横浜市鶴見区のいやさか湯はサウナ料金100円に加え水風呂・外気浴スペース完備で整える銭湯だ
よこはま月例マラソンの汗を流しに、横浜市鶴見区馬場にある銭湯「いやさか湯」へ行ったレビュー。
駅からは遠い!
横浜月例マラソン会場終わりに行くとなると一番近い銭湯になる「いやさか湯」だけど、普通に公共の交通機関を使うとなると割と遠い。
一番近い最寄り駅は、東急東横線の妙蓮寺駅。距離約1.8km、徒歩約22分だ!
同率首位の最寄り駅は、JR横浜線大口駅。妙蓮寺駅と同じく 距離約1.8km、徒歩約22分だ!
続いて東急東横線・横浜線の菊名駅。これ、上述の駅と同じ路線なんだけど、いやさか湯公式HPのタイトルが「菊名」の銭湯になってるから、一応取り上げとくw。
距離約1.9km、徒歩約25分と少し遠い。ただ菊名は急行などの停車駅なので、各駅しか停まらない妙蓮寺に比べれば、利便性は高いかもしれない・・・。
そしてもう一路線、利用可能だ。それは京急本線。その中でも生麦駅が距離的には一番近く、距離約2.4km、徒歩約31分。
というわけで、どの路線もそんなに近くないが、健脚の銭湯ランナーなら大丈夫だろう。
大丈夫だよね?
一応、バスを利用した場合も記載しておこう。
菊名駅よりバス約7分、または鶴見駅西口よりバス約11分。「東高校入口」下車徒歩3分または「西寺尾建功寺前」下車徒歩3分だ。
バスならばJR京浜東北線の鶴見駅も利用できる。なので利便性も高まるだろう。
いずれにせよいやさか湯は、
駅からは遠いのだが。
水道道から1本路地に入り、第一みゆき商店街の中にいやさか湯はある。
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駐車場完備!

いやさか湯の建物周囲は駐車可能スペース。数えてみたら、11台は車を停められる。車止めブロックなどはなく、無料のようだ。

土日祝日は午前10時から営業!

いやさか湯の営業時間は、下記の通り。
平日 | 15:00~深夜1:30 |
土日祝日 | 10:00~ 深夜1:30 |
土日祝日の営業開始は午前10時~
だから、よこはま月例マラソン後にも最適だ!
また、平日・土日祝日とも深夜1:30まで営業しているのもありがたい!
しかも、
定休日なし!年中無休!365日営業中!

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1階は下駄箱だけ。フロントは2階!
下駄箱は平成レトロ銭湯でよく見る茶色半透明の扉で鉄錠のもの。
小生のNIKE謹製厚底ランニングシューズ28センチはギリギリ収まった。奥行きが割と少ない下駄箱だった。
下駄箱の数は百十数個もあるのでキャパ大きめ。一番下の下駄箱はブーツ用で縦が長いやつ。

店名の「いやさか」とは?
『弥栄』と書いて「いやさか」です。日本字が大切に守り伝えてきた大和言葉です。
『弥』の「いや」というのは、「本来の生命力を生き生きと発現させる」という意味で「益々」という意味も含まれます。
『栄』はそのまま「栄える」という意味です。
いやさか湯で皆様の日ごろの疲れを落とし、明日への活力を養っていただければ幸いです。
いやさか湯の壁の掲示より
だそうだ。
(。 ・ω・))フムフム
階段上って2階がフロント。

2階に上がると、右手に券売機。ビレバンばりの手書き券売機だ。
入浴料金490円をポチッとな。
財布内には諭吉(1万円札)しか入ってなかったんだけど、万札対応可能な券売機でよかったε-(´∀`*)ホッ。
490円の入浴料金なのに、フロントや番台で1万円札出すのは流石に気後れする。(;^_^A
いいやつだろ?オレ。
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サウナ料金は100円!女性は何とサウナ料金無料!!
だったらサウナも付ければいいじゃん!と思ったあなた。
いやさか湯のサウナ料金は、
なんと100円!!
女性にいたっては、
サウナ無料!!
しかも
毎日!
もー、女性が羨ましいー!
(・ε・`。)イイナァ…..
で、券を買ったら、くるりと踵を返してフロントに券を渡す。
で、またくるりと踵を返して券売機の横にある男湯入り口へ。
この行ったり来たりの導線設計はやめてほしい。
フロント横に券売機置きゃぁいいのに。
で、男湯はロビーから階段を降りて1階へ。
つまり、1階の玄関から2階へ上がって、また1階へ降りる。
また、行ったり来たりだ(登ったり下ったり)。
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄アーーーーッ!!
by Di〇
小生は無駄を嫌うのだ。
ちなみに女湯は階段を登って3階にあるみたい。
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横長に広い脱衣所
階段を降りて突き当たり右から男湯脱衣所に入る。今入ってきた出入り口は、脱衣所の左端に位置し、右方向にかけて横に細長く脱衣所が広がる。
脱衣所に入るとすぐ対面に低い6列×2段のロッカー。ロッカーの天板が使えるから、荷物の多い銭湯ランナーには使いやすい。
ちなみにロッカーに左隣りにはベンチが置いてある。
で、脱衣所入って右には8列×4段のロッカー。これらの大きさはほぼ正方形。
その隣に縦長ロッカーがあるのだが、さっき降りてきた階段下のデッドスペース(窪んだところ)に上下2段の6列設置されている。中にはハンガーバーが渡されハンガーが2本ある。
これなら仕事帰りのビジネスマンも立ち寄りやすいだろう。脱衣所内にはコート掛け用のラックもあるし。
ただ、窪んだデッドスペースに設置されているので、両脇が壁であることに加え、ロッカー前に何故か藤製ラックも置かれ、
ロッカー前が狭くて、すこぶる使いにくい。(-_-;)
トイレ行っとこう。トイレは流石の洋式トイレ。で、トイレも広い。
何かにつけ、基本的に広いのは駅から遠くて敷地が広いからかな。
脱衣所奥の方は、ベンチがL字に置かれ、テーブルもある。そばにはSUNTORYの自販機も設置あり。
そして自販機の上には液晶テレビがある。TVのリモコンがテーブルの上に置かれている。
なので、
見たいTV番組を見ながら、水分補給と休憩が可能だ!
で、先程の低い6列×2段のロッカーの右隣には、洗面所が2つ。ドライヤーが1機あり、
無料で使用可能だ!
さらに、
綿棒も置いてある!
(∩´∀`)∩ワーイ
耳垢ウエットの小生は耳掻きでなく綿棒派なので、綿棒ある銭湯はポイント高いのだ。
あと、脱衣所内にある体重計は、デジタルと秤式の2台。身長が高い小生は、秤式だと正確に体重を読み取れないから、断然デジタル派。
いやさか湯の脱衣所内装の雰囲気は武蔵小杉の今井湯に似てると感じた。また、広さや清潔感・設備・サービスなどを感がると、町銭湯としてはすごくいい、と個人的に感じる。
たた、設備老朽化は出始めていて、浴場への扉は半自動だけど故障中みたい。だから、手動でキチンと締めないといけないw。
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シャンプー・ボディーソープは持参が必要!
浴場も脱衣所と同じく、奥行きはなく横に広い。
まず眼前に横長の大浴槽。右側の窪んだエリアは洗い場スペース?で、カランが3つずつ背中合わせに配置。
で、左手に立ちシャワーが2ブース。続いて壁伝いにL字にカランが設置されている。都合13個のカラン。
先にカラダを清めよう。
いやさか湯にはシャンプーやボディーソープの備え付けはない!
したがって、
持参が必要だ!
シャワーの水温、水圧は申し分なし。カラダを清めたら内湯大浴槽へ!
超音波バイブラ寝風呂!
浴槽に足を入れると少し熱め。水温計を見ると42度。
うん、こんなだろうな。最初熱いけど慣れる温度だから。
広い白湯の大浴槽は、壁沿いにバリエーション豊かな風呂たちがある。
まず、バイブラ気泡がぶくぶく沸き立つ寝風呂が2席分。
水枕付きで、リクライニングのように水底があ起伏してる。
ただ、寝た時に足裏に当たる部分が隆起して壁になってるので、寝るときに脛をぶつけないよう要注意だ。(ぶつけた人)
気泡は大きめだが、いやさか湯のバイブラ寝風呂は気持ちいい!
なんか振動しててマッサージ効果抜群!
水枕はあまり冷たくないけどw、これが冷たくて、湯温も40度くらいだったら、寝ちゃうかもってくらい気持ちよかった。
ぐるりと内湯内を見渡す。内装は平成レトロな洋風風呂。背景画はなく、壁には瀑布の写真。また窓が多いので自然採光性が高く、昼間だと明るい。天井もそれなりに高く、開放感もある。
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超音波ポイントマッサージ座風呂!
隣はジェット座風呂が3席分。
足裏・ふくらはぎ・腰・背中を左右2条のジェット水流がマッサージ!
これもさっきの寝風呂と同じく、
超気持ちいい!
座風呂も水枕付きだが、高身長の小生では肩甲骨に当たってしまう。
しかし、浅く腰掛ければ、水枕に頭を預けられ、菱形筋をマッサージすることが可能だ。
ただ、足裏&ふくらはぎの気持ちよさを考えると、いやさか湯のジェット座風呂は深く座りたい。
や、ホント足裏とふくらはぎがいい気持ち。ε-(´∀`*)ホッ
2種類のボディージェットバス
その隣はボディージェットバスエリア。向かい合うように2種類のジェットバスがある。
このエリアは水深が深くなり、130センチを超えるくらいはあるだろうか。
(ちょうどへそ当たりの腹囲にジェットが当たる)
一つは円状に9つのジェット水流が壁から噴出されている(うち1つのジェットは死んでるがw)。これも負けじ劣らずハイパワー。
なおかつ、ジェットの当たる面積が広くて、
超絶気持ちいい!
この日は僧帽筋や菱形筋が凝っていて、すごく気持ちよかった。
対面にあるもう1種類のボディージェットは水流が1条だけ。
だから、こっちはちょっと物足りない。こっちもさっきの対面みたいに、円状に9条の水流が束になってればいいのに。残念。
というわけで、
いやさか湯のジェットバスたちはマッサージ効果が高くて、すこぶる気に入った!
あと同じ白湯の大浴槽にもう一種類風呂がある。電気風呂だ。両脇に電極があるが、残念ながら揉みパターンなしのビリビリタイプ。
これは好みではないのでパス。
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檜風呂もある!
これまで述べた風呂たちは、手すりなどはあるものの基本的にひと繋がりの大浴槽。
で、実はこの白湯の大浴槽の一角には、もう一種類、別の風呂がある。
なんと檜風呂までいやさか湯にはあるのだ。
お湯の温度は白湯と同じに感じるけど、壁の水温計は44度を示していた。確かに水温計そばの底から、檜風呂内にお湯が湧出しており、触れると熱い。確かに44度くらいはありそうだ。
けど、44度には感じないのはなんでだろう?と思ったら、檜浴槽に穴が開いており、隣の白湯浴槽と繋がってる。だからか?
檜浴槽はその性質なのかわからないが、「滑りやすいので注意」と注意書きが貼ってあった。
あと用賀の藤の湯みたいに、檜の香りがグッとこなかった。檜風呂の大きさは、大人2人か足伸ばして横並びできるくらいの大きさ。
2つある立ちシャワーの1つは死んでた。
いったん温まったので、温冷交代浴をかます。
いやさか湯の立ちシャワーのブースは異なる2種類。一つはホースタイプ、もう一種類はヘッド固定型の立ちシャワーだ。
カラダの好きな部位にシャワーを当てられるホースタイプの方が好みなので、そちらのブースに入る。
が!
蛇口をひねっても水が出ない!
お湯の方もひねるが、お湯も出ない!
オーマイガー!orz
ホースタイプの立ちシャワーは使えないようだ。(´;ω;`)ウッ…
で、隣のヘッド固定型は水もお湯も出るので、こちらでアイシングする。
あかすりサービスもある。
で、ちょっと気になってた、浴室入って右側の窪地の洗い場エリアへ。
なんでかって言うと、エリア入り口につっかえ棒渡してシャワーカーテンがあるから。(訪れた日はカーテン空いてたけど)
で中に入ってみると、壁に折りたたみの長テーブルが立て掛けてある。で、カラン周りには「垢すり時には移動をお願いします」と書いてある。
そうか!この窪地はあかすりエリアなのか!
あかすりする時は、長テーブルを出してカーテンを閉めるってことだな!
あかすりサービスを頼む人なんているんだろうか?入ってなさそうな気がする。
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サウナはドライとミストがあるけど、ミストは中止中。
いやさか湯の男湯にはサウナが2種類ある。
ドライサウナとミストサウナだ。
サウナ室ドアはサウナキーがないと入れない。またドア上の温度計は92度くらいを示していた。
あとドア脇にはビート板(サウナマット)が置いてあった。これはいいね。サウナ室もタオル敷いてあるけど、交換に来るかはわからない(滞在中はこなかった)。なのでビート板があるとありがたい。(プチ潔癖)
で、「ビート板を使用した後は汗を流して戻すように」と書いてある。
そりゃそうだ。(プチ潔癖)
訪れた日はサウナは入らなかったけど、中は割と広めの2段式のようだ。
ドライサウナは「専用のタオルを腰に巻くように」と書かれているけど、タオル巻いてる人は、あんまみなかったな。サウナキーあればよくね?
いやさか湯はこのドライサウナだけでなく、
ミストサウナもあるのだ。
それもドライサウナの隣にある。
ただ残念ながら、
ミストサウナは中止してた。
(一時的なのか暫く中止なのかは分からない)
ミストサウナのドアもサウナキーが必要になってた。てことは有料か。
スチームサウナが無料の銭湯は多いが、いやさか湯は違うかもしれない。
ま、でもサウナ100円だしね。100円で2種類入れると考えればお得。
水風呂は外にある!外気浴スペースもある!
ミストサウナ入り口横にはホースシャワーがある。これなら立ちシャワーまで行かずに汗をすぐ流せる。
じゃ水風呂はどこ?(。´・ω・)?
というと、
外にある!
ホースシャワーの横に、外へ出る扉があるのだ。扉から外に出ると、
左側に水風呂があり、
右側に外気浴スペースがある!
つまり、
ドライサウナorミストサウナ
→ ホースシャワー
→ 水風呂
→ 外気浴スペース
と、スムーズに移動できる最高の導線設計だ!
フロント前の券売機の動線と、玄関から男湯への導線はダメだったのに。
水風呂の温度は水温計を見ると18度。そこまでキンキンではないが、程よく手足が痛くなる。この18度が個人的には好きな温度。
水風呂は奥行きがあるので、向かい合えば大人4人くらいは入れる広さ。割と広い。
1分少々水風呂に浸かったら休憩。最高の導線設計だから、水風呂の目の前が整いスペースだ!
3人がけベンチ1台に、ガーデンチェアが3脚。うちガーデンチェア2脚は少し高くなった板の間に並べて置いてある。
この一段高くなったエリアの天井は吹き抜けになっているから、空が見える。(水風呂とベンチは屋根あるから雨でも平気)
ナイスな動線設計で整うわー。
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露天風呂まである!
そしていやさか湯には、
露天風呂まであるのだ!
さっきの水風呂とは反対方向に、外に出れる扉がある。
露天風呂スペースに出ると、目の前にカランが3つあり、またガーデンチェアが1脚ある。だからここでも外気浴ができる。
で、右側に岩造りで和風な趣の露天風呂がある。
雰囲気は横浜反町の反町浴場の露天風呂に似てる。吹き抜けだけど反町浴場より建物が高くないので、井戸の中みたいな閉塞感は少ない。
露天風呂は日替わり湯でもあり、訪れたこの日はヒアルロン酸湯だった。
(バスフレンドなどの入浴剤だけどね)
青い色のお湯が揺蕩う。フローラルムスクのいい香りがする。お湯の温度は内湯よりぬるめ。だからじっくり入って温まる。
なんか心なしか、肌が滑らかになった気がする?(´∀`)ウフッ
三宅健ばりに奇跡の40代になれるか!?
が、風呂出た後のぬるっと感が嫌だったからシャワー浴びてもうた。Σ(´ω`;)
効果半減。
ま、三宅健の肌になるには、潜って顔にも浴びさせなきゃならないがw。
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食堂もある。
さて、風呂から出たらロビーに戻る。
券売機の左脇には貸しロッカーが並んでる。1ヶ月300円だ。
ロビーにはソファーの他、ダイニングテーブル&椅子のセットが2卓ある。感染防止のアクリル板で仕切ってある。食事前提の設置だ。
なんといやさか湯は、食堂も併設。
ロビーの奥の方に出来上がった料理が置いてある。注文してから作るのではなく、オリジン弁当のように調理完成したものを陳列して、セルフで取っていく感じだ。そんなに種類は置いてなかったけど。奥には座敷もある。
あとアルコール販売や飲料の販売もあり。
ここまでくると、雑色のヌーランドさがみや蒲田の蒲田温泉を思い出す。
いやさか湯はマッサージ効果の高いジェットバスが揃い、サウナ・水風呂・外気浴が揃っており、整い導線がスムーズな点が気に入った!
近所にあるいやさか湯がある人が羨ましい。
おしまい。