丸正浴場(世田谷区喜多見)レビュー|深海気分でお風呂に浸かってきた

2022年8月10日東京都の銭湯, 銭湯ラン

多摩川ランの汗を流しに、多摩水道橋から少し足を伸ばして、東京都世田谷区喜多見4丁目にある銭湯「丸正浴場」へ行ってきた。
またある日は、大蔵運動公園陸上競技場での汗を流しに、「丸正浴場」へ。
不思議な空間の銭湯だったのでレビューする。

スポンサーリンク

小田急線・喜多見駅から徒歩9分の低層住宅街に佇む銭湯

丸正浴場の最寄駅は小田急線の喜多見駅

喜多見駅の南口を出たら、丸正浴場まで徒歩約10分、距離にして約750mほど。

世田谷区喜多見の銭湯「丸正浴場」の煙突
低層住宅街に聳え立つ丸正浴場の煙突が現れる。
(2022年7月撮影)
世田谷区喜多見の銭湯「丸正浴場」の外観
コミュニティセントウ丸正浴場に到着。
店の前に自転車が停められていた。
(2022年7月撮影)

煙突が見えたから、丸正浴場とは東京らしい千鳥破風の銭湯と思いきや、平成初期の喫茶店みたいな店構えw。
昭和レトロ感は外観からはあまり感じないw。

世田谷区喜多見の銭湯「丸正浴場」のコインランドリー
丸正浴場の向かいにはコインランドリーがある。
風呂の他、洗濯をすることもできる。
(2022年7月撮影)

営業時間は15時~22時閉店

コロナ前は丸正浴場の営業時間は15~23時だったみたいだけど、2022年7月に訪れたら、当面の間15時~22時営業になっていた。
(閉店が1時間早まった)

世田谷区喜多見の銭湯「丸正浴場」の入り口
貼り紙で「当面の間、午後3時~午後10時」と書いてあった。
(2022年7月撮影)

その後、2023年6月に訪れたら、

22時閉店になっていた。

世田谷区喜多見の銭湯「丸正浴場」の営業案内
こりゃ、おそらく23時閉店には戻らなそう。
(2023年6月時点)

ちなみに定休日は毎週水曜日第3火曜日
※したがって、第3火曜・水曜は連休だ。

玄関の右には、突っ込むタイプの傘ロッカーがある。
建物の中に入ると、なんかレトロ感が増したなw。

下駄箱はL字型に置かれて数も多い。120個くらいあるんじゃなかろうか。
全部同じ大きさの下駄箱なので、長靴やブーツは入らなそう。

小生が履いている厚底のNIKEランニングシューズUS10サイズは、無事下駄箱に入った。ε-(´∀`*)ホッ

下駄箱の鍵は、松竹錠の木札でレトロ。

相次ぐ入浴料金の値上げ!

2022年7月来訪時、店内に入ろうとすると自動ドアに貼り紙が貼ってあった。

世田谷区喜多見の銭湯「丸正浴場」に貼ってあった東京都銭湯料金値上げの告示
「入浴料金改定のお知らせとご理解を」だと?
(2022年7月撮影)

社会経済情勢や原油価格の高騰などのため、2022年7月15日から入浴料金が20円値上げとのこと。

なので、2022年7月15日からは入浴料金が500円だ(大人)!

※子ども料金も20円値上げ。

ま、致し方なし。( ;∀;)

てか、ここ、東京都の世田谷区だったんか!


丸正浴場店内に入ると赤い絨毯のロビー。なんともノスタルジー。
昭和レトロの臭いが、俄然強くなったw。

はて?券売機は?と探すも見当たらない。
左後方を見るとフロントがあった

あ、ここは券売機ないのね。

ということでフロントに行って、おやっさん(ある時はおかみさん)に、入浴料金を現金払い(2022年7月来店時は既に値上げされた後だった)
ここにも値上げの紙が貼ってあった。


次いで、2023年6月来訪時には、

2023年7月1日から入浴料金が520円に値上げする」と書かれていた!

ま、致し方なし。( ;∀;)

てか、ここ、東京都の世田谷区だったんか!※2回目

サウナ料金は300円!バスタオル付き!

さて、2023年7月1日に入浴料金が520円へ値上げされたが、丸正浴場のサウナ料金は300円のままで、値上げはせず。

2024年5月現在、サウナ料金は300円のまま。

つまり入浴料金と合わせると、820円なり。

サウナ客は下駄箱の鍵をフロントに預ける。(入浴だけの場合は自分で管理)

すると、サウナキー黄色いバスタオルを渡される。

タオルは「柔軟剤を使っていないだろう」というくらい、バリバリのハード。バリスティックナイロンばりw。


ちなみにその他の浴用品は、販売タオルは250円、コンディショナー入りシャンプー110円、ボディーソープ160円で販売していた。(2024年5月時点)

縁側付きの坪庭がある脱衣所

丸正浴場の脱衣所に入ると、割と広い!
そして天井を見ると高い
今はクロスが貼られているが、多分昔は格天井だった名残りがある?

脱衣所内は、サウナ室が脱衣所に食い込んでる間取り。
サウナ室のある壁面には、ロッカーとトイレがある。

トイレは和式だ!
もはや昭和レトロは隠せないw。

ロッカーは少し大きめの長方形のロッカーが4段6列。
番号が上から下(↓)でなく、左から右へ(→)と振られるマイナー仕様w。

で、ロッカーはもう一面ある、ロビー側の壁に。
こっちは上3段が一般用で、下2段が貸しロッカー
一般用ロッカーの大きさは皆同じで、数は3段8列=24個ある。

ロッカーの鍵には、ゴム紐が付く。
他の客が使用して湿っているのがイヤ( ゚Д゚)なので、湿ってないロッカーをチョイスして使用した。

なので、カールコードだと嬉しい。

「半自動」て書いてあるけど、全手動の扉を注意深く閉めて風呂だ!

シャンプー・ボディーソープの備え付けがある!

丸正浴場の浴場は、前半分が洗い場で、島カランが2列ある。
外壁側にカランが6つ、女湯側の壁と島カランにはカランが5つずつある。
なので、洗い場はトータル31席あるのかな?キャパは十分だと思う。

そして、浴場の後ろ半分は内湯。
サウナ室は、脱衣所に迫り出す形で右側にある。また、立ちシャワーも女湯側に1ブースある。

丸正浴場には有難いことに、

リンスインシャンプーとボディーソープの備え付けがあり、無料で使用可能!

(phoenixの業務用。リンスインシャンプーはピンク色でボディソープは緑色。)

シャンプー&ソープは4セット置いてあり、カラン1列当たり1セットの配置。
ボトルは固定はされてないので、移動できる。

暦年の使用により、シャワーの散水口は水垢がこびりついてる。
不思議と穴は塞いでないので、水圧や水量は問題なかった。外壁側のシャワーは、あっちこっちに飛び散ったw。

カラダを清めたら風呂だ!

スポンサーリンク

深海に潜った竜宮城気分で風呂に浸れる!

丸正浴場の背景画は、銭湯によくある富士山のペンキ絵ではない!

海の中で熱帯魚や海亀が泳ぐモザイクタイル絵だ!

そして壁の一部は繰り抜かれて、自然岩がいくつか置かれて海底のようになっている。

したがって、深海気分、竜宮城気分で風呂に浸れるのだ

なかなかユニーク。

水枕付きジェット座風呂!

丸正浴場の男湯には、3種類の内湯がある。

女湯側の浴槽は、ジェット座風呂が2席分!

水深は1メートルくらい。
座ると足裏・ふくらはぎ・腰・背中をジェット水圧がマッサージ!
ジェット水流は、腰だけセンターの1条で、他の箇所は左右2条だった。

2席とも座ってみたが、ジェットは故障しておらず、水圧は十分♪
お湯の温度も41度くらいで、熱すぎずちょうどいい♪

水枕も付いてるけど、水面のすぐ上にあるから、普通に座ると背中に当たってしまう。つまり、位置があまりよくない。
しかも冷たくないし。(-_-;)

別にいらないと思うけど、水枕ww。

勢いよく沸き立つバイブラ気泡風呂!

隣の真ん中の浴槽は、一番広い。大人が5人くらい?横並びで入れる幅。
ここは膝下くらいの浅風呂なので、体育座りでちょうどいいね♪

壁の水温計は41度
熱すぎずGood👍。

床の1か所からバイブラ気泡がブクブクと発生しているのだが、

勢いが凄い!

間欠泉?みたいに、噴水一歩手前の勢いで沸き立ち、水面がもっこりしてるw。

これはこれで実は気持ちいいかも♪

また、繰り抜かれた背景に置いてある岩の隙間から、お湯がチョロチョロと湯船に注いでいる
ちょっとした露天風呂気分にもなれ、お得な気分♪

さて、丸正浴場の造りは、よくある東京の宮造り銭湯。(例えば五反田の松の湯みたいに。)
高い二段天井にブルーの壁板・柱梁。

けど、中央の壁にある掛け時計の下に昭和風のペンキ広告があるのは、他ではあまり見ないかもw。

壁や天井は結構ボロボロw。コロナ感染拡大防止のために、換気目的で外壁側の磨りガラスを開けてるのもあるけど、採光性が高いのか浴場内は明るい。
だからか、劣化はあまり気にならなかった。

窓の外には塀と目隠しのトタンがあるけど、隣のアパートの2階からはもしかしたら見えるかも???

あと照明は、壁や頭上にある白色蛍光灯。
夜になると、もしかしたらみすぼらしい感じは出てくるかもしれない。。

天然軟水の冷水風呂がある!

残る一つの内湯は、天然軟水冷水風呂

喜多見の地下95mから湧き出る天然の軟水、かつ温泉を使用した水風呂だ!

メタケイ酸で古代植物に由来する茶褐色の軟水温泉は、大田区や綱島あたりの黒湯より、色は少し薄くて透明度がある。

大人1人分くらいしか入れない、小さな水風呂だ。
入ってみると、

そんなに冷たくないw。

源泉のままなのか?壁の水温計は25度を示す。

でも、軟水と相まって優しい肌触りだ。マイルドでいつでも入ってられそう。ε-(´∀`*)ホッ

したがって、冷たいのが苦手な人にオススメなマイルド水風呂。
お風呂との温冷交互浴にちょうどいいけど、サウナ後のクールダウンだと、もうちょい冷たさが欲しいかな。


ちなみに、脱衣所との出入口そばの壁に「本日の薬用風呂『ラベンダー』」とあり、効能とかも書かれてたけど、今まで述べたお風呂は色は透明で、ラベンダーの香りもしない。(゚_。)?
他にお風呂は見当たらないけど、なんだろう?予告?
でもいつやるかは書いてない。意味不明や。 (゚_。)?

ガス遠赤外線サウナ!

サウナ室のドアはサウナキーが必要。
あとサウナには、フロントで渡された「丸正浴場」と書かれた黄色いタオルを持って入ること。
サウナマット(ビート板)はなし!

※ちなみに無銭サウナの罰金は1,000円だ。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

ドア横にはフックでなく、タオルを掛けられるバーがある。 

で、サウナ室ドアの上の温度計を見ると80度だった。ちょっと低いな、ホントは何度だろ?と考えながら入室。

サウナ室は縦に細長い。
右側に2段ベンチ。左側の中央にガスヒーターがあり、チリチリ言ってる。

サウナ室内にあるのは、温度計と、巷によくあるガスヒーターの蘊蓄。(体感温度+20度だとか、無理なく汗かけるだとか)
テレビ・12分計・砂時計はなし

が、インストゥルメンタルのBGMがかかってる。

曲のジャンルは何だろ?ヒーリングまではいかないな。昭和レトロなラブホでかかってそうなやつw。
またはドラクエの不死鳥ラーミア的なやつw。

が、割と大きな音量で流れてる。(うるさく感じる人もいるかもしれない)


さて、ベンチにはオレンジ色のタオルが敷いてある。

ベンチ上段は4人、下段は3人座れる。(サウナ室は細長い、つまり奥行きがないので、ドア前の下段は座れないから3人)
したがって、定員は7人かな。

(でも、ベンチの奥行きがないから、7人も場合によっては厳しいかも。)

室内の温度計だと90度を示し、ストーブとベンチの距離も近いこともあってか?

熱い!!

壁の石や背中の板も熱くて、寄りかかれない。すぐ汗をでる。ι(´Д`υ)アツィー

が、12分計も砂時計もないので、いかんせん時間がわからない
ドアから浴場内を覗いても、都合よく時計がかかってたりはしないものだ。

なので、室内に流れるBGM1曲を5分とみなして、入室後、2曲フルで聞いたら出ることにした。
入室した時は曲の途中+フル2曲聞いて、トータルで大体12分くらいでしょ?
と考えたけど、多分10分くらいだと思うwww。

ある日の休日に訪れたら、サウナ客がゼロの時間帯で、俺一人で貸し切り状態だった♪
その後、1人か2人くらい入ってきたけど、基本空いていた♪

サウナから出たら、前述の天然軟水水風呂へイン。

ん~、物足りないwww

スポンサーリンク

冷たさを求めるなら立ちシャワー!

やっぱ、サウナで火照ったボディを冷やすのに、25度の天然軟水冷水風呂ではちと物足りない・・・。

そんな時は立ちシャワーで解決!

女湯側に1ブースある立ちシャワーに入ると、ハンドルが4つ?ある。(◎_◎;)

な、なんで?(焦

左2つのハンドルが赤色で、右2つが青色だから、色で「お湯」と「水」ってのはわかる。

なんでハンドル4つあるの?
2つでよくない??

シャワーヘッドは頭上に1つあるが、ブース内を見渡すとなんと!

ブースの入り口側の左右に散水口が3段ある。

そう、ブースの左右後方から背中へ向けてのボディシャワーもあるのだ!

つまり、オーバーヘッドシャワー用のハンドルと、この後方からのボディシャワー用のハンドルだったのだ。
だから4つあったのか!(解決)

で、シャワーの水は、天然軟水冷水風呂より冷たい
ゆえに両方開栓すれば、全身に冷たい水を浴びせられるのだ!

てことで、立ちシャワーで追い打ちクールダウンを実施w。


丸正浴場は水風呂はあるけど、露天風呂はないので外気浴スペースもない。
浴場内にも休憩スペースはないので、カラン前に座ってみんな休憩してた。

ちなみに、自販機は脱衣所にもロビーにもないから、水分補給ドリンクは持参した方がいいかも。

以上、3セットかまして風呂を出た。


夏に訪れた時、脱衣所は扇風機だけ。
クーラーなしであまり涼しくなかった。

だが、東京銭湯らしく、丸正浴場の脱衣所には坪庭があった!
しかも縁側付き
シンプルで質素な庭だ。

縁側へ出るサッシの前にはガラステーブルと椅子が一つ。
団扇もあるので、庭を見ながら涼める。風流やな~。

脱衣所中央には、2台のベンチがL字に置いてある。(動線に沿っているね)
女湯側の壁には洗面所が2つあるほか、ドレッサーが3つ。

けど、椅子は1つw。

Panasonic製の小型ドライヤーも1機
椅子とドライヤーも3つ欲しいところw

ちなみに、ドライヤー料金は20円

フットマッサージ付きの黒いマッサージチェアが1台あり(料金は100円)
体重計はデジタル。

(このへんは割とブラッシュアップしてるな、古くない。)

あと、ツボ押し用の踏み板もあった。


丸正浴場のロビーは結構広い。
目の前に液晶テレビがあり、その前に向かい合うようにソファーと椅子が置かれている。

座面が破れてるのは、数々のケツを受け止めてきた勲章だw。

またロビーの別の場所にも、テーブルを挟むように、これまたソファーが置いてある。
こちらは雑誌などが置いてあった。

ロビーで座れる席がたくさんだ♪


丸正浴場では飲料のほか、アルコールも販売してる。
ビン牛乳は130円、スーパードライ・一番搾りの350ml缶は250円だ。(2023年6月時点価格)

そうそう、サウナのバスタオルは、フロント前(女湯入り口そば)にあるゴミ箱みたいな返却箱へ入れて返すのだ。

サウナキーと一緒に返すと、二度見されるか、変な目で見られるぞ。肝に銘じろ。

丸正浴場情報まとめ

住所〒157-0067 東京都世田谷区喜多見4丁目36−16
アクセス小田急線喜多見駅南口から徒歩約10分(距離約750m)
営業時間15時~22時
定休日毎週水曜日第3火曜日
入浴料金520円
サウナ料金300円(サウナキー・バスタオル付き)
浴用品販売販売タオル250円、コンディショナー入りシャンプー110円、ボディーソープ160円、その他あり。
シャンプー・ボディソープ備え付けアリ
お風呂の種類(男湯)ジェット座風呂×2、バイブラ気泡風呂、天然軟水冷水風呂、立ちシャワー×1
サウナ(男湯)ガス遠赤外線サウナ(90度)
テレビ・12分計・砂時計・サウナマット(ビート板)なし。インストゥルメンタルBGMあり。
定員7人
ドライヤー(男湯)1機(料金20円)
2024年5月時点

おしまい。

スポンサーリンク