松の湯(墨田区|両国・錦糸町駅)はミストサウナ無料の銭湯!

小名木川ラン・隅田川ランの汗を流しに、東京都墨田区みどり3丁目にあるレトロな外観の銭湯「松の湯」へ行ってみた。

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錦糸町駅・両国駅からアクセス可能

墨田区の松の湯はちょうど錦糸町駅・両国駅の中間あたりに位置してる

JR総武線・東京メトロ半蔵門線の錦糸町駅から松の湯までは、距離約1.1kmで徒歩約16分

一方、JR総武線の両国駅から松の湯までは、距離約1.3kmで徒歩約18分

都営大江戸線の両国駅のA5出口からだと距離約900m、徒歩約13分で少し近くなる。

ちなみに、実は松の湯に一番近い駅は都営新宿線の菊川駅w。

菊川駅のA3出口から松の湯までの距離は約600mで、徒歩で約9分だ!

東京都道319号環状三号線から路地に入ると・・・、

東京都墨田区の銭湯「松の湯」の外観
高層マンションの隣にレトロな千鳥破風の宮造り銭湯が佇んでいる!
(2023年11月時点)

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日曜日は朝湯もやっててランステ利用もできる!そして年中無休!

松の湯の営業時間は、

15時〜24時

また、日曜日は8時〜13時の間で朝湯もやっている!

そして松の湯はランナーズステーションとしての利用も可能だから、隅田川ランや小名木川ラン、猿江恩賜公園ランへ繰り出せるのだ!

さらに定休日はなく年中無休!

すごいぜ!松の湯!

東京都墨田区の銭湯「松の湯」の営業案内
松の湯の営業案内。
コインランドリーも併設されている。
(2023年11月時点)

ミストサウナが追加料金なしの無料で入れる!

東京都墨田区の銭湯「松の湯」の営業案内
さらに店先のブラックボードを見ると・・・、
(2023年11月時点)

松の湯は無料でミストサウナに入れるって!?

すごい!すごいぞ!松の湯!

東京都墨田区の銭湯「松の湯」の外観
期待に胸躍らせ、入店!
(2023年11月撮影)

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瀕死の下駄箱

下駄箱は玄関の両側にある。
左側の下駄箱の番号は赤い文字で書かれており、右側は黒い文字

きっと左の赤文字が女性用で、右の黒文字が男性用だな。

店内への入り口はひとつだけだから番台式ではないと思うが、直感に従って右側の黒い文字の下駄箱に入れようとしたら、

たくさん使われとるやんけ!?

と思ったら

「鍵がありません」

と貼ってある。

東京都墨田区の銭湯「松の湯」の下駄箱
下駄箱の鍵が多数持ち去られてるようだ。
(2023年11月時点)

何とか鍵がある下駄箱をチョイスして、ランニングシューズをしまい込んだ。

ちなみに端っこにブーツ・長靴がしまえる縦長の下駄箱が1列4段あったが、鍵があるのは半分だけだったw。

キャッシュレス決済に対応!

店内に入ると、左側からおかみさんが元気な声で

「いらっしゃいませ、こんにちは!」

Σ(゚Д゚;)

TOO SHY SHY BOYのオレは吃りながら、

「こ、こんにちは」

とやっとこさ返事したw。

案の定、松の湯は番台式でなくフロント式だった。

でも、コミュ障なオレ向きに券売機が右側にあるではないか!

松の湯はレトロな外観ながらも、時流に即してキャッシュレス決済(au PAYやPayPayなどのコード決済)も可能!

だが、券売機でなくフロントでのやりとりになるから、コミュ障のオレは券売機で現金を投入したのだったw。

貸しタオルもある!

松の湯の入浴料金は520円(2023年11月時点の東京都銭湯料金)

前述の通り、ミストサウナは無料なので、券売機に「サウナ」のボタンはない。

貸しフェイスタオルが50円貸しバスタオルが100円のボタンがあるけど、

毎月26日は「風呂の日」ということで貸しタオルが無料!

太っ腹だぜ、松の湯!

ちなみに、券売機は新500円硬貨は使えないので要注意。

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下駄箱の鍵は預けるシステム

購入したチケットをくるりと反転して、おかみさんに提出。

すると、

「下駄箱の鍵を渡してください。」

松の湯は下駄箱の鍵を預けるシステムなのか。

そりゃそうだ。これ以上下駄箱の鍵がなくなってしまったら困るもんな。
ランステ利用可能ならロッカー数や下駄箱数は多い方がランナーを収容できるもんな。

てわけで、下駄箱の鍵を渡して脱衣ロッカーの鍵を受け取る

そしたらおかみさんに、

「サウナに入るようだったら、水をコップ一杯飲んで行って下さい。」

と、ロビーにあるクラレ的なウォーターサーバーを指差し、水分補給を促された。

「サウナは狭いけど無料なので」

とも言っていた。

おかみさんの言葉に従い、紙コップに水を注いで水分補給をした。
見事なリスクヘッジだな。

てか、サービス精神が凄いぜ、松の湯!

ってわけで、やっとこさ脱衣所へイン。(;´Д`)

レトロ銭湯は割とサクッと執筆が終わるのに、サービス満点な松の湯はトピックスが豊富だ!

脱衣所にインしたら、割り当てロッカーを探す前にトイレへ。

トイレは和式かと思いきや、洋式便器(ウォシュレットなし)になっていた!さすがやね。

ロッカーは外壁側の一面にずらりと並び、3段14列あるから計42個のロッカー。

オレは長身長だからか?一番上のロッカーを割り当てられたw。

ロッカーは少し縦が長い長方形ロッカー。
オレ愛用のサロモン・トレイルブレイザー20(コレ↓)は難なく収まった。

ブリーフケース抱えてスーツを着たビジネスマンや、松の湯をランステにして走ろうというランナーには心許ない収納キャパだが、ロビーにハンガーラックがあるので上着やコートをかけられる。
とりあえず荷物は少なめ、洋服も嵩張らないものが良さそうだ!

ランニングウエアを脱ぎ捨て、ランニング後の体重を測ろうとしたら、レトロな秤式体重計は故障していて、

「計測体重からマイナス10kgして」

と書いてあるw。

暗算は得意だから問題ないよ、と計測。
ってか他にデジタル表示の体重計もあった。

ちゃんと計測できる体重計もあるんじゃん!(笑)

ちなみに、脱衣ロッカーの鍵に付くのはゴム紐でなくてカールコードだ!(さすがだぜ、松の湯)

少し重めの引き戸を開けて、松の湯の浴場へ突入!

シャンプー・ボディソープも設置されてるから手ぶら入浴も可能!

洗い場は、女湯側の壁に5席、両面5席の島カランが1列、外壁側に5席あるので合計19席

松の湯は、リンスインシャンプーとボディーソープの備え付けがある!
しかも無料で使用可能!

ってことは、貸しタオルもあるから、松の湯は手ぶら入浴も可能だ!

リンスインシャンプー&ボディーソープは6セットもあるので、争奪戦の心配はなさそうだ。

ただ注意点としては、女湯側の洗い場はシャワーがなく、カランのみ
またシャワー付きの洗い場でも2箇所ほどシャワーが故障して使えない。

ちなみにシャワーの水圧等は問題なし。

カラダを清めたら風呂だ!

松の湯の背景画は、緻密かつ壮大なモザイクタイル画。

アルプス湖畔の別荘地みたいな風景画は、女湯と一つにした壮大なモザイクタイル画だが、中世の城が湖畔に佇み、上空をジャンボジェットが飛んでいる。

どんな時代設定やねんw。

しかも湖には白鳥が優雅に泳いどる笑。

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薬湯の小浴槽

上記のようなミクスチャーな背景画下に、内湯浴槽が2種類ある。

女湯側にあるのは薬湯

2023年11月某日に訪れた時は、赤が強いピンク色のお湯。

漢方の甘草の薬湯だ!

ちょっと甘い匂いだけど、漢方っぽい匂いもする甘草湯。
浴槽は1人か、せいぜい2人入れるくらいの小さな浴槽。
温度計は38度を示しており、ぬるめ。

白湯の大浴槽

もう一方は白湯の大浴槽で、3種類の風呂がある。

ジェット寝風呂

一つはジェット寝風呂が2人分

足裏・ふくらはぎ・背中へは左右2条、腰へはセンターの1条のジェットが噴出して、カラダをほぐしてくれる。

寝風呂は人体にそって起伏がある床なのだが、具体的には足裏ジェットは水平噴射、ふくらはぎは垂直噴射、腰と背中はリクライニングした背もたれ部から水平噴射となっている。

が、2ブースのうち左側のブースは、足裏と腰のジェットが死んでる・・・笑。

でも、垂直噴射のふくらはぎへのジェットが生きているので、寝転んで体勢を調整して膝を畳めば足裏マッサージになるし、足を伸ばせば膝裏マッサージ、浅く寝転べば腿裏マッサージにもなる。
これはこれでピンポイントで解される。

そして、隣の右側ブースは右足裏ジェットだけ死んでる
ゆえにジェット寝風呂で解されたいなら、1箇所のジェットだけが死んでる右側ブースがおすすめ。 

で、水枕はなく頭位置が低いので、頭を起伏に沿って寝かせると必然的に浴場天井を仰ぎ見る形となる。

松の湯の天井は、東京宮造り銭湯に反して半円型のドーム状。
エメラルドグリーンと白のツートーンは昭和セピアな印象を受ける。(江東区の砂町竹の湯みたいな)

で、年季が入っていて壁や天井に黒ずんでいるところが多々見受けられる。(-_-;)
さて、見なかったことにして次の風呂へ。

電気風呂

隣は電気風呂ブースが一つ

ブース両脇に電極があるが、左側の電極は多分死んでる・・。
電極に手を密着させても、

何も感じない(笑。

反対側の電極は微弱ながらビリビリを感じる。
揉みパターンなしのビリビリタイプだが。

よって、電気風呂ならお隣の江東区のらかん湯をお勧めしたい(笑)。

おそらくは元打たせ湯

そして白湯浴槽の最後は、昔は打たせ湯であっただろうというブースが一つ。

段差のあるエリアは水深が約90センチで、椅子があり半身浴ができる。

それだけではない。

高い衝立があるブースに加え、壁の上方には撤去された注水口がある。
恐らく高い衝立は打たせ湯ゆえに飛沫を抑えるためのものだと思うが、今はもう何の変哲もないプライベートスペースで半身浴できるブースとなっている。

隠キャのオレにとっては隅っこや狭いところは好物。
これはこれでおひとり様空間でじっくり温まれるスペースだw。

以上、白湯浴槽の湯温は41度を示していた。
熱すぎずぬるすぎず。

ジェット寝風呂はジェット水流で血行が良くなり、すぐに汗をかくようになった。

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48度のミストサウナは意外と熱い

そして、松の湯にはミストサウナ(無料)がある!
内湯浴槽の隣にある採暖室みたいな部屋がミストサウナ室だ。

ドアに貼ってある注意書きには、

「寝転ぶな」(狭いから)

「風呂椅子の持ち込み禁止」(狭いから)

の他に「サウナマット使用」とある。

サウナ室ドア前に、茶色の四角いサウナマットが5枚ほど置いてあった。

サウナマット1枚を手に取っていざ採暖・・、もとい、サウナ室へイン!

ドアはPULLだが取っ手が壊れた?ようで、吸盤で接着させる取っ手(手摺り)が付いている!(こんな感じ↓)

ミストサウナ室に入ると、左方向へ鰻の寝床みたいな細長いスペースが展開される。
マットは5枚あったけど、御影石の座面のベンチはせいぜい4人が収容人数として適正だろう。

浴場に面する壁は、ワイヤー入りの窓になっていて浴場の灯が入ってくるので明るい。
薄暗いゆえの閉塞感は少ないサウナ室だ。

サウナ室内は12分計やBGM、温度計すらない質素な部屋となっている。

ただ御影石調の座面は熱されて熱い

サウナマットは小さいので、恰幅が良くてケツがでかい人にはもしかしたらケツがはみ出るかもしれない。(脂肪の厚さがあるかもしれないがw)

また一番奥の座面下にダクトの排出口があり、熱い蒸気が常時噴出されている。
なので一番奥に関しては、座って足を地面に置くと座面下のダクトからの熱気を受けて火傷してしまうので、みんな足を対面にある窓枠に乗せていた。

ベンチは奥行きがないので胡座をかくのが困難だが、空いていれば座面の上を横に座って体育座りする手もある。

サウナ室ドア上にある温度計は48度を示していたので、余裕と侮っていたら

意外と熱くてきつい!

熱さ的には最近蒸された菊名の福美湯(80度・湿度20〜30%)と同じくらいに感じたものの、ミストゆえか息苦しい。

室内の温度は48度だとしても、高温の霧を纏っているようなものなので不快指数MAX
とても12分間とかは蒸されることはできなかった・・・。
せいぜい6分かな?
なかなかの修行だ。(-_-;)

水風呂に立ちシャワーまである!

松の湯はミストサウナに無料で入れる上に、水風呂まである!

サウナ室の隣にある水風呂は小さくてソロ専用だ。

サウナ室ドア上に掲げられている注意書きには、立ちシャワーで汗を流してから水風呂へ入るよう書かれている。


というわけで、松の湯には立ちシャワーブースも一つある

お湯も水も出るホースのハンドシャワー。
水を出してみると、

冷たい!

しかし、立ちシャワーブースはサウナ室とは浴場内の対角線上、つまり反対のところにあるのだ。

と、遠い・・・。(-_-;)

早く水風呂に入りたいんだよ、という心理に逆らっているw。


水風呂に手桶があるから、水風呂から水を掬って浴びてもいいが、体を洗っている人に冷たい飛沫がかからないよう、しゃがんで浴びるなど配慮が必要だ。
混んでなくて空いてたら、洗い場のシャワーを浴びちゃうけど。

さて、小さくてほぼプライベートな水風呂だが、水温は22度を示していた。
ぬるくはないが、小さいゆえに続けざまに入るとぬるくなってしまうな。

※蛇口はハンドルが取り去られてて注水できなくなっている。

個人の体感的には水風呂より立ちシャワーの方が冷たく感じた。
よって水風呂に入った後、締めで立ちシャワーで水も浴びたのだった。

松の湯は露天風呂もなく、内湯に休憩スペースもないので、カラン前に座って皆休んでた。
(椅子はあるが介助者用なので健常者は使ってはいけない)

ちなみに滞在中、水風呂や薬湯に潜水して顔を擦ったりしてるけしからんオッサンが2人いた。コレが墨田区民というものか。

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ドライヤーも無料で使えて綿棒もある

風呂上がり。

なんと松の湯はドライヤーが無料で使える!

ドライヤーはPanasonicのイオニティが1機。
髪にイオンを与えるドライヤーが無料で使えるなんてサービス良すぎだぜ、松の湯。

ハゲのオレにはどうでもいいけど。

しかも綿棒まで置いてある!

耳垢ウエットのオレにとって綿棒が置いてあるのは、ポイント高すぎるぜ!

脱衣所中央には畳ベンチがあり、風呂上りの休憩が可能。

またレトロな黒の革張りマッサージチェアも1台ある。
背もたれからニョキッとドラえもんみたいな丸い手が出ていて、肘掛け部分などビリビリ破れてテープ補修をしているが、

今はもう動かない大きなのっぽの古時計状態だw。

松の湯ではロビーの冷蔵ショーケースで、飲料の販売も行っている。
瓶牛乳は150円、缶ビールが300円、瓶のコーラとファンタは200円。(2023年11月時点)

券売機に各飲料のボタンがあるので、お会計は券売機で済ませる。
たぶんキャッシュレス決済も可能だが、

コミュ障のオレは券売機で買う!(笑)

てなわけで、脱衣ロッカーの鍵を返し、下駄箱の鍵を受け取り退店。

松の湯は、
ミストサウナ無料だし、
水分補給の水を飲ませてくれるし、
毎月26日は貸しタオル無料だし、
シャンプー・ボディソープが設置され、
水風呂もあるし、
ドライヤーが無料で使えて、
綿棒も置いてあるなんて

サービスが凄すぎるぜ!!!

おしまい。

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