が破れてるのは、数々のケツを受け止めてきた勲章だw。

また店前の通り側の区域には、テーブルを挟むようにこれまたソファーが置いてある。こちらは雑誌などがある。

はて?券売機は?と探すも見当たらない。左後方を見るとフロントがあった。

あ、ここは券売機ないのね。ということでフロントに行って、おやっさんに入浴料金500円を現金払い(来店時は既に値上げされた後だった)。ここにも値上げの紙が貼ってあった。

ちなみにサウナ料金は300円だ。つまり入浴料金と合わせると800円なり。

下駄箱の鍵は自分で管理するシステム。フロント前を通り脱衣所へ。

縁側付きの坪庭がある脱衣所

脱衣所も割と広い。そして天井を見ると高い。今はクロスが貼られているが、多分昔は格天井だった名残りがある。

脱衣所に入ると、左前方にサウナ室が脱衣所に食い込んでる間取り。サウナ室のある壁面はロッカーとトイレがある。トイレは和式だ。もはや昭和レトロは隠せないw。

ロッカーは少し大きめの長方形のロッカーが4段6列。番号が上から下でなく、左から右へ振られるマイナー仕様。

ロッカーはもう一面ある、ロビー側の壁に。こっちは上3段が一般用で、下2段が貸しロッカー。一般用ロッカーの大きさはさっきと同じで、数は3段8列=24個ある。

ロッカーの鍵はゴム紐が付く。他の客が使用して湿っているのがイヤ( ゚Д゚)なので、湿ってないロッカーをチョイスして使用した。

なのでカールコード希望だと嬉しい。

東京銭湯らしく、丸正浴場の脱衣所には坪庭がある。しかも縁側付き。シンプルで質素な庭。

縁側へ出るサッシの前にはガラステーブルと椅子が一つ。団扇もあるので、庭を見ながら涼める。風流やな。

脱衣所中央には、2台のベンチがL字に置いてある。動線に沿っているね。
女湯側の壁には洗面所が2つあるほか、ドレッサーが3つ。けど椅子は1つ。小型ドライヤーも1機(料金は20円)椅子とドライヤーも3つ欲しいところw

フットマッサージ付きの黒いマッサージチェアが1台あり(料金は100円)。体重計はデジタル。このへんは割とブラッシュアップしてるな。古くない。
あとはツボ押し用の踏み板がある。

「半自動」て書いてあるけど、全手動の扉を注意深く閉めて風呂だ!

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リンスインシャンプー・ボディーソープの備え付けがある!

浴場の前半分は洗い場で、島カランが2つ。外壁側にカランが6つ、女湯側の壁と島カランにはカランが5つずつある。なので洗い場は31席あるのかな。キャパは十分だと思う。

浴場の後ろ半分は内湯。サウナは脱衣所に迫り出す形で右側にある。また、立ちシャワーが女湯側に1ブースある。

丸正浴場には有難いことに、

リンスインシャンプーとボディーソープの備え付けがあり、無料で使用可能!

phoenixの業務用。リンスインシャンプーはピンク色でボディソープは緑色。

シャワーは散水口が暦年の使用により、水垢がこびりついてる。不思議と穴は塞いでないので、水圧や水量は問題なかった。

シャンプー&ソープは4セット置いてあり、カラン1列に1セットの配置。固定はされてないので移動はできる。

カラダを清めたら風呂だ!

深海に潜った竜宮城気分で風呂に浸れる!

丸正浴場の背景画はよくある富士山ではない。

海の中で熱帯魚や海亀が泳ぐモザイクタイル絵だ!

そして壁の一部は繰り抜かれて、自然岩がいくつか置かれて海底のようになっている。

したがって、深海気分、竜宮城気分で風呂に浸れるのだ。なかなかユニーク。

水枕付きジェット座風呂!

丸正浴場の内湯は3種類の浴槽がある。

女湯側の浴槽は、ジェット座風呂が2席分。

水深は1メートルくらい。座ると足裏・ふくらはぎ・腰・背中をジェット水圧がマッサージ!ジェット水流は、腰だけセンターの一つで、他の箇所は左右2つだ。

2席とも座ってみたが、ジェットは故障なしで、水圧は十分。お湯の温度も41度くらいで熱すぎずちょうどいい。

水枕も付いてるけど、水面すぐ上にあるから普通に座ると背中に当たってしまう。

しかも冷たくない。(-_-;)

別にいらないと思うけど、水枕。

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勢いよく沸き立つバイブラ気泡風呂!

隣の真ん中の浴槽は、一番広い。大人が5人ほど横並びで入れる幅。ここは膝下くらいで浅いので、体育座りでちょうどいいね。

壁の水温計は41度。熱すぎずGood。

床の1か所からバイブラ気泡がブクブクと発生している。

けど勢いが凄い

間欠泉?みたいに、噴水一歩手前の勢いで沸き立ち、水面がもっこりしてるw。

これはこれで実は気持ちいいかも。

またお湯は蛇口からでなく、繰り抜かれた背景に置いてある岩の隙間からチョロチョロと注いでいる。ちょっとした露天風呂気分にもなれる。お得な気分♪

さて、丸正浴場の造りはよくある東京の宮造り銭湯のそれ。高い天井にブルーの壁板・柱梁。例えば五反田の松の湯みたいに。

けど、中央の壁にある掛け時計の下に昭和風のペンキ広告があるのは、他ではあまり見ないかな。

壁や天井は結構ボロボロ。コロナ感染拡大防止のために、換気目的で外壁側の磨りガラスを開けてるのもあるけど、採光性が高いのか浴場内は明るい。だからか?劣化はあまり気にならなかった。

窓の外には塀と目隠しのトタンがあるけど、隣のアパートの2階からはもしかしたら見えるかも???

あと照明は壁や頭上にある白色蛍光灯。夜になると、もしかしたらみすぼらしい感じは出てくるかもしれない。。

天然軟水の冷水風呂がある!

残る一つの内湯は、天然軟水冷水風呂

喜多見の地下95mから湧き出る軟水を使用した水風呂だ!

色は茶褐色で、大田区や綱島あたりの黒湯より色は少し薄くて透明度がある。匂いはしない。

大人一人分くらいしかない小さな水風呂だ。入ってみると、

そんなに冷たくない

壁の水温計は25度を示す。軟水と相まって優しい肌触りだ。冷たいのが苦手な人にもオススメ。


ちなみに、脱衣所との出入口そばの壁に「本日の薬用風呂『ラベンダー』」とあり、効能とかも書かれてたけど、

今までのお風呂は色は透明で、ラベンダーの香りもしない。(゚_。)?

他にお風呂は見当たらないけど、なんだろう?予告?でもいつやるかは書いてない。意味不明や。 (゚_。)?

サウナは専用の黄色いタオルを巻いて入る!

サウナ室のドアはサウナキーが必要。ドアの上の温度計を見ると80度だった。サウナ室内は黄色いタオルが敷いてあり、座面は2段ある。最大で入れるのは6人くらいかな?

で、サウナには専用のタオルを黄色いタオルを持って入ること。

タオルはフロントで渡されて「丸正浴場」と書いてある。ドア横にはタオル掛け用のバーもあるので、ここにぶら下げておくこともできる。 

※ちなみに無賃サウナの罰金は1,000円だ。

前述の通り、丸正浴場は水風呂はあるけど、露天風呂はないので外気浴スペースもない。浴場内にも休憩スペースはないので、カラン前に座って休憩してた。

訪れた日は、サウナはそんなに混んでなく、1人か2人くらいだった。空いててよかった。

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冷たさを求めるなら立ちシャワー!

やっぱ、サウナで火照ったボディを冷やすのには、25度の天然軟水冷水風呂ではちと物足りない

そんな時は立ちシャワーで解決!

女湯側に1ブースある立ちシャワー。入ると、

ハンドルが4つある。

な、なんで?(焦

左2つのハンドルが赤で、右2つが青。色でお湯と水ってのはわかる。

なんでハンドル4つあるの?2つでよくない??

シャワーヘッドは頭上に1つあるが、ブース内を見渡すとなんと!

ブースの入り口側の左右に散水口が3段ある。

そう、ブースの左右後方から背中へ向けてのシャワーもあるのだ!

つまり、頭上のシャワー用のハンドルと、この後方からのシャワー用のハンドルだったのだ。だから4つあったのか!(解決)

で、シャワーの水は天然軟水冷水風呂より冷たい。ゆえに両方開栓すれば、全身に冷たい水を浴びせられるのだ!

以上、3セットかまして風呂を出た。

脱衣所は扇風機だけ。クーラーなしであまり涼しくなかった。あと自販機は脱衣所にも、ロビーにもないから、水分補給は持参した方がいいかも。

おしまい。

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