三筋湯(台東区・蔵前)は錦鯉・金魚を愛でながら入浴できる外人にもおすすめの東京銭湯

隅田川ランの汗を流しに、東京都台東区三筋2丁目にある銭湯「三筋湯」に行ってみた。
コロナ後のアウトバウンドで東京に訪れる外国人が急増してるが、外人に銭湯を紹介するなら三筋湯と思ったね。

スポンサーリンク

浅草と上野と秋葉原に近い好アクセス

三筋湯の立地が観光コースに組み込みやすいのがおすすめポイントの一つ。

三筋湯は、人気観光名所の浅草・上野・秋葉原に近いのだ!

もちろん隅田川からも近いので、隅田川ランの汗を流すのにももってこいだぜ。

蔵前駅・新御徒町駅・田原町駅の3駅利用可。

で、三筋湯の最寄駅だが、都営浅草線の蔵前駅、都営大江戸線・つくばエクスプレスの新御徒町駅、東京メトロ銀座線の田原町駅が近い。

都営浅草線・蔵前駅の場合、A0出口から三筋湯まで徒歩約8分(距離約550m)

また、都営大江戸線・つくばエクスプレスの新御徒町駅の場合、A4出口から徒歩約6分(距離約400m)
新御徒町駅が三筋湯に一番近いと言える。

あと東京メトロ銀座線・田原町駅の場合、徒歩約12分(距離約850m)

スポンサーリンク

レトロな歴史的建築を味わえる

台東区の銭湯「三筋湯」の外観
マンションやビル、住宅など近代的建物が立ち並ぶエリアに突如現れるレトロな塀、瓦屋根のレトロ銭湯。
(2023年12月時点)
台東区の銭湯「三筋湯」の外観
千鳥破風、塀からはみ出る松の木、これぞ東京宮作り銭湯。
(2023年12月時点)
台東区の銭湯「三筋湯」の外観
店前には暖簾のみ。横書きを右から読ませる文明開化デモクラシー。
自販機や掲示物などレトロな雰囲気を壊すものを排除している。
(2023年12月時点)

コインランドリーなんて近代的ものもない。

レトロな日本建築を見られることも三筋湯のおすすめポイントだ。

土日も営業してる

三筋湯の営業時間は、

15時~21時。

定休日は毎週月曜日

閉店時間が他の銭湯に比べて少し早いけど、土日も営業してるから観光ルートに組み込みやすい。

スポンサーリンク

昔ながらの雰囲気を味わえる番台式。

暖簾をくぐる。
下足箱と店内への入り口が男女で異なる昔ながらの番台式。右側が男湯、左側が女湯だ。

で、玄関周りもすごいシンプル。余計なものは置いてない。
でもちゃんと靴べらはあったw。(靴べら大事)

下足箱の鍵は「PATENT」?だとか初めて見るブランドかな。
でも銭湯らしい木札の鍵。

(異なる2種類の鍵があるから、鍵を持ち去られてる下駄箱は新しい鍵を取り付けたのかもしれない。)

男湯に入ると、左側にあるはずの番台から「いらっしゃいませ」が聞こえない。

番台のおかみさん、寝てたわwww。

ワシ「すいません」
と声かけたら、おかみさん起きたw。

入浴料金520円でリーズナブル。

三筋湯の入浴料金は520円(2023年時点、東京都銭湯料金)

現金で支払った。
ペイペイなどのキャッシュレス決済は非対応。

520円というリーズナブルな料金もおすすめポイント。

レンタルタオルなし。タオルは持参がよい。

で、玄関に引き続き、番台周りもシンプル。浴用品を置いてない。

女湯からの声のやりとりで、レンタルタオルはなし・タオルを100円で販売してるようだ。

三筋湯に来るならタオルは持参がおススメだ。

スポンサーリンク

立派な錦鯉が泳ぐ庭がある脱衣所

三筋湯の脱衣所は広めかな。
天高のある格天井と店前面にある坪庭は想像の範疇。

が、脱衣所から縁側に出て坪庭に出ると、

池があって錦鯉がたくさん泳いでる。池も大きい!

(鯉を育ててんのか!?てくらいw。)

夜に三筋湯へ行ったけど、スポットライト一灯でライトアップしてるし、池の周りは岩造りで風情もあるし、一見の価値あり。
日が暮れる前にも期待、もとい、来たい

更衣ロッカーは、外壁側に8列3段のほか、中置きロッカーが2段8列ある。
ロッカーの形は縦に長い長方形で、オレのサロモントレイルブレイザー20は入った。

ちなみに、三筋湯には貸しロッカーはない。壁面の更衣ロッカーの上に常連達が浴用品を自己責任で置いて行っている。(設備投資・維持管理が嫌なのか商売気がないのかわからんが。)

でもロッカーの鍵はゴム紐でなく、カールコードが付いて新しくなっててナイス。
新らしそうな秤式体重計で、ラン後の体重チェックを済ませたら風呂だ!

金魚を愛でながらお風呂に入れる浴場

三筋湯は浴場も広めでキレイ。古くても清潔感がある。

洗い場は女湯側に6席、5席裏表の島カランが1列、外壁側に4席と計20席あった。

で、外壁側のカランはシャワー・鏡がない

代わりにガラス張りの水槽があり、金魚が泳いでる!

綱島の富士乃湯ばりに魚を愛でながら風呂に入れるぜ!

しかも金魚の数も多いし、お腹ぽっこりで愛らしい。結露を拭うときに逃げる金魚もいるけど、逃げない金魚もいて、指をタップすると口パクして、これまた愛らしい。

というわけで、金魚を愛でながら風呂に入れるのもおすすめポイント。

スポンサーリンク

シャンプー・ボディソープが設置されてるから持参不要

あと、三筋湯にはシャンプー・ボディソープ備え付けがある!

ホテルのアメニティがあるから、旅行でシャンプーやボディーソープを持ってくる人は少ないはず。
三筋湯はシャンプー・ボディソープが設置されているから、タオルだけ持参すればいいのだ。

ちなみにシャンプー・ボディソープは4セット置いてあった。

ジオラマみたいな壮観な浴槽につかれる。

浴場の天井は昔ながらの東京銭湯らしく凸型で高い
ブルーの天井・壁板・梁に、ナチュラルブラウンの柱。塗りたてなのか?剥がれもなくキレイ。古くても景観が維持されている。

背景画は富士山のペンキ絵。これも剥がれがないから最近?
で、どっかの湾から見る富士山の絵、岩礁や松の木が描かれている。

で、リアルな岩礁が背景画下の浴槽周りにあって、ペンキ絵から飛び出してきたかのようなジオラマだ!

御徒町の燕湯みたい。)

そして岩礁の一部からお湯が湯舟に注がれている。
風流かつ壮観なお風呂につかりながら、金魚を鑑賞できるのがおすすめポイント。

2種類のお風呂(浅風呂・深風呂)

で、三筋湯のお風呂は背景画岩礁下にある白湯浴槽オンリー浅風呂深風呂の2つに分かれる。

浅風呂は床からバイブラ気泡が勢いよく湧き出る
浅風呂は、横並び3人くらいできる大きさかな。

一方、深風呂は水深90cm〜1メートルくらいの深さ。
浴槽の一角から、上下2条の強力ジェットが噴出している。圧が強くて気持ちいい。
深風呂は2人くらい入れる大きさかな。

お湯は同じ水質の白湯。
水温計はなかったけど、体感で42〜43度くらいかな。最初熱いと感じるけど、慣れてカラダを温められる温度だ。

立ちシャワーも2ブースある。

あと、三筋湯には立ちシャワーが2ブースあるから膝が痛くて座れない人も安心。

オーバーヘッドシャワーでお湯も水も出る
水は冷たく、ブース前面に段差があり、足を乗せられる。

ってことは、ホースのシャワーではないものの、ランニング後の足をアイシングしやすいのだ。

で、金魚で鑑賞しながら温冷交互浴の休憩だ。

さて風呂上がり。

三筋湯男湯にはPanasonicのドライヤーが1機あり、有料だけど3分20円で標準的価格。ちゃんと入浴後に髪を乾かすことができる。

ただブラックウルフ・スカルプエッセンスのテスターが1つあるものの、マッサージチェアはないし、飲料水の販売もない

ミニマム・シンプル・ソフィスティケートやで。無駄を削ぎ落としたというか、効率的というか。

ちなみに縁側にあるトイレは洋式にリニューアルされてる。

スポンサーリンク

おすすめポイントまとめ

ってなわけで三筋湯のおすすめポイントは下記の通り。

  • 浅草と上野と秋葉原に近い好アクセス
  • レトロな歴史的建築を味わえる
  • 土日も営業してる
  • 昔ながらの雰囲気を味わえる番台式。
  • 入浴料金520円でリーズナブル。
  • 立派な錦鯉が泳ぐ庭がある脱衣所
  • 金魚を愛でながらお風呂に入れる浴場
  • シャンプー・ボディソープが設置されてるから持参不要
  • ジオラマみたいな壮観な浴槽につかれる。

昔ながらの東京宮造りレトロ銭湯だけど、内装や設備はモディファイされてキレイだし、お風呂も熱すぎない。

三筋湯に訪れるまでは、大井町の東京浴場が外国人旅行者にもおすすめな銭湯だと感じてたけど、三筋湯の方がおすすめだな。

おしまい。

スポンサーリンク