富山湯(江東区|亀戸駅)のドライヤーは善意から成り立つ?レトロ銭湯

荒川ラン・旧中川ランの汗を流しに、東京都江東区亀戸6丁目にある老舗銭湯「富山湯」へ行ってみたのだった。

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総武線亀戸駅から徒歩9分

富山湯の最寄駅はJR総武線・東武亀戸線の亀戸駅

亀戸駅の東口から距離約650m、徒歩約9分と近い(オレの感覚では近い方)

また都営新宿線の大島駅も富山湯に近くて、距離約750mで徒歩約11分

いずれにせよ駅から歩いていくと(走って行くと)、住宅街に現れる富山湯。

江東区亀戸の銭湯「富山湯」の外観
富山湯はコインランドリー併設
店前に伊藤園の自販機あり。
(2023年11月時点)
江東区亀戸の銭湯「富山湯」の外観
屋号の看板はないが玄関両脇の「ゆ」の文字が目立つ。
(2023年11月時点)

「ゆ」の文字の存在感が強い!

キン肉マンの額の「肉」以上の存在感だぜ。

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15時開店!

(東京都江東区なのに)富山湯の営業時間は、

15時~22時。

江東区銭湯のHPによると、富山湯の定休日は毎週土曜日

江東区亀戸の銭湯「富山湯」の定休日案内
2023年11月の定休日案内。
土曜日以外にも+αで休むみたい。
(2023年11月時点)

休業日案内が壁の至る所に貼ってあるから、要チェックや!

富山湯は玄関から入り口が異なる。
また店内入り口を目隠しするように玄関に傘ロッカーがあるが、鍵が壊れたか盗まれたかで前に別建ての新しい傘立てが設置されているw。

が、どっちが男湯か女湯かがわからない!

左側の下駄箱の番号は赤文字、右は黒文字

直感で赤が女湯、黒が男湯と認識して、右側の黒い文字の下駄箱に靴を入れた

下駄箱の番号は「88」まであり、木札の鍵が付いた下駄箱はまぁまぁ残ってたw。
傘ほど鍵が盗まれてるわけではなさそう。

江東区亀戸の銭湯「富山湯」の入り口
で、店内入り口に「男湯」と書かれた紙が貼ってあり安堵した。
よかった、合ってた。
(2023年11月時点)

引き戸を開けて富山湯店内へ。

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下駄箱の鍵は番頭に預けるシステム

富山湯は番台式かと思いきや、番台の向きが浴場へ向かず入り口へ向かってる。(風呂には背中を向け、客や風呂を見ることはできない向き)

これも時代の流れ。

番頭はおかみさんだったけど、携帯ゲームに没頭してた。

これも時代の流れw。

入浴料金520円(2023年11月時点東京都銭湯料金)現金で支払い

すると、

下駄箱の鍵を要求された。

富山湯は下駄箱の鍵を預け、代わりに脱衣ロッカーの鍵を渡されるシステム

ちなみに、タオルは300円で販売してた。

富山湯の脱衣所は天井が高いけど格天井ではなく、蛍光灯がぶら下がる。

割り当てロッカーを探す前に、トイレ行っとこ。
富山湯はレトロだから和式便所を覚悟したが、洋式便器だった。
でもウォシュレットなしの質素な洋式便器で、リフォームの跡が伺える。

さて、割り当てられたロッカーを探すか。
富山湯男湯の脱衣ロッカーは中置きロッカーが2段5列と、壁伝えに2面ある。
1面は3段7列、もう1面は4列2段の上に3列2段が積まれた、テトリスのブロックみたいな形のロッカー。

オレに割り当てられたのは中置きロッカーの上段。
天板の上も荷物が置けて、荷物が多い銭湯ランナーにはありがたい。

しかも!鍵に付くのははゴム紐でなくカールコード!

(ゴムだと前の客が使って湿ってる鍵に当たると不快だから嫌なのだ。レトロ銭湯でゴムを覚悟していたがカールコードでよかった。)

ランニングウエアを脱ぎ捨て、レトロな秤式体重計で体重チェックしたら風呂だ!

シャンプー&ボディーソープの備え付けあり!

富山湯男湯の洗い場は、外壁側と女湯側に各6席、5席両面の島カランが1列あり、合計22席

富山湯にはシャンプーとボディーソープの備え付けがあり、無料で使用可能!

カラン1列に1セットあるから計4セット置いてある。

レトロながらもシャワーの散水口は水垢等で塞がっておらず、水圧も射出方向も問題なかった。

壁側の洗い場には手摺りが付き、バリアフリー対応もしている。

背景画は富士山のペンキ絵で、ペンキの剥がれなどなく綺麗。
富士山の手前に湖が描かれているが、湖畔に桜が満開
リアルでこの景色を見たいものだ。

浴場は東京宮造り銭湯の凸型の高い天井で、ブルーの柱・梁に白い壁天井。
ペンキ塗りたてみたいに黒いカビや剥がれなどなくキレイ。

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大小2種類の浴槽がある

さて富山湯の内湯は背景画下にあり、大小2種類の浴槽がある。

大浴槽にはジェット座風呂もある

大きい方の浴槽は透明な白湯浴槽でさらに2種類のエリアに分かれる。

一つはシンプルな白湯浴槽
気泡やジェットなどなく、壁の鉄格子からチョロチョロとお湯が注がれてるだけ。

壁の水温計は43度を示しており、熱め。(冬の凍えたカラダだと最初は大分熱く感じることだろう。)
水深は体育座りでちょうどいい浅い風呂。

で、隣にはジェット座風呂ブースが2人分ある。

足裏・アキレス腱・背中へは左右2条、腰へはセンターの1条のジェットが噴射。
水圧はそこそこあるが、ふくらはぎへのジェットではなく、位置が低すぎて足首・アキレス腱にジェットが当たる。

(まぁ、アキレス腱でもいいんだけど、個人的には関節でなくランニングで張った筋肉を癒してほしい。)

ゆえに下肢へのマッサージは乏しいものの、代わりに水枕が結露しており、触ったら冷たい!

浅く座って冷たい水枕に頭を預け、下肢を伸ばして入ると気持ちいい♪
43度でお湯が熱い上に、ジェットマッサージもあるもんだから血行がすぐ良くなる!ポカポカだ。

小浴槽は薬湯

小浴槽は薬湯の浴槽だ。

水深は深いが小浴槽ゆえ、一度に入れるのは2人までだろうな。

2023年11月に訪れた日は、米ぬかオリーブ風呂の日。
黄緑色の入浴剤が入った香るお風呂は、米ぬか感やオリーブ感はあまり感じないけど、肌がしっとりツヤツヤになったような気がする。

薬湯の温度も43度

サウナ・水風呂なし!立ちシャワーはお湯だけ!

富山湯にはサウナ・水風呂はないが、立ちシャワーが1ブースある。

ホースのハンドシャワーはハンドルが1つあり、お湯だけ

水は出ないのだ!

ならば、とカランの水はぬるめ。(冬になると冷たくなるかもしれないが。)

足ツボ刺激コーナーあり。

さて、白湯浴槽の前にはコンクリにいくつかの小石が頭を半分出して埋まったエリアがある。

上に乗ると、足ツボを刺激!

学芸大学の千代の湯川崎市高津区の鈴の湯でも見られた、

全裸で身悶えるおっさんの完成だw。

ってなわけで、クールダウンの術がないながらもホットな内風呂とカラン前で休憩する温冷交互浴をかまして風呂を出た。(水風呂か水シャワー欲しい)

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ドライヤーは無料ではない。有料。

風呂上がりに鏡を見ると、

オレの肌、真っ赤じゃん!?

やはりクールダウンが十分できていなかったみたいだ。
ロッカー上に置いてあった団扇でめっちゃ扇ぐ。

サロニアのドライヤーが1機あり。(こんなん↓)

料金は20円だが、コイン投入機は貯金箱みたい。

ドライヤーのコードを辿ると、壁のコンセントに刺さってる。
スイッチを入れたら・・?、

風が吹き出した!

富山湯のドライヤーは江東区民の善意で成り立っている!?

古くはないけど新しくもない(平成初期くらいな感じ)マッサージチェアが1台ある。料金は10分100円
店に入った時使ってる人がいたからちゃんと動く。

また、ブラックウルフのスカルプエッセンスも置いてあった。

ハゲのオレにはもはや手遅れなのだが。

冷蔵ショーケースの瓶牛乳は130円、ポカリの缶は130円、オロナミンCは120円で販売してた。(2023年11月時点価格)

というわけで脱衣ロッカーの鍵を返して、下駄箱の鍵を受け取り退店。

亀戸の街へ繰り出すのだった。

健全な意味で。

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