渋谷の銭湯「さかえ湯」は手ぶらで行けて500円でコスパ最高だ!
完全手ぶらでOKな銭湯が渋谷にあった!
銭湯と言えば、タオルとシャンプー・石鹸を入れた風呂桶を小脇に抱えて・・・、と予め準備が必要なもの。
しかし着の身着のまま、風呂に入りたいときに手ぶらで入れる銭湯があった!
それも渋谷という都会に。
山手線一周ランニングの汗を流しに立ち寄ってみた。
渋谷駅から一番近い銭湯!
さかえ湯の住所は東京都渋谷区東1丁目。
JR渋谷駅ハチ公口みどりの窓口からさかえ湯までの距離は、なんと1kmにも満たない!
距離約900mで徒歩約13分の近さだ!
※2023年1月現在、渋谷駅は再開発真っただ中のため、距離と時間については誤差が発生する恐れあり。
ちなみに渋谷駅新南口からだと約300mと至近距離だ。
位置的には渋谷と代官山の中間くらい。だから東急東横線の代官山駅からのアクセスも良好だ。
距離も渋谷ハチ公口からと同じく約900mだ。
渋谷からだとトンネルくぐって、すぐ左手に登場するアングラ感満載。

訪れた時はゲリラ豪雨の最中で、雨宿りの目的もあった。しかし、店の佇まいは看板は灯っているが営業しているのか?していないのか?不安になるくらい。



大丈夫!勇気を出して突入!
暖簾をくぐると、妖しい洞穴の奥へと誘い込まれ、女子でなくとも身構える。
ま、まじか!?
ちょっと怖いから壁に貼ってある貼り紙をチェックして、気を落ち着かせる。
貼り紙はコロナ感染拡大に伴う営業時間のお知らせだ。

当面の間、午後3時〜23時までの営業だ。また受付は22時45分までだ。
さらに、2021年7月12日から4回目の緊急事態宣言が発出されるため、親子入浴や高齢者入浴などのイベントも中止のようだ。
許すまじコロナ。
なお、定休日は金曜日。
店の前がコインランドリーになっている。

(2021年7月10日撮影)
利用者がおり、きちんと稼働はしているようだ。
で、コインランドリーを背に振り向くと・・・

(2021年7月10日撮影)
左が男湯、右が女湯。
けど、目の前の靴箱、ちっちゃくねえか!?
俺の厚底NIKEシューズは収まらないよ?
思ったら、傘用ロッカーだった(こんなんあるんや~、初めて見る)
え、靴は?
脱いだ靴、どうすんの?
・・・・・
えぇい!ままよ!
と勇気を振り絞り、入店!

この鰻の寝床みたいなところが下足箱か!
昔ながらの木札のタイプの下駄箱だ。
ランニングシューズをいれて木札を取り、鍵をかけた後、手動の引き戸を開け入店。
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昔懐かし、昭和のノスタルジック銭湯だ!
すぐ右手が番台だ。おばちゃんに入浴料470円を現金払い。さすが立地上、20代と思しき若者がわんさかいるじゃないの~⤴(注:その気はない)
脱衣所は、ちょい混み。ロッカーを探す。
壁面2面にロッカーを配置。ランニングリュック入れたいから、4つある縦長の大きなロッカーを使いたかったけど、全て使用済み(うち1個は鍵が故障中)。
貸しロッカーが12個あり、名前が扉に貼ってある。1か月200円と破格だ。
そのほかは画一的に一種類の大きさのロッカーが29個。でも正方形でなく長方形型ロッカーだから、小生のサロモンTRAILBLAZER20でも入った。
脱ぎながら周りを物色。
テレビが女湯との境い目を跨ぐように、天井近くに設置されている。ニュースを映し出していた。
エアコンは2基あるけど7月上旬ではまだ稼働せず。扇風機も天井に2基付いておりり、それが稼働していたる。トイレもあり。
一人掛けの椅子が5、6脚。そして2シーターのソファー。ソファーには雑誌や新聞が置かれている。
デジタルの体重計が一台。(風呂上がりに測ったら64.7kg!山手線一周ランニングで水分出し過ぎ!)
そして、目の前の貼り紙に・・・
ボディソープ、シャンプー、リンスは浴室にある旨の記載が!
浴室を覗くと、洗い場の一角にカゴが2つある。その中にシャンプーやボディーソープが入っているではないか!
第一印象はよくなかったけど、さかえ湯さんはいい銭湯なんじゃないの?
板張りの脱衣所は清潔感あり。濡れてもすぐ掃除できるよう、モップが立てかけてある。中置き什器は置かれていないので広々に感じる。
ランニングウェアを脱ぎ去り、タオル一枚だけを持って浴室へ。
シャンプー・ボディーソープ・リンスが備え付けあり!無料で使える!
浴場に入り、左側と奥の壁2面にシャワーヘッド付きのカランが5席ずつ。島のカランはシャワーヘッドなしで、表裏で4席ずつ。つまり洗い場は18席。
浴場入り口の左側に、椅子と風呂桶が積まれている。椅子を一つ取り、壁面の一席に座る。カラダを洗おう。
そして、左奥の隅っこ一角にボディーソープ・シャンプー・リンスがカゴの中に複数置いてあり、それぞれピックアップ。使用後はまたこのカゴに戻せとのこと。
借りたら必ず返そう。
シャワーの湯温、水圧は申し分なし。ヘッドの角度も調整可能。ランニング後のカラダを清める。
コロナ対策で風呂の窓は開けてるが、すだれで目隠ししている。夏だからカラダを洗っていても寒くなーい。
内湯は2槽のミニマム風呂。石鹸類が無料といい、銀座湯を思い出す。まさしく公衆浴場だ。
内湯の一つはバイブラバス。浴槽の段差に気をつけながら、ゆっくりと身を沈める。
湯船の底から泡が激しくブクブク沸き立つ。水面が激しく波打ち、沸騰しているかのようだ。
壁に付いているサーモミーターを見ると…、
43.0℃!?
いや全然ぬるいんだけど。多分壊れてる。
体感的に多分40度くらい。
その隣はジェットバス。壁側から2条のジェット水流が発生。それも3箇所。つまり3人横並びでジェットマッサージを受けることができる。
水圧も申し分なし。心地よいマッサージだ。しかし、こっちのジェットバス槽は隣のバイブラより熱い。壁のサーモミーターを見ると、表示なし。
ぶっ壊れてるやんけ!
体感的に多分42℃くらい。
ちなみに、左側の壁には、立ちシャワーが1つあり。ホース式なので、好きな体の部位にシャワーをかけることができ、自由度が高くてよし。
とミニマム公衆浴場だが、各浴槽は奥行きがある。向かい合って座れるくらいの奥行なので、そんなに窮屈感はなし。
バスタオルも無料で1枚使える!
浴場から出ると、脱衣場と浴室との出入り口に本棚があることに気が付いた。MDF合板のよくある3段の本棚だ。そこにバスタオルが積まれていた。貼られている注意書きをよく見ると…、
1枚だけ無料で使用可能の旨が書いてあった!
まじか!?
さすがに2枚はダメらしい。2枚目以降は有料とのこと。番代からチェックしてるぞ。
というわけで、バスタオルを一枚拝借。カゴも置いてあるから、使用済みのバスタオルはカゴに入れる。
で、ある程度、使用済みのバスタオルが溜まったら、番台のおばちゃんがカゴごと外へ持っていく。たぶんコインランドリーで洗って乾燥してるじゃなかろうか。
小生は上段のバスタオルを手に取った。乾燥機から出して少し経ったくらいでホヤホヤだった。
体を拭きながら改めて周囲をチェック。ジェルやワックスなどの整髪料もカゴの中にいくつか置いてある。
同様にカゴにいくつか洗顔料とシェービングフォームも置いてある。
なんと!これらも無料で使用可能!
すごいぞ、さかえ湯。
ちなみに髭剃りや歯ブラシは置いてない。
ドライヤーは3分20円と標準的。
さらにさらに番台の貼り紙を見ると…、
ハンドタオルも番台に申請すれば、一枚無料で貸してくれるらしい!
こりゃもう完全に、「手ぶら」で銭湯はいれるじゃん!
しかも渋谷の近くで!
470円(税込)で!!
まじコスパ最高!!!
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さかえ湯まとめ
完全手ぶらで「銭湯へ行こう」が叶うさかえ湯!
立地も渋谷・代官山からも近い!
そして夜遅くまで営業している(通常は深夜1時まで)!
さらに今流行りの昔ながらのノスタルジック銭湯!
あとは勇気を持って入店するだけ!!
仕事帰りに気分で「ひと風呂浴びて帰るか」が実現できる。こりゃまた行くな。
つづく。