綱島・大倉山の銭湯「太平館」はサウナはないけど黒湯温泉があるレトロ銭湯!

早淵川ランの汗を流しに太平館へ

この日は早淵川ランをして大綱橋でフィニッシュ。未訪の銭湯「太平館」に行くことにした。

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実は綱島駅より大倉駅の方が近い!

東急東横線「綱島」駅から綱島街道、大綱橋を南下。距離約1.1km、徒歩約14分で銭湯「太平館」に着く。

鶴見川ランからのため、綱島からのルートを先にお伝えしたが、調べたら東急東横線「大倉山」駅の方が実は近かった

距離は1kmに満たない800m、徒歩で約10分だ

断じて廃墟ではない、営業している銭湯だ

昔は栄華を極めたであろう商店に囲まれた奥に湯屋「太平館」は鎮座していた。

綱島・大倉山の銭湯「太平館」の入り口
外壁がボロボロのショップ棟が太平館の前に立ちはだかる。(2021年8月撮影)

時の流れとは残酷だ。今は荒屋に囲まれている。太平館はちゃんと営業しているので、勇気を出して、奥へ踏み入る。

綱島・大倉山の銭湯「太平館」の入り口
太平館の入り口(2021年8月撮影)

店先の営業案内をチェック。営業時間は15:30~22時、定休日は金曜だ。

太平館は昔ながらの番台式。玄関から男湯と女湯に別れる。向かって右側が男湯だった。

いつも右が男湯だな。(不思議)

玄関は奥行があって広い。けどレトロな木札の下駄箱は小さく、この日履いていたNIKEリニューラン28cmが下駄箱に入るか?一瞬不安だったが、収まった。杞憂だった。

引き戸を引いて店内へ。

番台のおじいちゃんに挨拶される。
入浴料金490円を現金でお支払い。

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太平館の脱衣所は開放的だ!

奥行きのある玄関に続き、太平館の脱衣所も広い。天井も高いが、格天井ではなかった。天井は白く塗りつぶされていた。

太平館の脱衣所で、まず驚いたのが番台の反対側の壁半分が掃き出し窓になっていて、全開になっていた。

これ、他所から見られないの!?

とそばに寄ってみると、外は3m幅くらいの路地とその向こうには家屋たち。
トキワ荘みたいな古いアパートもあって、アイビー(蔦)に侵食されて覆われている。人が住んでいる気配はないけども。

ただ「ちょっと洗濯物干そうかしら」とベランダに出たときに建物の隙間から、フ〇チンを見られそう。。
一応、表路地からは目隠しが設置されている

綱島・大倉山の銭湯「太平館」の脱衣所外の目隠し
左前方に目隠しがある。
(2021年8月撮影)

私有地だろうか。ともあれ、表通りから太平館の敷地内に人は入って来なそうだった。

掃き出し窓上部には「非常口」というプレートが付いてあった。


表通り側の壁はトイレ。案の定和式だった。鍵が大分老朽化して施錠が大変

漏らさなくてよかった~。(安堵)

つまり、一方は壁半分が「非常口」の掃き出し窓、一方はトイレ、そして一方は女湯とを仕切る壁、残る一方は浴室への出入り口だから、ロッカーは2台の中置きがメイン。珍しい。

片面2段5列、両面で20個のロッカー。それが2台だ。


太平館は浴用品も販売していた。ロッカー上にはガラスケースがあり、シャンプーやボディソープ、歯ブラシ、髭剃りなどがある。商品以外の余ったスペースにはお土産と思しきぬいぐるみが飾ってある。
あと団扇とビッグコミックオリジナルが数冊置いてあった。


ロッカーの鍵はカールコードでなくゴム紐。ゴムが濡れてないロッカーをチョイス。潔癖なんで。 
一応、壁の一角に8つほどロッカーがある。縦長の収納量がある大きなロッカーもそこに。


あと女湯とを仕切る壁は鏡になっていて、鏡の下部分は貸しロッカーが2段7列で14個ほど。


脱衣所内は、非常口そばにベンチと丸テーブルの設置あり。そして、ぶら下がり健康器(ぶら下がっていいのは70kgまで)、エアウォーカー、体重計がある。

加えて、見るからに古いマッサージチェアが2台。うち1台は、背もたれからドラえもんの手みたいなものが出てる、THE昭和レトロなやつ。

これ、実際、どういう動きすんのやろ?(未検証)


太平館の脱衣所は掃き出し窓開放してるので換気がいいが、暑い。大きな扇風機が1台稼働のみ。昭和40~50年台と思しき、今とは違うロゴのsanyoのクラシックビンテージなクーラーもあったけど稼働してなかった。そもそも動くんかいな?


あと昔懐かしの脱衣籠も積まれていた。混雑してロッカーが足りない時は籠を使っていたのだろう。繁盛していた昔に思いを馳せる。

さて、ランニングウエアを脱ぎ去り、太平館の風呂を味わうとするか!

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天然黒湯温泉を味わえ!

風呂場のカラン数は32で圧倒的。昔はさぞ賑わっていたことだろう。
壁側のカランが9個で、島カランが2台。シャワーヘッドは島カランにはなくて、壁側のカランのみ。しかも9個並ぶカランのうち8個だけだ。


壁カランの鏡の下部分は広告スペースだ。不動産屋や酒屋、診療所などが、屋号や連絡先、キャッチコピーなどを掲出している。

しかし、長年の水垢で文字が読めなくなっている部分も多々見受けられ、広告の意味はあるのかないのか

そもそも出稿している店が、現在も営業しているのか?

と考えながら、カラダを清める。


太平館の内湯は3槽構成。まず、白湯ジェットの座風呂が2人分。足裏・ふくらはぎの下の方(ワイの足が長いんか?)・腰・背中をジェット水流がマッサージしてくれる。水圧は申し分なく、お湯の温度も40度くらいで熱すぎので気持ちいい。
湯温計は42度を指していたが、壊れてるかも。
また、浴槽のタイルが所々、剥げているので注意が必要だ。

残りの2槽は黒湯だ。東京都大田区でよく見る黒湯温泉だ(池上の桜館蒲田温泉とか)。横浜の綱島にも黒湯があるのか。

で、小さい黒湯と大きい黒湯の2種類がある。

しかし、浴槽が分かれてるのは何故だ?何が違うんだろう?と考えながら小さい黒湯の方に足を浸すと・・・、

あつい!

水温計を見ると43度くらい。でもまぁ、慣れれば体を沈められない温度ではない。


ただお湯が黒いので水底が見えない。案の定段差があるので注意して浴槽内を進む。

深い!

小さい黒湯は水深が深かった。80cmほどだろうか?179cmの小生で立ったまま、半身浴できるくらいの深さだ。
浴槽内の段差に座れば、黒湯温泉の座風呂になるぞ。


でその隣の、広い黒湯は?


小さい黒湯と同じく段差がある。気をつけて進むと浅い。2つの黒湯の違いは水深のようだった。広い黒湯は体育座りでちょうどいい深さ。
お湯の温度は、先ほどの小さい黒湯と同じようだが、壁際の方は少し温度が低く感じた。熱いお湯が苦手な人は壁際をお試しあれ

 
黒湯温泉に浸かりながら浴室内を見渡す。


ここも宮造りの五反田の松の湯川崎の富士見湯のように高い天井に白壁、窓枠や梁がブルーだ。窓の採光性が高く、薄暗くは感じなかった。開放感もある。


脱衣所との壁もほぼ全面ガラス貼りなので、奥行きを感じ、なおさらに狭くは感じない。

けど、ガラスが曇らないのはなんでだろう?

換気してるから?風呂場のサッシは閉まっていたが、天井に近い窓は少し開いていた。


太平館の背景画は、富士山のペンキ絵だが、山頂が黄色い。珍しい。黄金の富士なのか?

富士の背景画の下は、海中に泳ぐ熱帯魚のモザイクタイル画。そして、女湯とを隔てる壁にはアルプスの(?)湖畔のモザイクタイル画。統一性がなく、世界観もわからないが、殺風景よりはいい!一通り鑑賞した。


太平館にはサウナ、水風呂、立ちシャワーはなし。水を浴びたければ、カランから風呂桶に水を貯めてかぶるのみ!


いやーしかし、黒湯は凄くあったまるなぁ。少しのぼせて風呂を出る。

けど太平館の脱衣所は前述の通り、エアコンがないうえに換気が良すぎて暑い。ロッカー上に置いてあった団扇を仰ぎながら、

愚息を見られてもいいや(変態)

と非常口の掃き出し窓の方へ立ち、カラダに帯びた熱を冷ました。

 
ところで、sanyoのクーラーは「ほんまに動いてないんか?」と改めて見たが、動いてなかった。番台から見られてるので、スイッチには触らんといた。でも、

クーラーの上に綿棒が置いてある!Good!

※耳垢WET


太平館には至る所に、SNOOPYやミッキーマウスなどのぬいぐるみやお土産が置いてあった。なんか昭和時代の小生の実家みたいだ。

昭和の隆盛期を窺い知れるも、今なお素敵な黒湯温泉を提供してくれる銭湯「太平館」、
ぜひできるだけ長く、営業を続けて欲しい!と切に願う。

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