八幡浴場(大田区南千束|大岡山駅)はとてもキレイな銭湯だった!
洗足池公園一周ランの汗を流しに、大田区南千束にある銭湯「八幡浴場(やはたよくじょう)」へ行ったのだった。
一番近いのは大岡山駅だけど、北千束駅・洗足池駅からもアクセスできる。
東急大井町線・目黒線の大岡山駅からの場合
八幡浴場に一番近いのは東急大井町線・東急目黒線の大岡山駅。
大岡山駅から八幡浴場までの距離は約500m!徒歩約7分だ!
大岡山駅は、二路線乗り入れで急行も停車するから便利だぜ。
東急大井町線の北千束駅からの場合
次いで八幡浴場に近いのは東急大井町線の北千束駅。
北千束駅から八幡浴場までの距離は約700m!徒歩にして約10分だ!
北千束駅は各駅停車しか停まらないのよね・・・。
東急池上線の洗足池駅からの場合
そして東急池上線の洗足池駅から八幡浴場までの距離は約800mで徒歩約12分だ!
以上、八幡浴場へは東急大井町線・池上線・目黒線の3路線からアクセス可能なのだ!
洗足池公園から八幡浴場へ向かって歩いていると、墓地の隣に煙突がある建物が現れる。
断じて火葬場ではない!
れっきとした銭湯だ!
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16時営業開始!毎週金曜日は定休日!
八幡浴場の営業時間は、
16時〜24時。
夕方4時からの営業だ。
そして、定休日は毎週金曜日。
扉のないオープンな玄関。
下駄箱はL字の2面に配置されている。
うち1面の最下段はブーツや長靴が入る背の高い下駄箱。
その他の下駄箱でもオレのNIKE製厚底ランニングシューズ28センチは無事収まった。ε-(´∀`*)ホッ
ちなみに下足箱の鍵は銭湯らしい木札。
自動ドアを開け、八幡浴場店内に入ると、
キレイ✨!
いや(綺麗そうな銭湯だな)と、外観と玄関から薄々感じていたのだが。
リフォームした親戚の家に来たみたいな感じw。
(それもそのはず。八幡浴場は2006年にリニューアルしているらしい)
入浴料金は520円。貸しタオルはなく販売。
入店したら、右手にフロントがある。
TVに夢中なのか?愛想の乏しい店主に、
入浴料金520円(2023年10月時点の東京都銭湯料金)を現金払い。
で、
八幡浴場には貸しタオルはなく、販売タオルのみ。
でも、販売の「白タオルセット130円」はタオル以外になんと!シャンプー・ボディソープ付き。
(いわゆる手ぶらセットで130円なら安いかも~。)
「タオルは販売だから持って帰ってもいいし、要らなかったらゴミ箱に捨ててください」って言われた。
その他、使いきりのミニシャンプー・リンス・石鹸は各40円で販売している。
他にも浴用品の販売はあるので、必要に応じて現地調達できそうだ。
フロントに向かって左が男湯、右が女湯だ!
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脱衣所もキレイ!
八幡浴場男湯に入ると、
脱衣所もキレイ✨!
でも、高い格天井や縁側のある坪庭など、レトロ銭湯の歴史はそのままだ。
縁側にはベンチもあるので、外で涼むこともできそう。
庭はシンプルっていうか殺風景だけどw
八幡浴場はトイレもキレイ✨。
ウォッシュレットなしの質素な洋式便器だけど。
脱衣ロッカーは三面に配置。
外壁側の1面は、縦長ロッカーが5列2段の10個あり、ロッカー内にはハンガーがぶら下がってる。
でも、最下段が貸しロッカーゆえか?、高さが足りない縦長ロッカーなので、ハンガーに衣類をかけても裾が床に付いてしまう。
んー惜しい。。。
脱衣所入り口側の1面は、ほぼ正方形のロッカーが3段8列の計24個ある。
最下段には、やはり貸しロッカーがある。
ちなみに貸しロッカーは3ヶ月500円で空きがあるみたいだった。
残る1面は女湯側にあり、大きな鏡の下にある1段5列のロッカーなのだが、鍵がぶら下がっておらず、ロッカーではなく台として使われてるのかもしれない。(もしくは鍵が持ち去られたか)
実際、ドライヤーと団扇がロッカー上に置かれていた。
脱衣ロッカーには、オレが使っているサロモンのトレイルブレイザー20L(↓)は難なく収まった。
銭湯ランナーなら問題無さそうだけど、スーツを着てブリーフケースを抱えたビジネスマンが仕事終わりに立ち寄るには、ロッカーの収納キャパは足りないな。
脱衣ロッカーの鍵に付くのはカールコードなのがナイス。(前の客が使って湿ってるゴム紐は不快なのだ)
「鍵を持ち去らないで」と注意書きがあるが、あまり持ち去って無さそう。(これぞ大田区民の民度か?素晴らしい)
体重計はレトロな測り式だけど、ランニング後の体重をチェックして風呂だ!
シャンプー・ボディソープの備え付けはなし!
八幡浴場は浴場もキレイ✨。
浴場内は、御影石?や大理石?のまだら模様のタイルにステンレスの柱梁。
リニューアル銭湯というと、大正ロマン風になる銭湯が多いなか、無機質な感じでオシャレでカッコいい。
閉店してしまったけど、武蔵新城の里の湯を思い出した。(ステンレス使いが)
さて、洗い場は女湯側に5席、外壁側に4席、5席両面の島カランが1列あり、合計19席ある。
八幡浴場には、シャンプー・ボディーソープの備え付けはないから持参が必要だ!
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白湯浴槽とうすめ水に軟水使用!
脱衣所入り口の掲示物を見ていたのだが、八幡浴場は軟水を使用しているらしい。
硬度が少ない軟水は石鹸の泡立ちが良くなり、結果石鹸の使用量が少なくてエコな上に、肌や髪のきしみが少なくなるらしい。
要は、肌や髪にいいお湯なんですよ!
ってこと。
そんな軟水を八幡浴場は使っている。
白湯浴槽とうすめ水に。
ってことは、
体を洗うときはシャワーじゃなくて、ケロリンの風呂桶にお湯と軟水のうすめ水を入れて使えばいいってこと?
めんどくさくね?
いや、それより・・
非軟水のお湯と軟水のうすめ水を混ぜたら効果半減じゃね?
でもいいんだ、オレはハゲで髪もないし、肌もニキビ痕が消えてないから、軟水だろうがなかろうが関係ないw。
カラダを清めたら風呂だ!
軟水の大浴槽は3種類の風呂に分かれる。
浴場の作りは東京宮造り銭湯らしく、天井が凸型で高く、背景画下に内湯浴槽があるのだが、
八幡浴場の背景画は、椰子の木がある南国のサンセットビーチのモザイクタイル画だ。
もはや和の心はないのかw。
(ま、前述の通り無機質な感じだからな。)
さて、八幡浴場のお風呂は軟水白湯の浴槽と淡水の薬湯に2種類に分かれる。
「淡水」っていうのは、壁に書いてあったからそのまま引用したのだが、「硬水」じゃね?
「淡水」と相反するのは「海水」で、「軟水」は「硬水」だと思ったのだが。
で、軟水を使ってるという白湯浴槽は広くて、三種のエリアに分かれる。
ボディーマッサージバスが1人分
円形ブースの7方向から中央のわがままボディーに向けてジェットが噴出。
7方向のジェットは、背中に当たる真後ろだけ上下2条で、他は1条だけ。
ジェットの勢いが強く、特に上下2条のジェットが当たる背中側が気持ちいい♪。
肩周りや鎖骨付近にもジェットが当たるので、巻き肩のオレには八幡浴場のジェットバスは向いてるかもしれない。
水深は深く(88センチ)、立てば腿周りのマッサージにもなる。
ジェットエステバスが2ブース
お次は、背中の壁から上下左右2条ずつ計4条のジェットが噴出するジェットエステバスが2人分ある。
浅風呂なので背中と腰にしかジェットはないけど、浴槽のヘリに頭を預ければ菱形筋周りにジェットが当たり、気持ちえぇ〜♪。
また立って入れば、ふくらはぎのマッサージにもなる。
バブルエステバス
外壁側にある最後の軟水白湯エリアは、反町浴場の穴蔵風呂みたいな感じで天井が低くなって洞穴みたいな形状。
床から激しく気泡が沸き立つバブルバスだが、暗くて狭い風呂は、
オレみたいな隠キャにはすごく落ち着くw。
2人くらい入れそうな広さだけど、先客1名いたら2人目として突入することが憚られる聖域みたいな風呂だw。
以上、軟水を使用しているという白湯浴槽の湯温はどれも42度を示していた。
少し熱めだけど、熱さに慣れる温度だと思う。(オレだけ?)
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薬湯兼ジェット座風呂
「リラックスバス」と名付けられているジェット座風呂の浴槽は、週替わり薬湯も兼ねている。
薬湯だからお湯に色が付いてるし、ピンク色のタイルなので、軟水白湯浴槽とは違うよ、というのはビンビン分かる。
訪れた日はレモングラス&グレープフルーツの薬湯。
1種類じゃないので少しお得感を感じるw。
芳香心理学によると、レモングラスの香りは生気を回復して、グレープフルーツの香りは中枢神経のバランスを良くして沈んだ心を明るく回復してくれる、
らしい。
(ホンマかいな。笑)
水深は深くて90センチ。
段差があり、何やらジェットの噴出口が見え、壁にボタンがある。
そう、八幡浴場のジェット座風呂は常時放出型でなく、ボタンを「ポチっとな☞」型なのだ。
ボタンを押してみた。
・・・。
うんともすんとも言わない。
リノベ銭湯にたまにある「実は使えませんでした」案件かな?
と思ったら、
10秒くらいの時間差でジェット噴出!!
かめはめ波か!
か~
め~
は~
め~
波ー!!
ぐらいのためがあった(笑)。
さて、ジェットは足裏・ふくらはぎ・腰・背中へ左右2条ずつ噴出。
しかも冷たい水枕付きで、どんな体勢をとろうか困るw。
個人的には、ふくらはぎへのジェットマッサージはあきらめて、冷たい水枕に頭を預けて浅く座りつつ、足裏はジェットマッサージを受けるという体勢がよかった。「コータローまかり通る柔道編」でコータローが背負いで投げられても、背中つかないように頭と足裏と手でブリッジして1本を防いだ、みたいな体勢でジェットマッサージの恩恵を被った。
薬湯兼ジェットで解された~。ε-(´∀`*)ホッ
ジェットの噴射時間は約3分くらい。
お湯の温度は薬湯も42度を示していた。(結局、八幡浴場のお風呂は須く42度を示していたな。)
薬湯のスケジュールは店内に掲示してあるので、来訪時に要チェックや。
サウナ・水風呂はないが、立ちシャワーがある。
八幡浴場には、オーバーヘッドの立ちシャワーブースが一つある。
お湯のハンドルと水のハンドルがあり、水を出してみると、
冷たい!
八幡浴場にサウナ・水風呂はないけど、立ちシャワーの水で温冷交互浴が可能だ!
ちなみにカランの水の温度だけど、立ちシャワーよりぬるく感じるが、温冷交互浴には十分冷たい。
というわけで、温冷交互浴を数セットこなして風呂を出た。
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ドライヤー料金は20円。
風呂上がり。
前述のとおり、八幡浴場にもドライヤーが設置されている。
Panasonic製のイオンターボ・ドライヤーが1機置いてあり、料金は20円だ!
(ま、ハゲのオレにはドライヤーは必要ないんだが)
脱衣所には大きなゴザベンチが1台あるほか、縁側にもベンチがあるので休憩場所は確保されとる。
(サウナがあったら絶好の外気浴場所になっただろう。)
ロビーには、壁に液晶テレビがあるほかにベンチがあり、クッションが4枚置いてある。
テレビのチャンネル決定権はフロントにあり、番頭が見たい番組をセレクトしていた。
ロビーの冷蔵ショーケースで販売している飲料の価格は以下の通り。
- 瓶牛乳150円
- 缶ビール250円
- 缶チューハイ150円
- ペットボトル・缶ジュース100円(ファンタやコーラ、ポカリ、カルピスソーダなど)
清潔感があり、キレイな銭湯だった。
近所にあったら通うな、八幡浴場。
終わり。