鶴の湯(世田谷区豪徳寺)は昭和の昔を偲べて清潔な銭湯だった
世田谷八幡宮や大谿山豪徳寺へ参拝ランをした後に、ランニングの汗を流しに豪徳寺駅そばの銭湯「鶴の湯」に立ち寄った。
豪徳寺駅から徒歩2分とアクセス良好
鶴の湯の住所は東京都世田谷区豪徳寺1丁目。
最寄駅は小田急線の豪徳寺駅で、なんと徒歩2分、距離にして約160mと駅チカ銭湯だ!
そして上記マップをご覧になるとお分かりの通り、鶴の湯は東急世田谷線の線路沿いに立地している。
よって、東急世田谷線の山下駅からも近く、距離約220m、徒歩約3分だ!
東西南北どこからでも鶴の湯へアクセス可能なのだ!
路地の奥へ進むと、千鳥破風の宮造り建築の昔ながらの銭湯が現れる!
15時開店!火・水が定休日!
鶴の湯の営業時間は、15~24時(コロナ収束まで23時閉店)。
15時~23時!
毎週火曜・水曜日が定休だ!
店前にはベンチが置いてある他、キャリーケース置き場もある。
「旅行客が多いの?」と思いきや、ご老人たちが使うキャリーカートが置いてあった。
あ、こっちのキャリーかwww。
玄関前には脚立が置いてあり、貼り紙をしてる。軒先にも貼り紙がある。
なんか注意書きが多いな・・・。
「入浴・滞在は1時間半以内にお願いします。」とか貼ってある!
鶴の湯の下足箱の扉は半透明のこげ茶色。
小生のNIKE製厚底ランニングシューズ28.0cmは無事収まった!
総数88個ある下駄箱だが、一番下段の下駄箱はブーツが収まる大きさ。
雨の日でも安心か!?
金属の松竹錠の鍵をかけて店内へ。
鶴の湯は鍵は自己保管制。
自動ドアはコロナ感染拡大防止のため、常時開放中。2023年7月来訪時は閉じていた。
店内は改築したての雰囲気で綺麗♪。
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入浴料金はPayPay支払い可能!貸しタオルあり!
リノベーションされた鶴の湯はフロント式へ。
フロントの女将に入浴料金480円520円(2023年7月時点東京と入浴料金)を現金払い。
鶴の湯では、貸しタオル30円、貸しバスタオル100円とタオルを忘れてもお風呂に入れる!
ちなみに、ミニシャンプー40円、ミニボディーソープ60円だ!
そして支払いは現金以外にもPayPayが可能!
※入浴料金・貸しタオル・貸しバスタオルの支払いのみ
さて、男湯はどっちかな?と左右を見る。
暖簾は青と赤。
「男湯」「女湯」の文字はない。
え!?どっちだろ?
ええい、ままよ!と青い暖簾の方へ。
正解だった。
正答率95%くらいいくだろ。
2023年7月来訪時には、「男湯」の紙が画鋲で貼ってあったw。
フロントに向かって左が男湯で、右が女湯だ!
高い!さすがの格天井!
鶴の湯の脱衣所へ入ると、通路左に使用禁止の札が貼られオブジェと化しているマッサージチェア(2023年7月来訪時撤去されていた)、そして貸しロッカーが現る。
貸しロッカーは1ヶ月300円だ。
で突き当たりがトイレ。
改築したてだからか洋式でキレイ♪。
(でも綺麗に使え、と注意書きがある)
ロッカーは外壁側・店頭側の壁に設置されている。
三段構成で上二段が正方形、一番下が収納力のある縦長ロッカーだ!
ちなみにロッカーの番号の振り方が珍しくて、上→下、次に隣の列の上→下に番号が増えていくのが通常だと思うが、鶴の湯は違う。
上2段の正方形ロッカーだけで上→下、そして隣の列の上→下へ番号が増える。
つまり、最下段の縦長ロッカーを飛ばしている。
そして上2段だけで最後まで行ったら、今度は一番下の縦長ロッカーのみを横に番号を振っていた。
この法則性を見出した自分をほめてあげたい(自画自賛
縦長のロッカー内はハンガーバーが渡され、ハンガー1本吊るされている。
鶴の湯は仕事帰りのスーツを着てブリーフケースを抱えたビジネスマンにも立ち寄りやすいのだ!(知らんけどw)
見上げると、昔ながらの高い格天井。
そこからシーリングファンが一つぶら下がり回っている。
格天井より下は改築されたのかな。
現代風にきれいで清潔感ありあり。
その隣に昔ながらの秤式体重計。
「体重計で遊ぶな」とある。(注意書き多いなーw。)
あと体重計の隣には、浴用品を置けるエレクタがある。
てな感じで、ランニングウエアを脱ぎながら脱衣所を見渡していた。
鶴の湯のロッカーの鍵はゴム紐でなく、カールコード。
小生はプチ潔癖だからナイス👍。
潔癖は公衆浴場へは行かないでしょ、という声は無視する。
ロッカーに鍵をかけ、いざ内湯へ!
と、風呂場への半自動ドアにも注意書きが貼ってある。
鶴の湯、注意書き多いな。
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備え付けのシャンプー・ボディーソープは無料で使用可能だが・・
鶴の湯は奥行の少ないこぢんまりとした浴場だ。
洗い場は両側の壁に5席ずつ、3席両面の島カランが1列あり、合計16席だ。
島カランの上にリンスインシャンプー・ボディーソープが1セット設置されている!
無料で利用可能だ!
フェニックスの業務用シャンプー&ボディーソープだ。
注意書きの多さから窺える、鶴の湯の注意深さは相当なものだ。
なぜなら・・・、
各ボトルに鎖が付いている。持って帰れないように。
御徒町の燕湯スタイルだ。
さらに「持参の容器にシャンプー・ボディーソープを移して持って帰るな」との注意書きもある。
何かトラウマがあるのかw?
というわけで、空いていた島カランに座り、燕湯同様フルチンポンプをかますw。
改築済みの鶴の湯だからカランや鏡はピカピカでキレイ✨。
さらに高齢者用の手すりもついてバリアフリー化してる。
シャワーの水圧・水温は申し分なし。カラダを清めて内湯へ!
軟水風呂
内湯は2つの浴槽あり、一方は軟水風呂、もう一方は水風呂だ。
爽やかに映る青いタイルの浴槽は軟水風呂。
武蔵小杉の今井湯と同じだ。
硬度が少ない軟水だから、肌や髪がスベスベサラサラだ。
で、浴槽内は3つのエリアに分かれる。
浴槽に足を入れるとちと熱い。
水温計は41度を示していた!
水温計の隣には注意書き。
「湯舟の中で身体をこするな、顔を洗うな」とある。
バイブラバスエリア
まずは気泡が底から激しく沸き立つバイブラバス。
なんと壁に水枕付き。
2人並んで入れる幅のバイブラバスは、水枕に頭を預けることができて気持ちいい♪
奥行きがあるので向かい合って入れるほどのキャパがある。
ジェット座風呂が1席
バイブラエリアの隣にはジェット座風呂が1人分ある!
水深は深くなって1mくらい。
壁のボタンを押すと、足裏・ふくらはぎ・背中に左右2条、腰には1条のジェット水流が噴出開始。
ふくらはぎとはいえ足首近くに当たるジェット座風呂が巷には多いけど、鶴の湯のジェットは、膝下のふくらはぎにヒットしてグッド!ほぐされる~(癒
ハイパワージェットのボタンを押すときは気をつけろ!
そして最後はハイパワーボディージェットが1人分。
同じく壁のボタンを押すとジェット噴射開始!
チ〇チ〇に当たって悶絶!
上下2条のハイパワージェットが勢いよく噴射!
ハイパワージェット起動に関しては、注意書きはなかった。
「起動ボタンを押すときは十分に距離を取ろう。」
という注意書きが必要だ。
いやしかし、ものすごいハイパワーだ。
68kgの小生は、体重を壁側(ジェット側)に預けないと前のめりになってしまう。
上下2条のジェット水流なので、背骨に当たってボキボキ折られてしまうんじゃないかと思うほど。
なので自分で体勢を色々変えて、水圧の当たるポイントを調整しなければならない。
いろんなポーズをとるから、側から見たら「何やってんだ?あいつ?」と思われたかもしれないw。
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水風呂あるがサウナなし!
上記ジェット系バスの浴槽の隣には水風呂がある。
水風呂は小さく、せいぜい大人2人分。
水温は16~18度を示し、ぶくぶくバイブラが発生して冷たい!
水風呂はあるが、残念ながら鶴の湯にはサウナはない!
だから温冷交代浴を行い、ランニングの疲れを癒す。
サウナあればいいのに。
あと鶴の湯には立ちシャワーも1つある!
シャワーヘッドは固定型。
お湯だけでなく水もでるから、温冷交代浴も可能。
水は水風呂ほど冷たくないけど。
内湯は以上だ。
背景画は、どっかの湖畔から望む富士山のペンキ絵。
2021年10月来訪時、左下に「2020年5月20日ナカジマ」とサインがある。
2023年7月来訪時には、「2022年ナカジマ」とあった。
定期的に塗り替えてるみたいだが、銭湯絵師・中島盛夫氏の作品だ。
浴場を見上げると、他の宮造銭湯(例えば五反田の松の湯)と同じく高い天井。
鶴の湯は淡いブルーの板に濃いブルーの梁。
外光も差し込み、浴室内は明るい。
板が剥げている箇所もなく清潔感がある。
サッシから上の方は、昔ながらの造りを生かしていて、サッシから下はタイルやカランなど新しく改装したような感を受ける鶴の湯の浴場だった。キレイで清潔感あるよ。
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なんと露天風呂もある!
なんと鶴の湯には露天風呂もあるのだ!
外壁側にある扉を開けると、うなぎの寝床みたいに細長いスペースがある。
タイル張りスペースの手前は段差があってベンチ用になっていて座れる。
つまりは外気浴可能なのだ。
サウナ、なんでないんだろ。惜しい。
そして、奥の方半分が露天風呂になっている。お湯は32度を示していたがそこまでぬるくない。36~38度くらいじゃない?
2023年7月来訪時は40度くらいだった。
3人くらい横並び、もとい縦並びできる大きさ(縦に長いんだよね)。
細長い露天風呂は白湯のバイブラ気泡風呂。
周囲の壁は高く、さらに竹囲いもあるので開放感はあまりないが、改築で増築したのか?新しくて綺麗な露天風呂だ
東急世田谷線の音を聞きながら、見上げて空を眺めることができる。
ちょっと風流だ。
さて、風呂上り。
女湯とを隔てる壁には洗面台が一つあり、Panasonic製のドライヤーが2機設置されている。
料金は3分20円と標準的。
すでに本数が少ない小生は自然乾燥だが。(T_T)
外壁側のロッカー隣から浴室入り口にかけてL字にベンチが設置されている。
「裸で座るな」とここでも注意書き。
そしてうちわもあり。
エアコンや扇風機が回っているから夏でも涼しい♪
フローリングの床はビチャビチャになりがちだけど、モップがちゃんと置いてある。
濡らしたら拭こうの精神。
フロント前には、ロビーというほどのスペースはないが、飲料水販売機と浴用品のショーケース、折り畳みの椅子が3脚ほど置いてある。
猫の額ほどのスペースがフロント前にあるのだ。
ビン牛乳140円、アクエリアスの500mlペットボトルが180円、懐かしの瓶コーラやファンタ(共に160円)、ラムネ140円もある。
(2023年7月時点)
いかんせん、鶴の湯は注意書きの貼り紙が多い印象だった。
「浴槽で身体をこするな」とか、「会話せず黙浴」とか内容は当然守るべきマナーだと思うけど、豪徳寺周辺は民度がアレなんかなぁ?寺の近くだからお行儀ええんちゃうんか?店主の気質なんかな?
つづく?