土日は大田区の照の湯で朝風呂!サウナも楽しめるちょっとディープな天然温泉銭湯だ!

東京都の銭湯, 銭湯ラン

月例川崎マラソンや大田区民広場でのトラック練習の汗を流しに大田区仲六郷にある銭湯「照の湯」へ行ってきた。

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雑色駅・六郷土手駅両駅の中間にある

照の湯は2駅からアクセス可能。京浜急行本線雑色駅からは約650m、徒歩約8分だ

一方、同じ京急本線六郷土手駅からも徒歩約8分、距離約700mとほぼ同じ。

住宅街の中に現れる銭湯「照の湯」。

大田区の銭湯「照の湯」の外観
周囲の住居・マンションに同化している照の湯(2021年11月撮影)

1階が照の湯。2階以上は集合住宅のようだ。

大田区の銭湯「照の湯」の日替わり風呂案内
日替わり風呂のラインナップ。上階に住む人は毎日銭湯に入れてうらやましいぞ(2021年11月撮影)

土日祝日は午前10時から朝風呂!

照の湯の営業時間は15時~22時だが、土日祝日は10時から営業している。月例川崎マラソンを走った後に風呂に入れるのはありがたい!

また毎月第1日曜日は子ども入浴デー小学生以下の大田区民はフロントに申し出れば無料で入浴可能。家族で銭湯もいいね。

ちなみに定休日は木曜日だ。

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ファンシーな玄関

大田区の銭湯「照の湯」の玄関
いきなりの邂逅(2021年11月撮影)

照の湯の玄関に入るとアンパンマン・バイキンマン・ドキンちゃんのブロックがお出迎え。そしてディスコライト

子供向けなのか?フィーバーしたい大人向けなのか?よく分からない演出。

さらに・・

大田区の銭湯「照の湯」の玄関にあるロデオボーイ
ロデオボーイとメルヘンな壁紙!(2021年11月撮影)

子ども向けなのか?ダイエットしたい大人向けなのか?よくわからない。

ちょっと照の湯にディープな臭いを感じつつ、下駄箱にランニングシューズを入れる。

下駄箱は昔ながらの木札だ。これまでの流れだと、ここは100円コインバック式の現代的な下駄箱を想像していたが、レトロな木札だった。

いざ入店!と、店内入り口の足元に犬の置物が「待ってました」と書いた紙を持っている。可愛い。

サウナは入浴料+200円!

左前方にフロント。親父さんに入浴料480円を現金支払い。すると照の湯マスクをくれた。

大田区の銭湯「照の湯」のノベルティマスク
ちゃんと店名入りだ(2021年11月撮影)

照の湯のサウナは有料で、入浴料にプラス200円。あと手ぶらセットもあり、タオル・シャンプー・ボディーソープで130円。リーズナブルかも。


フロント左手が男湯。暖簾をくぐると目隠しの壁。右に回避して左前方へ回り込み、脱衣所へ。

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意外と年季を感じる脱衣所

途中右手にはアサヒの自販機。何故か商品が歯抜けに陳列販売。スペースをフルに陳列しないとは「やる気が感じられない」と怒る経営者もいるかもしれない。コーヒーやジュースと一緒にスーパードライも売ってた。


脱衣所に入るとL字にロッカーが配置されている。店の入り口側のロッカーは上2段が小さめロッカー、最下段が縦長ロッカーの3段構成。

最下段の縦長ロッカー内にはハンガーバーはないものの、左側の内壁にフックが2つ付いている。ジャケットなどの襟吊りを引っ掛ければシワは軽減されるだろう。

外壁側ロッカーは小さめ四角ロッカーの2段構成。ロッカー数はトータル40くらいだったかな。

女湯側の壁は、洗面所とドライヤーが1機あり、料金は20円。標準的な価格だ。

トイレは和式。なんと換気扇の羽根がなくなってる。メルヘンな玄関とは裏腹に、照の湯は年季の入った銭湯なんだな。

体重系もデジタルでなく秤式。木の身長台もある。子どもと一緒に照の湯に来て成長を感じるのもいいね。

あとは昭和レトロなソファーに、足ツボマッサージ機。料金は10分100円は安いんじゃないかい?。

中央にはテーブルと1人がけ椅子が3〜4脚置かれている。

ロッカーの鍵はカールコード。昔ながらのレトロ銭湯だとゴム紐が多いが、ここはカールコードなんだな。しかも鍵をしまうケース付き。アップデートされている。

プチ潔癖の小生にはありがたいカールコード。さて、ランニングウエアを脱ぎ捨て浴場へ。

小ぢんまりとした浴場

浴場に入ると気付く。奥行きがない

そして、こないだ行った船橋の浜町浴場みたいに中央に内湯があり、それを囲むようにカランが配置されている。

右手脱衣所側にサウナ、左手には水風呂立ちシャワーが2ブースある。


とりあえずカラダを清めよう。カラン前には石の四角柱が拵えてある。椅子だ!すごいね。座ってみると、

冷たっ!

秋冬は冷たいから、カランやシャワーでお湯をかけて温めた方がよい。

照の湯はシャンプー・ソープの設置はなし。カラダを清めてさぁお風呂へ。

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ひのき風呂がある

まず檜風呂から入ってみる。湯温計はないが40度くらい?の熱すぎない温度でちょうどいい。子どもでも入れる温度だ。


照の湯にも背景画はあって、富士山のペンキ絵。画の隅っこの描かれたハイウェイには、車が描かれている?と思ったら、ミニカーを貼り付けていた!子供も楽しめるね。おもしろい。

小石による足ツボ刺激と電気風呂&ジェットバス

ひのき風呂の一段下には、電気風呂ジェット風呂の浴槽が檜風呂を囲むようにL字に配置ある。

浴槽の床は小石が埋め込まれ、丸い突起が足つぼへ刺激を与えてくれる。浮力が働くのでそんなに痛くない。

電気風呂はもみパターンなしのビリビリタイプ。電極は2つあり。

ジェット風呂は座風呂タイプで1人分。
実はこのエリアの浴槽は檜風呂の湯温に反して結構熱い。42度はあるんじゃなかろうか

なので、熱いジェット対流に耐えていたw。また、座面が低い座風呂なので、ふくらはぎというか足首の上にジェット水流が当たるw。

あまり癒し効果がないw

あと腰への強力な1条のジェット水流。お湯の温度も高めで半身浴にはちょうどいい。ただ熱いお湯に耐えきれず、退散した。

檜風呂からのオーバーフロー式で少し低いところにある電気風呂&ジェット風呂エリア。オーバーフローではない独立浴槽が、さらにもう一段下にあるのだ。

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最下段の日替わり風呂に注意!

最下段は日替わり風呂。訪れた日は白濁したお湯でブクブクバイブラ。入浴剤のいい匂い。店頭のラインナップを見ると、「砂糖のなごみ湯」かな?白いし。

お湯は結構熱い。水温計を見ると56度!?さすがにそこまで熱くない。体感43度くらい?

それよりも!この日替わり浴槽は縁が低く、底は浴場の床より低い造り。つまり浴槽の縁の高さが床より10センチぐらいしかないほど低いのだ。

で、すぐそばにサウナと水風呂がある。どうなるか?

サウナから出た客が、日替わり風呂の前で、水風呂から水を桶に救って、汗を流すんだよ!!

浴槽に高さがないので、ビチャビチャ!と床に跳ね返った汗混じりの掛け湯が、顔に頭にかかるぜ!

最悪#

だからこの日替わり風呂の入り方というか、体勢には気をつけた方がいいぜ。

サウナも小ぢんまり

サウナは浴場内の他、脱衣所にも迫り出しているが、ぱっと見あまり広くなさそう。

ドア前には、サウナ用のジグソーパズルマットが6枚置いてあったが、6人もはいるかなぁ?
外から窺い見るに・・・3、4人がマックスな気がする。 

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琥珀のキンキン水風呂

サウナ対面に水風呂がある。色が透明じゃなく、茶色い「冷鉱泉」と書いてあるだ。そう天然温泉なのだ!

水温計は28度を示していたが、そんなにぬるくない。体感では20度以下だろう。いい感じにキンキンで冷たーい。2人入ればMAXのこぢんまりした水風呂だ。

隣に立ちシャワーもある。ブースタイプだからTOO SHY SHY BOYな小生には持ってこい。

けど2つあるブースうちの一つは壊れてるのか?水しか出なかった。年季入っとるね。

天然温泉露天風呂!

照の湯には町銭湯にも関わらず露天風呂もある。奥行きがない小ぢんまりした内湯だけど、これだけじゃ終わらない。

立ちシャワーの隣に外へ出る扉がある。出ると露天風呂スペースだ。竹垣に囲まれ、天井も竹で覆われ、露天というより外風呂だね。

左手に椅子が2つ並べられているから、外気浴休憩が可能。あとはスペースを有効活用するかのように最低限のスペースを残して、全て漆黒の湯が揺蕩う浴槽になっている。

お湯の温度は熱めで42度?くらい。外光が差さず、天井に吊るされた提灯の灯一つという薄暗さに加え、透明度のないお湯ゆえ、足元に気をつけて浴槽に進んでいく。手摺りはちゃんとある。意外と浅いな。肩が出て半身浴になる。

薄暗い中、湯温と外気に差があったので、白い湯気が漂う温泉。竹囲いの一部をくり抜かれた小さな窓からは、紅葉や木々の葉が垣間見える。

竹筒から「ちょぼちょぼ」と湯船に湯が注がれる音を聞きながら、

風流やなぁ・・・

と都会の喧騒を忘れ、癒しを得られる。


すると、

ガタンゴトンガタンゴトン

と列車の通る音。
照の湯は東海道・京浜東北線の線路が近いのだ。

情緒が台無しや。

とまぁ、大田区ならではの黒湯温泉に浸かり、冷鉱泉で冷やすという贅沢な温冷交代浴を3セットかましたのだった。

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渋くてアダルトなチョイス

照の湯のロビーにはテレビがある。そして、長テーブルとそれを囲むようにソファーと椅子がいくつか配置されている。

本棚もあり、鬼平犯科帳やジパングなどの漫画が並んでいる。

実に渋いチョイスだ。幼児・少年向けの漫画や絵本はない。

おいおい、玄関で垣間見せた、「お子様ウエルカム♪子どもも楽しめるよ」的な演出・印象に裏切られたやないけ。

何なら「30分以上ロビーにいるな」と貼り紙も貼ってある。どっちやねん。

とまぁ、なかなか面白い銭湯「照の湯」だった。日替わり風呂もあるから、また来たい。

以上

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