大田区蒲田の銭湯「蒲田温泉」はディープな香りマンマンな銭湯だった!
多摩川ランからの銭湯を探す
多摩川を河口までランニングした後、汗を流す銭湯を探したところ、帰りのアクセスがよいJR・東急蒲田駅近くの「蒲田温泉」へ行ってみた体験レポだよ。
蒲田駅から蒲田温泉までのアクセス
JRおよび東急の「蒲田」駅からは1km弱、徒歩約12分くらい。環八を超えて駅前商店街から離れてしまうが、銭湯ランナーにしてみれば1kmなど容易いものだ。
けど実は「京急蒲田」駅の方が近く、
約800m、徒歩約10分だ。(ま、大して変わらない)
ちなみに多摩川ランからの場合、六郷橋・川崎方面からのアクセスも記載しておく。
国道15号(第一京浜)を北上して約2kmだ。六郷橋からの第一京浜は歩道も広いので走りやすい。
六郷橋方面からだと蒲田温泉への主動線ではない。大体が駅からのアクセスを念頭に案内を出すものだ。しかし、蒲田温泉は六郷橋方面からの副動線からでもキチンと誘導看板があるので、迷わないだろう。
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入浴客を大歓迎する蒲田温泉の看板
多摩川ラン後、六郷橋・川崎方面から蒲田温泉へ向かう。案内の看板に従って、入口の路地へ突き進むと、
だが、ちょっと待て。向こうに見えるあの赤い看板は何だ!?
一旦玄関を通り過ぎて確かめてみる。
主動線であろう、駅方面から蒲田温泉に行くには出村通りに入るのだが、するとこの赤くて大きな看板が登場だ。迷うことはないだろう。
どうやら真ん中に書かれているライオンがマスコットキャラクターなのだろう。獅子との関連性は分からんが。
ちなみにコインランドリーも併設されている。
蒲田温泉は午前10時から営業してる!
年中無休で、毎日午前10時~24時営業!午前中という早い時間帯から営業しているのはうれしい限り!
他にも何やら色々書いてあるな。ホンマかいな?と、いざ入店。
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券売機トラップに引っ掛かるな!
自動ドアを開け、入店早々、靴を脱ぐ前から券売機が。まぁ、そう急くな、と思いつつ入浴料金を払おうとする。
えーと、470円ね。お、500円玉がある。20円もあるから、520円で・・・
500円玉が使用禁止!?
まじかー、しゃーないわ、千円札で・・・
札を入れる場所がねぇ!!!
札を吸い込んでいく、あのスリットのような入口がねぇ!
は!?まじか、100円・50円・10円硬貨オンリーか!?
470円を100円玉×4枚、50円玉×1枚、10円玉×2枚の計7枚の硬貨で、財布に入ってることなんか、まず、ねーぞ!?
入浴するのに、ハードルたけーなー!
と、辺りを見回し、振り返ると、
あるじゃねーか!!!
新品の壊れてねーやつが!!
とんだ券売機トラップだぜ!
蒲田温泉はサウナが無料だ!
蒲田温泉の入浴料金について。
- 大人(中学生以上)470円
- 中人(小学生)180円
- 小人(幼児)80円
- 手ぶらセット(貸しタオル・貸しバスタオル・リンスインシャンプー・ボディーソープ・歯ブラシ・入場料込み)750円
- 浴衣・手ぶらセット(手ぶらセット+貸し浴衣)1,000円
以上が、券売機で販売しているものだ。下記のものはフロントで販売している。
- 貸し浴衣500円
- 貸しバスタオル200円
- 貸しタオル50円
さて、読者諸君、お気づきだろうか?
蒲田温泉はサウナが無料なのだ!
※既出の営業案内の看板写真に「乾式サウナ(無料)」て書いてあったけどね。
ということで、入浴券をポチリ。下駄箱に鍵をかけて入店。(鍵は自己保管制だ)
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地方の温泉ホテル?喫茶店?みたいなロビー
ロビーに入ると床が、赤と黒の虎縞?マーブル?花?みたいな模様の絨毯が敷いてある。
ちょっとノスタルジックで昭和的な雰囲気だ。地方の温泉ホテルが近いか?純喫茶にもありそうな感じだ。
ロビーに入浴券を提出し、右側の男湯へ。
脱衣所はキレイ
脱衣所は一転、これまでのイメージを覆される。キレイだ。
ロッカーはナチュラルウッド調で、大小2種類くらいの大きさがあるが、小でも十分大きい。荷物が多くても安心だ。
脱衣所の設備としては、洗面台が2つに、ドライヤーが1機、ベンチも置いてある。無料サウナの休憩に最適だ。
板張り(フローリング)の床は、湯上りにビチャビチャになったら、各々が拭きましょうね、とプールみたいにモップも置いてある。
ランニングウエアを捨て去り、風呂にいくぜ。
シャンプー・ボディーソープが無料!
風呂に入ると、眼前に現れた島のカラン上にリンスインシャンプーとボディーソープが各3個置いてあるではないか!
そう、シャンプー・ソープが無料なのだ!
カランの数はざっと30くらい。多い方だ。無料シャンプーとソープを使用するため、島のカランに座る。
あれ、シャワーの水圧は低いな。
密回避で、先客の隣に移りたくはなかったが、ちょうど内湯かサウナに入っているのだろう、浴用品だけ置いて空席だったので、隣に移った。
おい、こっちのシャワーも水圧低いな。
まぁいいや、もうここで洗っちまおう。さっぱりしたら次は風呂だ!
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ぐつぐつと煮えたぎるような黒湯温泉!?
内湯は小さい。都内だからこんなものだろう。お風呂の種類は、
- バイブラバス
- 電気風呂
- 天然ラジウム風呂・高温湯
- 天然ラジウム風呂・低温湯
- サウナ
- 水風呂
とりあえず誰も入っていなかったバイブラバスに入ってみる。
アッツ!
お湯が熱い!ちょっとこれは肩まで浸かれないので、縁に座り膝下まで浸かっていると、隣の電気風呂が空いたので、そっちへ移動。
アッツ!
そして、
イッテ!
電気風呂も熱い!そして電気で痛い!
あかんわ。もう黒湯の天然ラジウム風呂に入ろ、と赴くと、「高温湯」と「低温湯」と壁に書いてあるやんけ。
デジタルの水温計も付いていて、高温湯が46.2度、低温湯が44.3度!?を表示している。全然低温ちゃうやんけ。
高温湯は誰もいなかったので、チャレンジしてみた。
アッツ!!!
やっぱあかんわ、ひざ下までお湯にはいったけど、スーパージョッキーの熱湯風呂ばりに数秒で出たわ。我慢できひん。
で低温湯の方は、細長い扇形みたいな形で各頂点に3人浸かっていて、若干密な状態。
円弧の部分に入れそうだったけど、入ろうか入るまいか迷っていたら、ロン毛のにいちゃんに先を越されてもうた。(腰上くらいまでの黒髪ロン毛でカッコいい系でなく、芸人コンビのトムブラウンのツッコミ布川みたいな感じににぃちゃんや)
そういやサウナ無料だったなと、サウナへ行ってみたけど既に密状態。しょうがない、低温湯が空くまでシャワー浴びて待つかと、体を洗っていたカランへ戻る。
シャワーを浴びてると、隣にロン毛の兄ちゃんが座った。
浴用品置いといたの、お前かい。31カランもあるんだから間あけれや。
と、黒湯の低温湯を見やると、空いてる♥でも、低温ゆーても、44度やろ?覚悟を決めて…
あっ・・・・・・
つくない?
熱くない!熱くないぞ!!なんでや?水温計ぶっこわれてんのか?
肩まで浸かれる。44度ないんちゃうん?まぁいいや、やっとゆっくりできたので、風呂場をぐるりと見渡す。
だいぶ年季入ってるな(後で調べたら昭和12年創業らしい)。湯垢やさび、タイルにひび。黒湯周辺は、黒いお湯だからか真っ黒。
けどロビーに入ったときの印象に近いから、脱衣所だけ最近リフォームしたのかな。
身体も温まったので、風呂を出て、脱衣所の天井を見ると、年季の入ったエアコンが。やはり脱衣所は内装・家具をリフォームしたようだ。
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2階に宴会場がある
着替えてロビーに戻る。ロビーは大きなテレビを囲むように15人座れるくらいのソファーが置いてある。マッサージチェアもある。自販機も3,4台あって、アルコールも売っていた。スーパードライの350缶が300円だ。
そして2階へ上がる階段がある。どうやら上は食堂のようだ。階段口にメニューが置いてある。
生中480円、生大720円、つまみ系メニューは250円から20~30種くらいある。例えば鶏のから揚げは700円(!?)だったけど、ポテトフライは300円くらい。
その他、食事系の麺類は550円くらいから。デザートも350円くらいからあった。
試しにどんなもんかな、と階段を上がって2階へ。
食堂入口から中を覗くと、すごく広い。お客が2,3組いたけど、全然余裕がある。2クラス分の同窓会ができそうなくらい。こりゃ多摩川ランからの蒲田温泉で、打ち上げ宴会ができるな。
蒲田温泉Tシャツもある
食堂で食事はせずに帰ることにした。帰りがけ、風呂に入るときに気づかなかったけど、フロントの前にガラスケースが置いてあった。
中には蒲田温泉Tシャツを陳列販売していた。畳み陳列でプリントやデザインは見られなかった。
都内にいて地方の温泉を感じることができる銭湯であった。
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私的銭湯評価 星2★★
いい点は、シャンプー・ボディーソープが無料、サウナも無料。
複線利用可能な蒲田駅から近めでアクセス良好。かつ午前中から営業している。
そしてグループランなら風呂上りに2階で宴会ができる。けど、蒲田駅まで出れば店はいっぱいあるけどね。
マイナス点は、風呂が熱いのと、清潔感。まぁ熱い風呂好きにはいいけどね。
蒲田らしい、ちょっとディープでアングラ感のある蒲田温泉でした。
おしまい