武蔵新城駅のスーパー銭湯「溝口温泉 喜楽里」は2種類のサウナを楽しめる大人の施設だ
港北ニュータウンエリアのスーパー銭湯を攻める銭湯ラン。エリア北方の川崎市高津区千年にある「溝口温泉 喜楽里」を訪れた。大人の癒し空間がそこにはあった。
駅から徒歩だと結構歩くが入浴料はリーズナブル
最寄り駅はJR南武線「武蔵新城駅」。距離にして約1.3km、徒歩だと約17分だ。
バスの場合は、南武線・東急田園都市線の溝の口駅の南口から出ている東急バス5番乗り場「蟹ヶ谷」行き(または井田営業所前行)に乗車後、「橘小学校」下車すぐだ。(結構バス利用客もいた)
もちろん場所が場所だけに、無料駐車場を170台分完備している。
老舗旅館みたいな入口
2021年6月20日までは、9時から20時までの時短営業だ(2021年6月18日現在)。
通常時の営業内容については以下の通り。
営業時間
朝9時~深夜12時(※最終受付は夜11時30分)
入浴料金
まず、入館・入浴できるのは中学生以上からだ。言い換えると、小学生以下はNGなのだ。つまり、、
大人の入浴施設なのだ♥
注)健全な意味での”オトナ”
平日 | 870円 |
土日祝日 | 1,070円 |
いざ入店。
下足箱の鍵は自己保管。コインバック式ではない。
下駄箱は小さいので、流行りの厚底ランニングシューズやダッドスニーカーは注意が必要だ。
下足箱っていつもどの番号に使用か悩む・・・。今回は大人の入浴施設だから・・・
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中2かっ!!
下駄箱に鍵をかけて、入口の機械で体温測定して受付フロントへ。
フロントのおばちゃん「タオルは大丈夫ですか?」
「溝口温泉喜楽里」はタオルと館内着が有料なのだ。
ホームページで事前下調べ済みのため、タオルは持ってきている。
わい「要らぬ」と答えた。
ちなみに借りるとすると料金は下記の通り。
タオル | 100円 |
バスタオル | 150円 |
館内着 | 180円 |
手ぶらセット (タオル・バスタオル・館内着) | 380円 |
タオルや館内着の代わりになるようなものを持参するといいだろう。
あと「わたし、初めてなの」と言ったら、システムを説明してくれた。
- バーコードの付いた鍵を渡される。館内の食事やマッサージ含め、バーコードで集計し、帰る時にまとめて精算。
- 渡されたキーの番号とロッカーの番号は一致しない。よって、好きな番号のロッカーを使用してよい。
- 2階が脱衣室とお風呂。
だいたいこんな感じの案内だった。2階の脱衣所へ向かう。
店内は間接照明でムーディーで暗め。ランニングサングラスをかけていて暗くてよく見えない。度付きサングラスだから、外してもよくわからない。二重苦だ。
床はフローリング調のクッションフロア、裸足だとフワフワするクッション性を感じられる。
「源泉名「溝口温泉」のナトリウム塩化物炭酸水素塩温泉は重曹泉の名で知られています。アルカリ性で皮膚表面の脂肪分や分泌物が入荷し、洗い流され肌がすべすべします。「美人の湯」「美肌の湯」などと呼ばれています。」だそうな。
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脱衣所には黒光りするためのアレが置いてある
脱衣所に入る。訪れた日は金曜日だけど意外に混んでるのね。ロッカーが結構埋まってる。高身長だから上段のロッカーを使いたいんだけど、ほとんど使われていた。
脱衣所内に「涼み処」という名前の区切られているスペースがあった。喫煙スペースくらいの広さで、中にはベンチ1台と日焼けマシンが置いてある。
大人だからね。黒いよね。(意味不明)
案の定、「喫煙は喫煙所で」と書いてあった。
パウダールームは6つで椅子付き。ドライヤーは無料。綿棒もある。歯ブラシや髭剃りは無料でなく自販機で販売している。化粧水等もなし。このアメニティサービスの差がセンター南温泉 湯もみの里との料金差にもなっているのであろう。
飲料水機はあり。脱衣室も下駄箱同様、コインバック式ではない。
ランニングウエアを脱ぎ去り、いざお風呂へ。
白濁したお風呂って・・・
洗い場は26席。敷居で仕切られた個室ブース式は、コロナ感染拡大防止下にはいいね(Good)。
そして、シャンプーコンディショナー、ボディソープは各ブースに備え付けあり(Good)。
シャワーの「PUSH」レバーを押すと、お湯が出て自動で止まるのだが、その間隔が短い。
節水意識が高すぎる。レバー連打や。
身体を清めたら、まず内湯に入ろう。洗い場に近いところからせめる。
シルク風呂
シルクのように真っ白なお風呂は、浴槽内に一段段差がある。お湯が白濁して底が見えないから、ゆっくり手探り足探りで歩みを進めて身を沈める。
湯温は40度でぬるめ。超細かい泡が肌に吸着し、弾けることによるマッサージ作用と、毛穴の汚れまで落とす洗浄作用により、美肌効果が期待できるシルク風呂。他所の銭湯でも良く見るお風呂だ。
訪れたのは平日なのに意外と混んでる喜楽里。
シルク風呂って白濁してるからお湯の汚れが目立つんだよねー。
潔癖の人はまず無理だろう。小生も水面の汚れを見てすぐシルク風呂を出た。
炭酸源泉風呂
そして隣の炭酸泉へ。溝口温泉に入浴剤感覚で炭酸ガスを加えている。「センター南温泉 湯もみの里」と同じじゃん。
麦茶みたいな琥珀色のお風呂は、お湯に炭酸ガスが良く溶け込む37度設定。ぬるめでじっくりつかれるが、血行が良くなりすぎるため、15分を超えて入浴するな、と書いてあった。あとアクセや時計もNGだと。
アトラクション風呂
お次はジェットバス系。段差を三段くらい降りて腰くらいの深さがある浴槽。
座風呂ジェットが2つ。腰とふくらはぎにジェット水流が当たるが、微妙に位置が低くて(高身長だから)、ほぐして欲しい自分のポイントとずれる。
しゃがむタイプのジェットも2つ。しゃがむと背中と両脇を上下段の2つのジェットが、わがままボディを刺激する。両脇からの上段ジェットは乳首を刺激してくれる。
ジェット水流は、ボタンを押すことで一定時間、水流が吹き出る省エネ設計。さっきの洗い場のシャワーといい、商魂・・もとい、節水意識たくましくないか?
ちなみにアトラクション風呂の湯温は41度だった。
内湯の種類について他には、立ちシャワー3個と、掛け湯と、水風呂&サウナ2種。サウナについては後述するので乞うご期待。
露出天風呂
サウナの前に露天風呂へ行くことにした。
寝ころび湯
まずはお決まりの寝転び湯。10人横並びで寝転べるんだけど満杯!平日なのにこの人気。恐るべし喜楽里。
そういや、喜楽里の何がこんなに人を惹きつけるんだろう???平日なのにこんなに人がいるのは何故なんだろう???
露天スペースは、中央の天然温泉を囲むように寝転び湯と、休憩(外気浴)用の椅子やベンチが配置されたレイアウト。
椅子やベンチも満員や。
なんで平日なのに、こんなに混んでるんや?
(石を切り出したベンチは、コロナ感染拡大防止で間引いてるけど)
上の湯・下の湯
寝転び湯が満員だったので、中央の岩造りの温泉に入る。先程の炭酸源泉風呂の炭酸ガスを溶けこなせい源泉だが、2種類ある。
「下の湯」は源泉加温調整が入っている。湯温は40度くらい。一方、隣にある「上の湯」はこの地に涌出した源泉掛け流しで42度くらい。「下の湯」の方がゆっくりと浸かれるだろう。
「上の湯」はやぐらの骨組みに、屋根部分にすだれが載っている。隙間あるから土砂降り時は雨漏れしてあかんやろ。「下の湯」の方は屋根なし。
中央の温泉を囲むように配置された寝転び湯や休憩スペースには庇の屋根があるが、その張りだした屋根のせいか、露天風呂に開放感はあまり感じられない。周辺に高い建物が隣立しておらず、青空も広がるんだけどね。惜しい。
露天風呂周囲には、石灯籠や植物が植えられ、ツツジ、紫陽花などが咲いてる中に、熱帯植物があったりしてカオス藁。剪定もされておらず、整然さと統一感に欠けていた。
しっかし!ホント外気浴してる人がずっといた。椅子やスペースとしては10人分くらいあるが・・・、
なんで平日なのにこんなに混むんやろ?
※本日3回目の心の叫び
もしかしてその秘密はサウナ?
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遠赤外線サウナとヨモギ潮塩サウナ
サウナは2種類。まず遠赤外線サウナ。
サウナ室前のサウナマットが積まれており、それを一枚取り出し、備え付けの除菌スプレーをかけ、サウナ室に入る。
中はTVが映し出される四段シアター形式。やはりコロナ感染拡大防止のため、座る間隔が広がるように、タオルを調整(間引き)して置いてあり、トータル13人が座れるようになっていた。
ワイドショー見ながら1セット目をこなす。
水風呂は19度を示していた。
次は、ヨモギ塩サウナへ行ってみた。中に入ると、水蒸気がモヤ~ンと立ち込めて室内がよく見えない。
よく目を凝らして見ると、先客が1名いるらしい。さらによく見ると、席数は7名程度の広さで一段式。ヨモギ塩サウナのHow toが書いてある掲示物近くに座る。
どれどれ。ふむふむ。
湯船で温まった後にヨモギ塩サウナへ来る → 塩を適量とってボディになすりつける 、とな。
ほほぅ。確かに塩が置いてあるぞ。ひとつまみとる。
で、次は?
ふむふむ。マッサージせよ、とな。
すりすり、もみもみ・・
しみるーーーーーーーーーーー!!!!!(悶
虫刺されかなんかの傷口に塗ってしまったー!。こりゃ、かさぶたや傷口を避けてやらなあかんな。
でHow toに戻る。汗で塩が溶けたら → サウナを出て塩と汗を洗い流す → また湯船に使って温まって → 仕上げに冷水シャワーを浴びる、と書いてある。
取りあえずHow toに従っておこう。汗が出て塩が溶けるの待つ。このヨモギ塩サウナは60度弱で、そんなに汗が出なかった。
しかも、客が入れ替わり立ち代わり入ってきてドアを開ける都度、水蒸気が循環されて、サウナ室内の温度が下がるのだ。
ヨモギの効能の掲示も見ながら、いい匂いだと感じながら、適度な(もう耐えられないではない)ところでヨモギ塩サウナを出る。
汗と塩を流した後に風呂に浸かり → 冷水シャワー、とHow to通りこなす。
うーん、3セット目はまた高温の遠赤外線サウナやー。
もう耐えられへん手前まで汗をかいて、キンキンの水風呂へザブン。
クー!整うわー!
お休み処くつろぎ処etc.
風呂上がりに1階をチェック。
ゲーセンがある。「中坊以上しか入れへんでー」て言うて大人っぽい雰囲気出しとるくせになんやこれ。ガキっぽいぞ。
リクライニングチェアで寝転んで休憩できる「お休み処」。男女共通スペースの方は、リクライニングチェアが18台くらい。男子禁制の女性専用スペースだと13台くらい。
女性専用お休み処はちょっと魅惑的だったけど、入り口から寝転ぶ下半身を見ると・・・え、遠慮しときます。
「くつろぎ処」は壁に大型TVモニターが付いている。入口に雑誌が色々置いてあったから、読書で時間を潰せるかも(漫画はなし)。
ちなみにTVモニターのある休憩スペースはもう1か所ある。
岩盤浴もあり。これって混浴なんかな?岩盤浴入り口前に掲示してあったメリットの貼り紙を読んでる時に、岩盤浴着を身に纏ったうら若き女性が出て来て、ドキッとした。
後ろのベンチを見たら、若いカップルも同じ岩盤浴機を着てたし。
要チェックや。
食堂の料金設定はショーケースを見ると、フードは少し高めの価格設定。
その他、マッサージ処や飲料の自動販売機あり。
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私的銭湯評価 星1.5★☆
駅から遠いのになんでこんなに混んでるんやろ?(本日4回目)
タオル・館内着を持参すれば、870円で2種のサウナをたくさん愉しめるからだろうか。
この謎を解くために再び訪れなければならないな?
つづく?