横浜市緑区のヨコヤマユーランド緑・八朔の湯は、三種のサウナを楽しめるスーパー銭湯だ!
田園都市沿線の数少ない銭湯のひとつ、横浜市緑区にあるヨコヤマユーランド緑・八朔の湯。駅から遠いが銭湯ランには関係ない。銭湯までの道をひたすら走るのみだ。
青葉台駅・藤が丘駅・十日市場駅から無料送迎バスあり・駐車場もあり
無料送迎バスに乗ってアクセス可能
東名高速港北PAそばの高台にあるヨコヤマユーランド緑。北八朔公園のすぐそばだ。
駅からはやや通り立地だが、無料送迎バスが走っている。田園都市線青葉台駅・藤が丘駅、JR横浜線十日市場駅との間を、1時間に1本の割合で運行している。時刻表や送迎場所などの詳しくはユーランド緑のHPをご確認されたし。
駐車場もあり
ヨコヤマユーランド緑には駐車場が250台分用意されている。八朔の湯利用の場合は、3時間無料で以降30分ごとに200円駐車料金が発生する。駐車場は10~25時まで営業している。
各駅からのアクセス
田園都市線藤が丘駅が一番近く、距離約1.5km、徒歩約21分だ。
次いでJR横浜線十日市場駅。距離にして約1.9km、徒歩約25分だ。
ちなみに田園都市線青葉台駅からだと距離約2.2km、徒歩約29分だ。
併設の回転寿司海鮮まぐろは休業中
ユーランド緑は八朔の湯をコアにエステや回転寿司が併設され、1日楽しめそうな娯楽施設といった雰囲気。年季が入った外観で少しうら悲しい。
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八朔の湯は午前10時から営業
ヨコヤマユーランド緑にある八朔の湯は、午前10時から24時まで営業している。
八朔の湯は男湯と女湯が日替わりでなく週替わり。趣の異なる風呂を楽しめるぞ。
いきなりの要求
玄関でランニングシューズを脱ぎ、下駄箱に入れようとすると、100円硬貨を投入する下駄箱だ。ここ最近訪れた銭湯、三連荘で下駄箱から金銭要求される。
小生のナイキ厚底ランニングシューズ28cmでも問題なく収まる大きさの下駄箱。ブーツ用の下駄箱もあった。両替機は見当たらなかった。
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イベント開催日が狙い目
入浴チケット購入のため券売機へ近づくと・・・
メンズDAYで入浴料金が600円!?
通常の八朔の湯の入浴料金は下図の通り。
平日 | 土日祝 | |
大人(中学生以上) | 800円 | 900円 |
子ども(小学生) | 500円 | 600円 |
幼児(0歳~未就学児) | 200円 | 200円 |
訪れたのは平日金曜日。本来であれば平日価格800円のところ、金曜日はメンズDAYということで600円だった!ラッキー。
イベントスケジュールをHPで見ると、毎週火曜日がレディースDAYで同じく600円のようだ。あと木曜日がメンバーズDAYだ。
ちなみに八朔の湯にはナイト料金もある。19時以降は大人の入浴料金が平日600円、土日祝日は650円と割引になる。八朔の湯は24時まで営業しているので、十分サウナも楽しめるぞ。
ちなみに他のスーパー銭湯同じく、サウナ料金込みの入浴料だ。また館内着・タオルは付かない。なおレンタルタオルもあるので手ぶら入浴も可能だ。
フロントに券を提出。今回は向かって左が男湯だ。
度重なる要求
脱衣所に入るといきなり、おむつ交換台に出会う(八朔の湯は0歳から入場OKみたい)が、その後ろに中置きロッカー、左側壁一面にロッカー、そして右側にドレッサーが配置された間取り。
床はナチュラルなフローリングに対し、ロッカーはスチールのTHE☆更衣室的なもの。しかもまた100円硬貨を要求される。
またかっ!
返却される無料コインバック式ではあるが、両替機は脱衣所・玄関ともに見当たらなかったので、ここも子安の鷲の湯同様、100円玉2枚を予め用意しておくとよいだろう。
ロッカーは上下2段の縦長式はあるけど、数が少なく競争率高め。他は4段構成の正方形ロッカー。大きくはないが、小生のサロモン・トレイルブレイザー20Lは収まる大きさ。ただナイト料金割引狙いで仕事帰りに来た際は、ちときついだろう。ブリーフバッグは入らなそうだ。
脱衣所内には洋式トイレが2つ、デジタル体重計、タカナシの牛乳自販機に缶やペットの自販機が設置されている。
そして、週替わりで女湯にもなることもあるからか?ドレッサーの席数が多い。壁にドライヤー4機を携えた4席に加え、中置きのドレッサー台もある。こちらは片面3席×2で、ドライヤーが3機ほど付いている。スーパー銭湯らしくドライヤーは無料で使える。
あと綿棒も置いてある。小生の耳はウエットなのでありがたい。あとアメニティは化粧水が置いてあるくらいでシンプルだ。
では、ランニングウエアを脱ぎ捨て、ロッカーに100円を投入し、風呂へ向かう。
浴場入り口手前には、洗面所と長ベンチが置いてあった。カラダを拭けば、ここでもサウナの休憩ができそうだな。と思いつつ、店頭の案内だと、当週は和風風呂だ。
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シャンプー・ボディーソープの備え付けアリ
浴場に入ると中央に内湯、その向こうのガラス越しに露天風呂が見える。そして両サイドにカランが設置されている。
カラン数は多めで両サイド合わせて30はありそう。片面4×2の島カランもあるが、一方の片面には衝立があるので、小生みたいな粗チンのシャイボーイには他人から覗かれることなく助かる。
で、シャンプー・コンディショナー(リンス)・ボディーソープの3種が備え付けてあり、もちろん無料で利用可能なのだが、通常2〜3席に1セットの銭湯が多いのに、八朔の湯は席毎に置いてあるのだ。つまりマンツーマンだ。こりゃすごい。
カランは混合栓で、シャワーはホースタイプ、かつ節水仕様。連打か長押ししてしまうやつだね。カランや鏡の水垢からかなりの年季を感じる。
さて、カラダを清めたら内湯を制覇していこう。
まずジェットバスエリアから。八朔の湯には3種類のジェットバスが2席ずつあるぞ。
最初にボディージェット。壁面から1条のジェット水流が噴出されている。浴槽のお湯はぬるめ。38度くらい?けどジェット風呂にはいい温度だ。
その隣はジェット座風呂。ふくらはぎ・腰・背中を2条のジェット水流によるマッサージ。他の銭湯だと足裏へのジェット水流もあるんだけど、八朔の湯にはなし。また他の銭湯のジェットバスでは、ふくらはぎといえ、足首の上に当たることが多いのに対し、八朔の湯のジェットバスはちゃんとふくらはぎの肉にあたり気持ちいいぃ。柔らかめの水圧だ。
そしてリクライニングの寝風呂。足裏・両サイドからジェット水流が噴出している。膝を伸ばして座れは、両腿外側にジェットが当たる。腸脛靭帯炎にはいいかもしれない。水枕付きの寝風呂は、水枕に頭を乗せて膝を曲げれば臀部にジェット水流が当たる。つまり座る姿勢を調整することで、好みのポイントにマッサージを施すことができるのだ。
炭酸水素ナノバブル風呂!?
八朔の湯に内湯はもう1種類ある。ジェットバスエリア相当の広さの浴槽は、炭酸ガスと水素を溶け込ませた風呂だ。看板には「炭酸水素ナノバブル風呂」とある。炭酸ガスによる血行促進効果で疲れを癒やして体ポカポカ、水素効果で肌を綺麗にする、一石二鳥な風呂だ。
「炭酸」とあるが炭酸風呂みたいに皮膚に泡は付着しない。湯温も通常の炭酸泉より高く、40度?くらい。無色無臭で白湯みたい。
炭酸水素風呂の縁は檜を使用してある。そういえば今週の男湯は和風風呂みたいだが、浴場内を一見したら洋風のタイル風呂。和風、ちゃうやんけ。この檜がかろうじて和風を醸し出している。
高い天井で露天スペース側はガラス張りで採光性が高く、昼間は明るい。またベース照明がなく、壁にアンバーな間接照明があるだけだから、夜は雰囲気良さそうだ。
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激痛!歩行風呂
内湯の次は露天風呂へ。
露天スペースは竹垣に囲われ、日本庭園があり、石造りの風呂。ここはちゃんと和風だ。ユーランド緑の周りは背の高い建物もなく、海抜も高いので、露天風呂を囲う壁はウォールマリアよりも低く開放的。よみうりランドの「丘の湯」と近しい雰囲気だ。
中央にゴザ?畳?を敷いた台があり、その上に屋根を拵えた小屋みたいなものがある。寝転んで休憩してる人がいたから、外気浴にいいかもね。ただ小生はプチ潔癖ゆえ、かつ畳では水で洗い流せない点、まっ裸の他人が寝転んだ後には・・・ちょっと無理。
他には背もたれ付きの白いプラの椅子が4脚と、リクライニング付きの白いプラ椅子が3台ほど設置されており、こちらでも外気浴も心地良さそうだ。
露天風呂は3種ある。庭園の植栽前に5,6mくらいの細長さで池のように佇む歩行風呂。
玉砂利が突起となって、足ツボを刺激する。東白楽の「徳の湯」の歩行風呂の床も足ツボ刺激があるが、水深が1mほどと深く浮力が働くので、大して痛くない。対して、八朔の湯の歩行湯は水深が足首くらいで浮力が働かない。つまり、
痛いのだ。
露天風呂で真っ裸で足ツボ刺激に身悶える中年を想像してもらいたい。
見るに耐えないだろう?
歩いているのは小生くらいだった。
大瀑布の打たせ湯
その歩行風呂の端っこには、壁に囲まれた個室ブースが2つある。打たせ湯だ。足つぼの痛さに耐えつつ、打たせ湯へ避難。
しかし、この打たせ湯、圧倒的な水圧・水量により大瀑布のようになっている。滝のように座面にあたり、霧が発生している。気象条件によっては虹を観れるだろう。フルチンで足ツボ刺激に身悶える中年の向こう側に。
これほどの勢いの水圧は逆にマッサージ効果が高いのでは。巻き型改善に僧帽筋・菱形筋など肩甲骨周りにポイントマッサージを施した。
ちなみに、頭髪薄毛の頭皮マッサージにはお勧めしない。水圧で貴重な毛髪が失われるだろう。
この打たせ湯ブースを出てもまた足ツボ地獄。耐え忍びもう一つの露天浴槽へ。
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人工温泉生薬風呂
茶色いお湯の揺蕩う、石造りの浴槽は人工温泉。各地の温泉の水質に寄せた、という。この日は生薬風呂だった。温泉ちゃうやん。
漢方薬のウイキョウやケイヒなど入った生薬風呂。香りが高く「生薬だー」と感じる。湯温は41度くらいで、じっくり生薬を体内に取り込んだ。壁の下半分は石垣で、上半分は白壁の城郭風。庇もあるから雨の日でも安心だ。
ハーブ香る岩盤スチームサウナ
さて、八朔の湯の風呂を制覇したので、お次はサウナだ。何と3種類あるぞ。大まかに低音・中温・高音の3種だ。露天風呂に行く途中に低温と中温サウナがある。
まず低音から攻めていこう。
低音はハーブを炊いた岩盤スチームサウナ。床には「青玉」という鉱物を敷き、壁には遠赤外線を放出する「麦飯石」で組み立てられたサウナ室内には、ハーブが焚かれているサウナ。
中に入ると水蒸気が立ち込め、ハーブの良い香りが漂う。こじんまりとした房内は3人が寝そべっていたら入室をちゅうちょする広さ。室温は45度くらい。
岩盤浴とはいえ、石の上に岩盤着なしの素っ裸で寝そべるのは勇気がいる。流すように水はあるが、水捌けが良くなく(排水溝が周囲にない)、他人が寝そべって汗をかいた後に寝そべるのはプチ潔癖でなくても勇気がいる。
仕方ないので、房内の隅っこで体育座り。壁に寄りかかると、壁も蒸されていて熱い。ここ「低音」というが、蒸気による湿度が高いことにより、かなりきつい。不快指数マックスだ。
岩盤浴なら20分くらい、じんわり中から温まろうと考えていたが、思いのほか高湿度のせいで熱かった。岩盤着なしの素っ裸というのもあっただろう。ハーブの香りは良かったが、実は高湿度で想像よりきつかった。
キンキンの水風呂
汗を流して水風呂へ。水風呂は15〜16度でキンキン。効く〜。四肢の先がかじかんで、アイシングの効能を感じるぜ。蛇口から常時放流。5,6人くらいは入れる広さの水風呂だ、
水風呂の後は露天スペースへ出て外気浴休憩だ。
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黄土塩サウナ
続いて中温とされる塩サウナへ。しかしコロナ禍のため塩の提供は中止されている(2021年11月現在)。
サウナ室内は予想に反して広い。結構広い。タワーでなく1段だけど、広いから15人くらいは座れそう。サウナストーブを囲むようにコの字に座れるようになっている。
壁上部と天井は「黄土」を塗り固めている(色は赤褐色だけど)。壁下部と腰掛け・床にはゲルマニウム鉱石を使用。壁にはヒマラヤ山脈?の壁画がある。壁面の一部とモニュメントにはヒマラヤ岩塩を使用しているという。
そして房内中央には、座面の汗を流す掛け湯あり(「サウナストーブにはかけるな」と注意書きあり。)壁にはTVと12分計。さきほどの岩盤浴サウナよりサウナらしくなる。
「中温」ということで60度くらい。さっきより温度は上がるが、そんなに苦しくない。湿度が高くないから。余裕で12分蒸され、水風呂して休憩。
広々した高温サウナ
最後は高温サウナ。扉を開けるとさっきよりも広い!だだっ広い!2段式のタワーサウナは30人前後は入れそう。12分計とTV、温度計がある。いつものTHEサウナって感じで、温度は90度を示していた。
タオルが予め敷かれているが、プチ潔癖の小生は天地をひっくり返してから座る。定期的に敷きタオルは交換しているようだ。
映し出しているNHKの大相撲を見ながら2セットこなした。汗がドバドバ出るね、流石高温サウナ。12分は中温サウナより結構しんどい。しかも、大相撲は塩ばっか土俵に撒いて、一向に立ち合わないもどかしさから、サ室内での放映は不向きだと思う。この一番が終わったら出て水風呂だ、と考えて蒸されているが、一向に終わらねー。
でもキンキンの水風呂は格別~。そして露天での外気浴。整うわー。
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金曜日の銭湯ランはココ?
八朔の湯の隣の回転寿司屋は休業だけど、ゆーらーんど緑館内の食堂は営業していた。テーブル席と座敷席があり、券売機で食券を買うフリースタイル。料金は特別高くはなく普通かな。けどビールは高め。
ロビー相当のエリアにはコロナ対策を施し、長時間滞在できないようにしている。1人掛けソファーも距離を離して配置し、密にならないようにしている。マッサージチェアの距離は近いけど。
で、長時間滞在しないよう、キッズスペースと本棚には養生テープを貼って使用禁止になっていた。
喫煙所もある。喫煙所内にパチスロが見える。そのほかロビーにはUFOキャッチャーやガチャガチャなどのアミューズメントも少しある。ファミリーでも楽しめそうな施設だ。
なんといっても、毎週金曜日のメンズデーは通常800円のところ600円で入浴できる。そしてバリエ豊富なサウナも入れるし、こりゃ金曜日の銭湯ランはヨコヤマユーランド緑が第一筆頭かな。週変わりで趣の違う風呂も入りたいし。